Weekend Mathematics情報/「情報A」の授業(2001年度)


「情報A」の授業

「情報A」の年間指導計画(2001年度)


はじめに

私の勤務します神奈川県立大岡高校では、今年から1年生対象に「情報A」の授業を 2単位で展開することになりました。40人の生徒を教員2人で対応しています。
本校の卒業生の進路は、就職約20%、大学・短大約10%、専門学校約30%、その他約40%は 進学浪人もしくはフリーターという状況です。
なぜ、新カリ「情報A」を前倒し導入したか?  もちろん教育活動の活性化にこの「情報」という科目が貢献できるのではないかという思いがあります。 加えてもう1つ理由があります。実は本校は、平成16年度に隣の県立清水ヶ丘高校と統合し、 新しく総合学科の学校として生まれ変わる予定です。 (詳しくは、総合学科Gateway) 総合学科というものをふまえ、本校及び新校を魅力のある学校にしたい。 しかし施設もスタッフもまだ不充分な中で何ができるか?  と考えた末のことなのです。 新校では、情報科学系列を置いて、情報関連の科目を開講する予定でいます。 それらを先取り導入するためにも基礎となる必修科目をまず、と思ったわけです。 以上のような状況がありますので、カリキュラムの変更について、職員の理解は 比較的容易に得られました。結果的には、生物と地理を1単位ずつ削った分の2単位を「情報A」 に充てることになりました。
この3月に情報処理室が更新となり、生徒機40台が整備されたというのも後押しの材料でした。 インターネット接続は、4月に間に合いませんでした。1学期末をめどに準備中です。 テキストは、実教出版の「情報ITリテラシー」を使用します。
・・・というわけで、何とか「情報A」の授業をスタートさせるところまでこぎつけました。 どういう風に展開していくのか、我ながら予想しがたい部分もあります。 失敗談に終始してしまいそうな気もしています。 でもそれはそれとして、何かの参考にしていただければと思います。 何かお気づきの点、アドバイス等いただければ幸いです。 (E-mailは junko_k@yk.rim.or.jp )




第1回・オリエンテーション

最初の授業、生徒は緊張した面もちで情報処理室に入ってきました。 まずは指定席を指示して座らせて、20分程度のプレゼンテーション (「情報A」の学習の目的、情報とは、データとしてとらえる、身のまわりの電子データ、 パソコンを使って何ができるか、授業で学ぶ内容など)をしました。 初めだったせいもあって、皆熱心に聞いてくれました。

次に、情報処理室を使う上で注意する点(飲食厳禁、携帯電話等の使用禁止など)、 授業を受ける上での注意点(実習重視の科目なので、遅刻・欠席等しない。 提出物や取り組みなどで評価、ペーパーテストの実施は未定) などを説明しました。
このとき、「FDの持ち込み禁止」を言っておけば良かったと後になって思いました。実際、FDを持ち込んで ファイルを開いている生徒がいました。コンピューターウイルスの侵入が一番危惧されます。
(この教室のネットワークOSは windows 2000 server 、クライアントは windows 2000 professionalです。 Active Directoryを使って、生徒各人にユーザー名を与えられます。 server上には各人の専用フォルダが用意され、ドライブ割り当てがされています。 従ってFDを使わずにすみます。・・・という風にSEが設定してくれました。)

そして、いよいよパソコンに電源を入れてみました。
ネットワーク環境にあるので普通の家庭で使うスタンドアローンとは扱いが多少違うということ、 ログオンという操作が意味することなどを説明しました。 デスクトップにあるソフトをほんの少しいじらせて、シャットダウンです。

最後に、アンケートをとりました。小学校、中学校での経験、家庭での環境、携帯電話の利用について、 用語の知名度を問うものなどです。 小学校での経験はほとんどありませんが、中学校での経験はほぼ100%でした。 しかし、内容をみると単発なものが多く、系統だって学習してきた生徒は少ないように思いました。 また、2人に1台、3人に1台というような環境で充分な学習ができていないという状況もあるようです。 このデータはいずれ、表計算の実習で、生徒の手で集計、グラフ化、分析をさせようと考えています。



第2回・キーボード練習

キーボードの操作に慣れてもらうための時間としました。 まずはホームポジションの確認。
「先生、なぜキーボードはアルファベット順ではないの?」という質問が飛び出しました。 確かにアルファベット順の方が覚えやすい?   これは英文タイプと同じ配列、ではなぜ英文タイプはこういう配列か?  歴史的なことはわからないけれど、使用頻度の高い文字を中央に寄せたのではないかな? でも使用頻度の高い文字を単純に集中させるとそれはそれでやりにくいから、 指の動きがスムーズになるように適度に散りばめたのではないかな、と答えておきました、本当かなあ?
その後は、タイピング練習ソフト「打モモ」を使って、タイピングの練習をしました。 お弁当作りに挑戦しました。タイピングが上手だとおいしそうなお弁当になるのですが、 ミスが多いと真っ黒焦げになってしまうというものです。 カラフルな絵がついて、いかにも楽しげなので、おもしろそうに練習していました。 練習に集中しだすと、長い爪が気になりだした様子。そうそう、爪はしっかり切ってこないとね。



第3回・英文入力

キーボード上のアルファベット配置を覚えてもらうため、入力操作に慣れるため、 英文入力練習をしました。今さらこんなことをやらなくてもいいのではないかと思いがちですが、 逆にここでつまづく生徒も多いように思います。 「'」や「ー」の打ち方がわからず、そこで止まってしまっている生徒も少なくありません。 情報ぎらいを作らないように、やはり基本はしっかり教えてやらないといけないと感じています。 具体的には、Beatles の「Yesterday」の歌詞を打ってもらいました。 音楽の教科書に載っているということもあって、生徒たちもよく知っていました。 早い生徒のために、「The long and winding road」、「Hey Jude」も用意しました。 ローマ字入力に慣れている生徒も案外、この英文入力に手間どっていました。 「Word」を使いました。ワープロですから、FEP(日本語入力システム)が動いています。 それを切るのに一手間要します。英文入力だけですから、エディターの方が良かったのかなと思いました。
BGMにビートルズの曲を流そうかと思ったのですが、手元にCDがないのでやめました。 レコードならあるのですが・・・。




第4回・英文入力その2

前回入力したものを題材に、コピー&ペースト、カット&ペーストを実習しました。 歌詞は繰り返しが多いから・・・というわけです。 ファイルの保存の仕方(上書き保存、別名保存)、保存なし終了等も体験してもらいました。 具体的には、一部異なるファイルを別名保存させる、 コピー&ペーストでぐしゃぐしゃにしたファイルを破棄するなどです。
破棄した後、再び保存しておいたファイルを開くと、きれいな状態で再現される・・・案外生徒はこんな ことで驚いていました。 それにつけても話だけではだめで、実際にやってみるということがいかに大切かということを感じます。



第5回・日本語入力

「word」を使って、日本語入力(ローマ字)の演習をしました。 ローマ字入力は、全体としては以前よりスムーズだと思いますが、 かなり手間取っている生徒もいます。ローマ字表を配って (これがほしかったんだよねえ、と言っている生徒がいました) わからないところを見ながら・・・としました。 「っ」、「でぃ」、「ふぁ」、「う゛ぁ」などで立ち止まっている生徒が多く見受けられました。 ひらがな、カタカナ、漢字、単文と入力してもらいました。 英文入力ではあまり差がなかったのですが、日本語入力ではかなりの差がでます。 慣れている生徒は本当に早いです。 課題が早く終わった生徒は、好きな詩(歌詞)を書いてもらいました。 作業が早い生徒にどう対応するかというのも課題です。




第6回・日本語入力その2

情報処理室のスクリーンに毎回、”今日の授業内容”を映し出しておいて、PCの起動を待っている間に 必ず読みなさいと指導しています。この授業でどんなことをテーマにして、何を目標とするのかを 生徒に認識させるのは、大切なことだと思うからです。
具体的な作業内容なども指示します。 「作業1.前回のつづき」と書いておくと、早く来た生徒はさっそくやり始めます。 どたばたとかけこんで来る生徒に対応し、前回欠席した生徒の指導もし、ひととおり落ち着いたところで 本題に入ります。いつもこのパターンにはできませんが、なかなかいい運びです。 そうでないと40人を2人対応は現実、厳しいです。 欠席者が毎回何人かいるという状況で、その対応には本当に苦慮しています。
今回はできあがったファイルを、ファイル提出させました。 まずファイルの名前についての約束: 「1120日本語入力」というように、ユーザー名(1年1組20番)と内容でファイル名としました。 serverに「提出」というフォルダが用意されていて、そこに提出したいファイルをドラッグ&ドロップ することで提出ができます。 生徒たちは「提出」フォルダへの権限がありませんから、本当に提出できているかどうか確認できません。 先生機で「提出」フォルダの中をスクリーン表示して確認させました。
次に課題配布をしました。serverにある「課題」フォルダを表示させ、その中にあるファイルを自分のフォルダに ドラッグ&ドロップさせます。 次にファイルのリネームです。たとえば「ハリー」となっているファイル名を「1120ハリー」とさせるわけです。 それが完了した生徒はそのファイルを開き、作業に入ります。
せっかちな生徒で「課題フォルダ」にあるファイルをダイレクトに開いてしまう生徒がいます。 そうすると読みとり専用ですので、保存に一手間かかってしまいます。 自分のフォルダにコピーをしてリネームしてから開く、この一連の流れを定着させたいと思っています。 1回ではなかなかむずかしいかと思いますが、何回か繰り返すことで慣れてくるでしょう。
教員側の約束として、「提出」フォルダの中はその授業の終了時点で整理をするとしました。 そうでないと「提出」フォルダの中が種々雑多なファイルで混乱してしまいますからね。



第7回・長文入力

ひらがな、カタカナ、漢字、記号と適度に混ざった長文の入力練習をしました。 題材は何にしようかなと考えて、話題性のあるところで「ハリー・ポッターと賢者の石」の冒頭部分にしました。 前回「課題」フォルダを通して配ったものはタイトルしか入っておらず、続きの部分を入力してもらいました。 こういう作業はかなり集中してやります。 我々としては入力だけしていてもねえ・・・と思うので、 途中で止めると、最後までやりたいと言います。 (放課後来て続きを打ってもいいですか? という生徒もいるほです。)
本題はページ設定と改行コードについての話をしました。 生徒たちはお手本にならって改行していきます。そうすると、1行の文字数を 変えたり、ページ設定を変えたりしたときにどういう状況になるか、がたがたの見づらい状態になることを提示しました。 (時間がなくてできませんでしたが、実際に生徒1人1人にやってもらった方が良かったと思いました。)
また、誤ってB5設定のファイルを配ってしまったので、 印刷をするためにA4設定に変更してもらったのですが、 これは結果として返って良かったです。 自分が入力したものが、あっという間にA4設定に変わる、驚きの声をあげている生徒もいました。
授業の最後に「ワープロを使うメリットはなんだと思う?」と問いかけました。 やはり、「きれいに仕上がるところ!」という声が返ってきました。 それもあるけど、1番のメリットは今日やったみたいに後から編集できるところなんだよ、 入力したデータをいかようにも加工できる、 これは手作業ではまねできないことだよね、と締めくくりました。こちらの目を盗んで縦書きに変更している生徒 がいて、でも彼は妙に納得していました。



第8回・文字の装飾とレイアウト

ワープロなどで文書を作る際に、ある部分を強調したり、目立つようにしたりしたいよね、 と授業を始めました。
まず自分の名前を、漢字、ひらがな、ローマ字で入力させました。 ローマ字で案外とまどう生徒が多いです。ワープロですと勝手に日本語に変換してしまいますからね。
「では次にこの3種類の名前を10行分用意して!」
「えーっ、そんなに書くのいやだよ。」
「確かにいやだよねえ。」
「あっ、わかった、コピーだ!」
「コピーってどうやるんだっけ?」
というわけでコピーの復習でした。
これを題材に、文字サイズ、フォント、色の変更、飾り付けなどを提示して、実際に生徒にもやってもらいました。 自分の名前が画面いっぱいの大きさで表示されたり、かっこいい英文フォントになったり、色もカラフル、 生徒たちはにぎやかにとても楽しげにやっていました。 最後に「保存なし終了!」と言うと、惜しそうにしていました。

後半は、課題として「社会見学の案内」を作ってもらいました。 文書を入力するところから始めると、時間がかかるのと、個人差があるということで、プレーンなテキスト文書を与え、 編集(文字の装飾やレイアウトなど)の部分だけやってもらいました。
「先生たちってこうやって作っているんだね。」と言う生徒がいました。 「担任の先生から文書作成を依頼されたら、是非頼むね。」と言っておきました。
生徒たちが作成したものをできるだけ実際の場面で活用したいと思っていますので、 「作ってもらった文書の中で一番いいものを1つ、使わせてもらうからね。」 という設定にすれば良かったと後で思いました。
最後は提出フォルダに提出です。



第9回・ワープロ検定の問題に挑戦

前回は、編集(文字の装飾やレイアウトなど)だけだったのですが、今回は文字入力から やってもらおうということで、ワープロ検定(日本商工会議所) の4級問題(公表練習問題) に挑戦してもらいました。
1番早い生徒は15分程度で仕上がっていました。 皆、真剣に取り組んでいましたので、早く終わった生徒に対してレイアウトなどを中心に 細かい指導をすることができました。 同様の課題をもう1題用意しておいたのですが、さすがに2題目はより早く、より整った文書を作成してくれました。 3題目も必要だったかな?
教科「情報」の目標を考えた時に、 それは決してワープロ検定に合格することではないと思います。 ただ、こういった定型的な文書の作成も体験してほしかったし、 ワープロ検定に興味のある生徒の目安にはなるかなと思いました。 実際この後、受けてみようかなあ・・・なんて言っている生徒がいましたのでね。 4級合格で、実際どれほど就職に有利になるのか、はなはだ疑問ではありますが、 目標を決めて何かに取り組むというのは決して悪いことではないと思います。 大きな目標も大事だけど、目先の目標も大事かな?



第10回・ポスター作成

生活委員会でポスターを募集しているのですが、なかなか集まらないという話をきいてぴんときました。 そう、「情報」の授業で請け負おう!!

さっそく生活委員会の先生にお願いして、メッセージ(授業を大切に、いじめは犯罪です、教室をきれいに、など)をいくつか例示していただきました。 更に保健委員会の先生にもお願いしました。(あさごはんを食べよう、安易に薬にたよりすぎない、朝食抜きはふとるもと、など) これらの中から1つメッセージを選んでそのメッセージを効果的に伝えるためのポスター作りに取り組むことにしました。

実際に授業では、「Word」を使って簡単なポスターを作りましょう、ということにしました。 まず「ワードアート」でデザイン文字の作り方、「クリップアート」の挿入の仕方を練習しました。 後半は、趣旨を説明し、ポスター製作に取り組んでもらいました。 早い生徒はこの時間内に仕上げてしまいます。しかし、「クリップアート」のイラストが なかなか豊富で、選ぶのに時間がかかっているようで、全体としては仕上げることはできませんでした。 次回また続きをやりましょうということで終わりました。

5月18日(金)、校内での研究授業ということでこの授業を公開しました。 10数名の先生方が来て、生徒の活動の様子など見てくださいました。
「こういった情報の授業を受けられる生徒がうらやましい。」
「生徒同志で教え合っている姿が自然で、好感が持てた。」
「生徒たちは熱心に取り組んでいて、なかなかいい作品ができている。」
「教員が受けてもおもしろいと思う題材です。」
「生徒間でのスキルの違いをどう乗り越えるかが問題ですね。」
等々のご意見をいただきました。

生徒たちは短い時間になかなかセンスよく仕上げて行きます。 私がサンプルとして見せたものが一番へただなと思いました。 まあ、そのくらいがいいのかな?



第11回・ポスター作成その2

もう1時間かけて、ポスターの仕上げをしました。 印刷プレビュー、紙の横置き、プリンターの指定(カラー)などを指示し、作業に入ってもらいました。 完成した生徒は順次2部ずつ印刷し、1枚はそのまま提出、もう1枚は名前を書いて提出してもらいました。 もちろん無記名の1枚は、実際にポスターとして校内で使ってもらうためです。 生徒にも使わせてもらうよ!とお願いしました。 作品をいくつか紹介します。



早い生徒は、2枚目、3枚目を好きなテーマで作っていいよ、としました。 また、「1年△組○○級」、「保健室」など教室の表示を誰か作ってくれない? と頼むと何人か、 作ってくれました。 これも実際に使ってもらおうと思います!!





1台しかないカラープリンターで40人分を処理するのに多少不安があったのですが、 案の定トラブル発生でした。 印刷処理中のまま止まってしまうものがいくつかでてきてしまいました。 クライアント側で、印刷ジョブを一端削除し、再度印刷をするということで解決しました。




第12回・新聞作り

6月1日(金)に、社会見学ということで多摩テックへ出かけました。 生徒には、「多摩テックで写真をたくさん撮ってくるから、それを素材として新聞を作ってもらうからね、 しっかり取材してきてよ!」と予告しておきました。
デジタルカメラを担任の先生にお貸しして、生徒たちの活動の様子を写真に収めてもらいました。 そういった協力を得て、300枚以上の写真が集まりました。
本当は生徒にもデジタルカメラを使ってもらい、撮った写真をパソコンに取り込んで ・・・という実習をさせたかったのですが、台数が少ない(5台)ので今回はあきらめました。

授業ではまず、新聞を作る目的を話しました。 情報の授業ではとかく技術的な話しになりがちですが、そうではなく、 ある目的があって、その手段として情報機器を 使うというスタンスをとりたいと思っています。

次に条件を提示しました。A4サイズ1枚の壁新聞、タイトル、発行日、写真2枚、記事等を入れること。 その他、いままで学習した技法は、必要があれば使ってもよい等々。

次に写真の取り扱い方を説明しました。
写真はクラス別に「課題」フォルダにおき、自由に閲覧してもらいました。 自分や、友人たちが写っている写真が300枚以上もあるのですから、大騒ぎでした。 まあそれもいいかなと思って、そのままにしました。 しばらく待って落ち着いてところで、写真の取り込み方(コピー&ペースト)を説明し、それぞれ作業に入ってもらいました。

デジタルカメラの写真は画質を最低のモードにしたのですが、それでもファイルサイズが大きくなってしまいます。 全員がサーバーにアクセスし、写真を何枚も開いたら大変、クライアントのメモリーも心配、というわけで、 写真の閲覧は、サムネイル表示(表示 → 縮小版)でやってもらいました。 おかげでこの部分のトラブルはありませんでした。



第13回・新聞作りその2

前回の続きということで、新聞作りに取り組みました。
それぞれ思い思いに写真を選び、悩みながら記事を書いていました。 あくまでも新聞ですから、記事が大切、読んでおもしろいものをかいてよ!  ・・・というわけでここに時間がかかっているようでした。 プレビューするのも慣れてきて、随時確認しながら作業していました。
今回の課題では、それぞれのペースのばらつきが目立ってきました。 手際よくこなしている生徒はこの時間でもう完成させています。 まだまだ1枚めの写真と記事で止まってしまっている生徒もいます。 このペースの違いをどう吸収するかというのも課題です。 今回については、もう1枚というわけにもいかないかなと思い、 次の課題にフライングしてもらいました。
4月から使い始めたカラープリンターですが、1台しかない上に「ポスター」で かなりたくさん使いました。そろそろトナーが危ないかなあと思っていた矢先に、やはり警告のメッセージがでました。 すぐに注文したのですが、到着に2日かかり、 若干のクラスで、「今日は印刷できないんだ、ごめん、保存だけしっかりやっておいて」と言わざるをえませんでした。 やはり予め、予備を用意しておかないとだめですね。



第14回・新聞作りその3

前回使えなかったカラープリンターも、トナー交換で復活し、印刷できるようになりました。
1枚だけ印刷し、それを提出してもらいました。
「先生、これ返してもらえるの?」
新聞という設定ですが、見方によっては思い出のアルバム?
では、生徒の作品をいくつかご覧ください。

本文

6月1日、社会見学で多摩テックまで行きました。皆で楽しく話しながらヤキソバ作り。 煙で目が痛かったけど、一生懸命作ったから美味しかったよ。大変だったけどね・・・。
乗り物も乗りました。時間があまりなかったからゆっくりはできなかったかな?  でも皆でわいわい楽しかったよ。高校に入って初めての遠足。 友達とも、もっと仲良くなれたのでは?


本文

6月1日、1年生は多摩テックに遠足(社会科見学)に行きました。
お昼ご飯はみんなでやきそばづくり。 煙と火の熱さに苦戦しながらのお昼づくりでした。
おいしいのが出来ました★


本文

6月1日、僕ら大岡高校の1学年の生徒は多摩テックに遠足に行った。 その日は朝から少し曇りだったが、すぐに晴れて心配は無かった、 そうこうしているうちに高校の前からバスに乗って2時間ぐらいで多摩テック着いた。 着いて最初に焼きそば作りを始めた、かなり困ったのは煙である。もう目に入るはなんだで大変だった。 そうしている内に焼きそば作りも終わりみんなで遊びに行くことになった。 まず最初にUFOに乗りに行きました。UFOというのは円盤に見立てた乗り物に乗って横回転をし ながら進むというものでコーナーにさしかかった時はスゴイ勢いでビックリした。 次に行ったところは4Dシアターとかいうところで、画面が浮き出るメガネのよう なものをかけて物語を見るというもので、座席の前から水がプシューと吹いてきた時 はとてもビックリした。そして一番おもしろかったのは「ゴーカート」。 あまりスピードは出なかったが、とてもおもしろかった。 最後に抜かされたのはくやしかったけど、そして最後に観覧車に乗って帰った、 バスの時間に遅れてしまったのは多摩テックが悪い。 なぜならガイドブックに書いてあった観覧車の回る時間が違ったからだ。 だが全体としてはとても楽しい思い出作りができた。


本文

6月1日、大岡高校1年で多摩テックへ社会見学に行きました。バスに2時間ほど乗り、 目的地に到着して、焼きそばを焼き、昼食をとりました。 そして、かたづけをして、乗り物券をもらい、各自分かれて行動しました。
UFOや、ジェットコースターなど、いろいろな乗り物に乗りそれなりに楽しく遊びました。 フリーフォールのようなものにも乗りたかったのですが、 ちょうど工事中で乗れませんでした。
帰る前に、かき氷をたのんだら、 皆にシロップをかなり入れられて味がよくわからなくなり、自分もやけになって入れまくりました。 でも、まずくはなかったです。
たくさん遊び、結構楽しい一日になりました。


本文

六月一日、大岡高校では、社会見学が実施されました。 天気は生憎の曇り空でしたが、そのおかげで、気温は高くなりすぎず、過ごしやすい気温の中、 生徒達は自由に多摩テック内を見学しました。
昼食は手作りの焼きそばでした。班によっては味が薄かった・野菜が硬かった…といった、 アクシデントがあったようですが、 班員達で協力して作った焼きそばは、決して不味くはなかったようです。


本文

6月1日、大岡高校は社会見学で『多摩テック』に行きました。
みんなで焼きそばを作った!


実は3年生の自由選択科目でも同様の内容を展開しています。
3年生の作品も紹介します。

本文

東京ディズニーランド
6月1日 社会見学
3年生は、ディズニーランドへ!
いいお天気に恵まれ、初夏の気候での見学になりました。 1日には、新しく始まった「エレクトリカルパレード」があるせいか、たくさんの人が訪れました。

エレクトリカルパレード
パレードの場所とりをしている人が、たくさんいました。 まるで運動会に応援に来ているひとみたいでした。

プーさんのハニーハント
今、人気のプーさんのハニーハントでは、 2、3時間待ちで、根気よく待っている人もいれば、 諦めて他の乗り物に行ってしまう人もいました。


本文

6月1日、学校の遠足でディズニーランドに行きました。普段の行いが良いから(笑) その日はとっても良いお天気になりました!!
久しぶりだったし、大好きなディズニーランドに来れたって事で班の皆とかなりはしゃぎました。 私達が乗ったアトラクションはカリブの海賊、スプラッシュマウンテン、ビックサンダーマウンテン、 スペースマウンテン、ホーンテッドマンション、スターツアーズもっと沢山乗りたいのは あったんだけど、あまりの人の多さと時間の問題で諦めました(泣) でも、乗り物に乗った中3回も一番前に乗れてHAPPYでした♪



これらの作品を渡り廊下に掲示し、本当の意味の壁新聞として、皆に読んでもらいました。




第15回・画像作成

簡単な画像を自分で作る練習ということで、「ペイント」を使って 自分の似顔絵を描いてもらいました。
マウスだけで結構器用に描いていました。 個性的なものも多く、思わず「そっくりー!」というのもありました。
この似顔絵は、自分のロゴとして使ってもらおうと思っています。
保存は、今後の活用を考えて、ファイルサイズの小さいgif形式にしました。

作品をいくつか紹介します。







第16回・暑中見舞い作成

暑中見舞いのはがきを、中学校時代お世話になった先生に出そうということで 授業を計画しました。
生きた情報発信ということで、「かもめーる」を人数分(の1割り増し)用意しました。 それを見せて、本当にだすからねと言いました。 最初はええーっ! って言っていましたが、いざ作業を始めると皆結構真剣に書いていました。 それぞれ大岡高校での様子や、先生も元気でね、また遊びにいきますとか ほほえましい文章がたくさんありました。スペースが足りなくなる人もいるほどでした。
はがきの最後に、前回作成した"似顔絵"を入れることとしました。 そして、自分の名前を自筆で書くこと。
情報機器を使って作ったものは確かに見栄えがいいかもしれません。 でもやはりぬくもりが大事、受け取った方にそれが伝わるようにと思います。

「かもめーる」を使うんだからね。印刷は慎重にやってよ! と言うと、生徒たちはやや緊張気味。 1台しかないカラープリンターですが、できあがったはがきを受け取り、皆満足気にしていました。

宛名書き用に、出身中学校の住所一覧を用意しました。
宛名書きはすべて手書きで書かせたのですが、案外ここに手間取りました。 普段あまり宛名書きをしないのかなあ?  これもある意味では「情報」の授業、急遽宛名書きのサンプルを提示し、指導をしました。




第17回・暑中見舞い作成その2

できあがった作品をいくつか紹介します。
本文については、サンプル文に差し替えてあります。



早く出来上がった生徒は2枚目をまったくフリーで作ってもらいました。 やや作業の遅い生徒は、本文だけ消去しなさいとして、2枚目としました。 そしてそれをはがきカード(切手のない)に印刷しておみやげとしました。
かもめーるの方は、やはり書き損じ(印刷ミス)が30枚近く出てしまいました。 1枚5円の手数料で新品と交換してもらったりして、何とか足りました。






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