分科会(科目選択の指導と時間割の編成)
第3分科会では、「科目選択の指導と時間割の編成」ということで3人の先生からのレポートがありました。
岐阜県立岐阜総合学園高等学校の青山先生からは、県立岐阜西工業高校と県立岐阜第一女子高校が統合されるときの経緯に始まり、科目選択の指導方法、実際にマトリクスと呼ぶ同時開講表を含め時間割表を作成していく手順などについて詳しく説明をしていただきました。生徒一人ひとりの希望をできるだけ生かすことを考えると、時間割作成は大変な作業になりますから、とても参考になるお話でした。
兵庫県立淡路高等学校 の森本先生からは、農業高校を基盤とする淡路高校の教育課程の特色などをビデオを交えてお話いただきました。調理師養成施設としての指定を受けている調理系列はコースのような存在で人数調整が必要であることなど様々な課題、またそれらをふまえて系列の再編を検討していることなどもお話いただきました。
東京都立晴海総合高等学校の藤井先生からは、晴海総合高校のカリキュラムをふまえ、系列・科目選択の指導とその課題についてお話いただきました。進路の定まらない生徒、進路変更の難しさ、受験科目の増加に伴う選択の困難さ、進路指導・科目選択指導が問われるなどの課題をきちんと整理したかたちで提示していただきました。これらは総合学科に共通する課題であると感じました。