Weekend Mathematics/コロキウム室/NO.170
NO.1406 | 2003.8.16. | 午年のうりぼう | サイコロの問題・その後 |
先月の問題を僕は次のように考えました。
1回目より得点が下がる可能性が50%以下(得点が現状維持以上になる確率が50%以上)
の場合に2回目を行うのが有利である(そもそも有利というものは必ず得点が現状維持以上に
なるという訳ではない。だから、2回目に1回目の得点より下がることもあり得る。)。さらに、
2回目より得点が下がる可能性が50%以下(得点が現状維持以上になる確率が50%以上)
の場合に3回目を行うのが有利である。
例えば、1回目に4が出たとき、2回目に1回目より得点が下がる確率が50%なので、1回
目の4点を捨てて、2回目を行う。そして、2回目に1が出たとき、3回目に2回目より得点
が下がる確率が16.6%なので、2回目の1点を捨てて、3回目を行う。そして、3回目に
6が出たとき、それを得点とする。
1回目と1回目〜2回目と2回目〜3回目とは、それぞれ点数を捨てているので、それぞれを
独立に扱うべきである。
下図を参照してください。下図の右端の数字が得点です。
NO.1407 | 2003.8.17. | 水の流れ | 指数型母関数 |
太郎さんは、8月5日に全国算数・数学教育研究(愛知)大会に参加しました。このとき、2003年国際算数・数学能力検定ガイドという冊子をもらいました。この中で指数型母関数について、興味深い問題を見つけました。これを参考にして、今回は作成しました。