彼岸花【常泉寺】
自然は正確なカレンダーを持っているようで、「彼岸花」は決まってお彼岸の時期になると
咲き始めます。彼岸花といえば、赤いものを思い浮かべる方も
多いと思いますが、白い彼岸花があるのを御存知でしょうか。
大和市にある花のお寺
「常泉寺」では、赤いものに交じって、白い彼岸花が
たくさん見られるということで、出かけてみました。赤と白では、だいぶ印象が違いますね。
花のお寺というだけあって、境内には、たくさんの花があり、散策を楽しむことができます。 これは、籔蘭(やぶらん)というそうで、うす紫色の花をつけていますが、 中には、緑色の小さな実をつけたものもありました。ちょっと不思議な感じでした。
彼岸花は、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」をも言われます。この赤い色のせいか、 あまり好かれていないようです。
でも、よくみると、雌しべ、雄しべが長く伸びた花がいくつか集まってできていて、とても華やかで美しい花です。 子どもの頃を思いだすような、なつかしい思いのする花でもありますね。
これは秋明菊(しゅうめいぎく)、とても愛らしい花です。実際には「キク」の仲間では ないようですが、季節感のある花で、茶席にも好まれているようです。
「清流山常泉寺」という名称が水に御縁があることから、河童さまを祀っているとのことです。 境内には、この他にも大小合わせて約300体以上の河童さまがいるとか。