Weekend Mathematics/問題/問題67
67.面積を求める問題
図の斜線部分の面積を求めてください。
(1)四角形ABCDは長方形とします。
(2)四角形ABCDは面積50cm2の正方形です。 点Aを中心をして正方形を図のように30゚回転させました。
ピーター先生と中学入試の算数に挑戦!
ピーター・フランクル
新潮社
広島女学院中学校2001年度入試
(ペンネ−ム:岡田)
(1)まず点Bを原点として直線BCをx軸、直線BAをy軸とする。
次にCD間にあるAからの直線の交点をEとする。
またBDとAEとの交点をFとする。
また直線AEと直線BCを伸ばしていったところの交点をGとする。
次に直線BDと直線AEの1次関数の式を求める。
直線BDがy=3/4x
直線AEがy=-1/2x+15
これより、直線AEの式からyが0のときにGの値がでる。
0=-1/2x+15
x=30
また直線AE、直線BCの式から交点Fの値も出てくる。
3/4x=-1/2x+15
(x、y)=(12、9)
これより、三角形BFG-三角形CEGをすれば四角形ABCDの面積がでる。
(30*9*1/2)-(10*5*1/2)=110
よって四角形ABCDの面積は110cm2となる。
(2)(B)(C)とCDとの交点をEとする。
斜線部分の面積を求めるには、
50-四角形ADE(B)+AC2*π*角CA(C)/360-四角形ACE(C)とできる。
三角形AEDと三角形A(B)Eで、
∠ADE=∠A(B)E=90°
AE=AE (共通)
AD=A(B) (正方形の1辺は等しいから)
これより直角三角形の斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいので合同。
次に三角形AECと三角形AE(C)で、
AE=AE (共通)
AC=A(C) (半径が共通)
∠EAC=∠EA(C) (三角形AED≡三角形A(B)Eより)
これより2辺とその間の角がそれぞれ等しいので合同。
これから三角形AED+三角形A(B)E=DE*AD、三角形AEC+三角形AE(C)=EC*AD
よって四角形ADE(B)+四角形ACE(C)=50cm2となる。
次に正方形の面積が50cm2より1辺の長さが5√2ということが分かる。
三平方の定理より、2(5√2)2=102 となりAC=10cm2となる。
∠CABは∠CABの1/2なので45°となる。
また∠DE(B)=120°ということが分かるので、∠(C)EC=240°がでる。
よって∠(C)AC=30°となり(C)ACの扇形の面積は
102*π*30/360=25/3π
これより斜線部分の面積は
50-50+25/3π=25/3π
となり、よって斜線部の面積は25/3πcm2。
(ペンネ−ム:meira)
(1)の解答
まず、長方形ABCDで、Bを原点とし、点Bから点C方向を+x軸、
点Bから点A方向を+y軸となる座標を設定します。
点Aから直線CDへ引かれた直線の直線CDとの交点をE、直線AE、BDの交点を
F、点Eからx軸と平行な直線を−x軸方向へ引き対角線BDとの交点をG、
点Gからy軸と平行な直線を
−y軸方向へ引き直線BCとの交点をHとします。
各々の点の座標を求めると、
A(0,15)、B(0,0)、C(20,0)、D(20,15)、E(20,5)で、
直線BD:f(x)=(3/4)x ……(1)だから、点Gの座標は
G((4/3)y、5)=((20/3)、5)
点Gの座標から点Hの座標は、H((20/3)、0))になります。
直線AE:g(x)=−(1/2)x+15 ……(2)だから、
(1)と(2)を連立方程式として解くと交点Fが求まります。
(1)を(2)に代入すると、
(3/4)x=−(1/2)x+15
(5/4)x=15
x=12
これを(1)に代入し、y=9
よって、点Fの座標は、F(12,9)
ちょっと見にくいので、点の座標をアルファベット順に整理すると、
A(0,15)、B(0,0)、C(20,0)、D(20,15)、E(20,5)、
F(12,9)、G((20/3)、5)、H((20/3)、0)
です。題意の斜線部分の面積Sとは、BCEFで囲まれた面積ですから、
S=△BGHの面積+□CEGHの面積+△EFGの面積
です。
△BGHの高さは、点Gと点Hのy座標から、高さ=5、底辺は、点Bと点Hの座標から、
底辺=(20/3)
よって、△BHGの面積=(1/2)×(20/3)×5=(50/3)
□CEGHのx軸方向の長さは、点Cと点Hから、x軸方向の長さ=(40/3)、
y軸方向の長さは、点Cと点Eから、y軸方向の長さ=5
よって、□CEGHの面積=(40/3)×5=(200/3)
△EFGの高さは直線GEと点Fから、高さ=4、底辺は、□CEGHのx軸方向の長さと同じです。
よって、△EFGの面積=(1/2)×(40/3)×4=(80/3)
今、求めた三つの図形の面積を全て加えると、
S=(50/3)+(200/3)+(80/3)=(330/3)=110
答え:110平方センチメートル
(2)の解答
正方形ABCDを∠Aを中心に1回転させたと考えると、
正方形ABCDの面積×4の正方形と、∠Aを中心とし正方形ABCDの対角線の長さを半径と
する外接円ができあがります。
(正方形ABCD×4からはみ出した面積)=(半径ACの外接円)−(正方形ABCDの面積×4)
ですね。
正方形ABCDの一辺の長さは、正方形ABCDの面積が50より、
(一辺)=√50=5√2
(対角線の比):(正方形の一辺の比)=1:√2
ですから、対角線…つまり半径rの長さは、
r=5×√2×√2=10
(正方形ABCD×4からはみ出した面積)=(半径ACの外接円)−(正方形ABCDの面積×4)=10×10×π−50×4=100π−200
ですね。
正方形ABCDを∠Aを中心に90°回転させたとしたら斜線部分の面積Sは
S=(正方形ABCDの面積)+(正方形ABCD×4からはみ出した面積)/4=50+25π−50=25π
つまり、∠A=0°のときS=0。∠A=90°のときS=25πだから、90°の(1/3)、つまり30°だけ回転したとき
S=25π/3
答え:(25π/3)平方センチメートル
(ペンネ−ム:teki)
1 110cm2 2 25/3*πcm2
<解法>
1は、思い切り数学を使い、原点をAとする座標を使って解きました。
つまり、2つの対角線(?)の交点の座標は、2直線の方程式から
(12,9)となるので、後は直角三角形2つと長方形1つに分割して
面積を求めました。
2は、思い切り算数で解きました。
斜線部の面積は、面積移動をすると、正方形の対角線を半径とする
中心角30度の扇形の面積と等しくなります。
正方形の対角線の長さは、与えられた正方形の2倍の面積を持つ
正方形を考えると、ちょうどこの辺の長さに等しいので10cmと解り
ます。
あとは、面積を計算するだけですね。
自分でも、天邪鬼な解き方だと思います。はい。
(ペンネ−ム:やなせ)
問い1について
四角形ABCDは長方形なので辺DCに出来る交点をE、線AEとBDの交点をFとすると、
三角形ABFとDEFそれぞれの角度は角AFB=角DFE、角FAB=角FED、
角ABF=角EDFになりこのことから二つの三角形は相似形の三角形になる事がわかります。
(説明は、はっしょちゃいます。平行線とそれに交わる直線との角度・・・)
相対する1辺の長さがそれぞれ15cmと10cmで高さの合計が20cmですから
三角形DEFの高さは20÷(15+10)×10=8cmになります。
四角形EFBCは三角形DBCから三角形DEFの面積を
引いたものになりますから
三角形DBCの面積は20×15÷2=150平方センチメートル
三角形DEFの面積は10×8÷2=40平方センチメートル
よって四角形FBCEの面積は150−40=110平方センチメートルに
なります。
問い1の答えは110平方センチメートルです。
問い2答え
元図の□A,B,C,Dの辺DCと30度回転させた□A,(B),(C),(D)の辺(C)(B)の交点をEとした時、
問題の図形面積は以下の式で表されます。
図形A,(D),(C),C,Dの面積=多角形A,(D),(C),E,Dの面積+扇形E,(C),Cの面積・・式1
次に多角形A,(D),(C),E,Dの面積ですが
多角形A,(D),(C),E,Dの面積=□A,(B),(C),(D)の面積−◇A,(B),E,Dの面積
となりこれを式2とします。
又◇A,(B),E,Dの面積は辺A(B)と辺ADの長さはそれぞれ正方形の一辺だから、
辺A(B)=辺ADとなり、同じ様な理由で∠ADE=∠A(B)Eとなりそこから
辺DEと辺E(B)の長さは辺DE=辺E(B)となり又、辺AEは共通なので△A,D,Eと△A,(B),Eの面積は
2辺とその間の角度が等しいので△A,D,E=△A,(B),Eになります。・・これを”条件1”とし、
このことから
◇A,(B),E,Dの面積は◇A,(B),E,Dの面積=△A,D,Eの面積×2
となりこれを式3とします。
式3を式2に代入すると以下のようになります
多角形A,(D),(C),E,Dの面積=□A,(B),(C),(D)の面積−△A,D,Eの面積×2
となりこれを式4とします。
次に扇形E,(C),Cの面積ですが以下の様に表すことが出来ます。
扇形E,(C),Cの面積=扇形A,(C),Cの面積−△A,(C),Eの面積−△A,E,Cの面積・・式5
ここで△A,(C),Eの面積と△A,E,Cの面積ですが辺AE共通で辺ACと辺A(C)は
同型の正方形の対角線ですのこれ又等しく、その間の角度∠(C)AEと∠EACは
条件1から∠DAE=∠EA(B)さらに
∠(C)AE=∠DAE−∠DA(C)=∠DAE−(45-30)
∠EAC=∠EA(B)−∠(B)AC=∠EA(B)−(45-30)
∴∠(C)AE=∠EAC
よって2辺とその間の∠が等しい場合は二つの三角形は同じである事から
△A,(C),E=△A,E,Cになります。これを式5に代入すると
扇形E,(C),Cの面積=扇形A,(C),Cの面積−△A,E,Cの面積×2
となりこれを式6とします。
又△A,E,Cの面積は
△A,E,Cの面積=△D,C,Aの面積−△A,D,Eの面積
になりますからこれを式6に代入すると
扇形E,(C),Cの面積=扇形A,(C),Cの面積−△D,C,Aの面積×2+△A,D,Eの面積×2
になります、これを式7とし△D,C,Aの面積は□A,(B),(C),(D)の面積の半分でこれを
2倍する訳ですから△D,C,Aの面積×2=□A,(B),(C),(D)の面積
となりますこれを式7に代入すると
扇形E,(C),Cの面積=扇形A,(C),Cの面積−□A,(B),(C),(D)+△A,D,Eの面積×2
となりこれを式8とします。
式1に式4と式8をそれぞれ代入すると
図形A,(D),(C),C,Dの面積=□A,(B),(C),(D)の面積−△A,D,Eの面積×2+
扇形A,(C),Cの面積−□A,(B),(C),(D)の面積+△A,D,Eの面積×2
=扇形A,(C),Cの面積
となりこれを式9とします。
さて扇形A,(C),C の面積ですが正方形A,B,C,Dの面積が50cm2で∠CABは45度から半径ACの長さは
∠(C)AC=∠DAB−∠(B)AB−∠CA(B)−∠DA(C)
=90−30−(45−30)−(45−30)=30なので
扇形A,(C),Cの面積は
となり式9から、求められている図形A,(D),(C),C,Dの面積は
です。
(ペンネ−ム:ドラ)
(1)の答えは110cm2
まず、CからDの方向へ5cm(以降、単位cm省略)の点を点E、
AEとBDの交点を点Fとする。
さらに、点Fを通り、ADに平行な直線とAB,CDとの交点を、
それぞれ I,Jとする。
△ABFと△EDFについて、
AB//DEより、
∠BAF=∠DEF(錯覚) ・・・@
∠ABF=∠EDF(錯覚) ・・・A
@,Aより、2組の角がそれぞれ等しいので、
△ABF∽△EDF ・・・B
AB=15, DE=DC−EC=15−5=10
より、AB:DE=3:2。
だから、FI:FJ=3:2になることと、FI+FJ=20より、
FJ=20×2/5=8。
よって、△EDF=10×8×1/2=40
ここで、△BCD=20×15×1/2=150 なので、
求める面積は、
△BCD−△EDF=150−40=110(cm2)
(2)の答えは25π/3cm2
(回転に関しては、点Aを中心に左回りを正とする)
まず、辺CDと辺(B)(C)の交点をEとする。
次に、図のように半円の補助線も引いておく。
正方形ABCDの面積が50cm2だから、
正方形の一辺は5√2。
△ABCについて、
∠B=90°,∠BAC=∠BCA=45°より、AC=10。
∠CA(B)=∠CABー∠(B)AB=45°ー30°=15°
同様に(AEに関して対称に考えて)、∠DA(C)=15°
∠DAC=90°や、以上の事より、∠CA(C)=30°
正方形ABCDと正方形(A)(B)(C)(D)は、
AC(またはA(C))がAEに重なっている状態から、
点Aを中心にそれぞれ15°,−15°回転したもの
と考えられるので、 ・・・(1)
∠CAE=∠(C)AE=15°
△ACEについて、
∠ACE=45°,∠CAE=45°なので、
∠AEC=120°
正弦定理より、
10/sin120°=AE/sin45°
これを解いて、AE=20/√6
ここで、加法定理より、
sin15° | =sin(60°ー45°) |
=sin60°cos45°ーcos60°sin45° | |
=・・・(省略)・・・=(√6−√2)/4 |
△AEC | =(1/2)×10×(20/√6)×sin15° |
=・・・(省略)・・・ | |
=25(3−√3)/3 |
(25π/3)ー2×25(3−√3)/3 | |
= | (25π/3)ー50(3−√3)/3 |
(1/2){(25π/3)ー50(3−√3)/3} | |
= | (25π/6)ー25(3−√3)/3 ・・・(2) |
{(25πー50)/2}ー{(25π/6)ー25(3−√3)/3} | |
= | ・・・(省略)・・・ |
= | (25π/3)−(25√3/3) ・・・(3) |
△A(D)H=5√2×(5√6/3)×1/2 | |
= | ・・・(省略)・・・ |
= | 25√3/3 ・・・(4) |
(ペンネ−ム:スモークマン)
1)110
交点でできる三角形は相似だから、小さいほうは、10x8/2=40で、
結局、15x20/2-40=110 とわかります。
2)25π/3
正方形の方の斜線部は、50から、正三角形を引けばよいから
、50-2√50/√3x√50/2=50-50√3
扇型の面積は√2√50が半径で、30/360を掛けて、πx25/3
これから、15°、120°、45°の三角形を2固分引けばよいが、
これは、底辺が、√50-√50/√3で、高さが√50だから、50-50/
√3 つまり、πx25/3 が残ります。
√を使わずに、小学生はどうするんでしょうね?
(ペンネ−ム:勝浦捨てる造)
(1)Aから右下に伸びている直線がDBと交わる点をG、
DCと交わる点をE、BCの延長線と交わる点をF、とすると
僊BF と僞CFとは相似だから
15:(20+X)=5:Xから
Xは10で AB:BF=EC:CF=1:2
次にGからBC上に垂線を下ろしてBC上の点をHとすると凾fHFも僊BFとは相似になるから
AB:BF=GH:HF=1:2
そこで今かりにGHをPcm とすればHFは 2Pcmですね。
次に凾fHBは凾cCBと相似だと分るから
DC:CB=GH:HBで
15対20は 1対4/3だから GH:HB=P:(4/3)Pとなって
これより HB:HF=(4/3)P:2P=2:3になるので、BF=30を
2対3で分割すると 12:18だから HBは12cm
HFは18cmで HCも8cmと判明し それにGHも9cm と分る。
従って求める面積は 凾fHBの面積に四角形[台形/]GHCEの面積を加えたものだから
三角形GHBの面積は 12×9×1/2=54
台形GHCEの面積は14×8×1/2=56 から
54+56=110 答え110cm2
(2)(C)とA、CとAを結ぶ2本の補助線を引くだけでほぼ終わり。
つまり求める面積は 扇形A(C)Cに凾`(D)(C)を加えたものから
凾`DCを引いたものが求める面積
ところが凾`(D)(C)は凾`DCが 30度回転したものだから、
扇形A(C)Cの面積が斜線部分の面積と等しいことがわかる.
ところで ∠(C)ACは 45ー(45−30)=30で 30度
ACの長さは (√50)2+(√50)2=(X)2からX=10で10センチ
従って求める扇形の面積は 10×10×π×30/360= (25/3)π 答え (25/3)π
(ペンネ−ム:AK)
1.△BDCの面積は、15×20÷2=150p2
そのうち上部のいらない部分は相似の関係から、底辺=10、高さ=8で、面積は40.
引いて110p2。
2.A-(C)とA-Cを結ぶ。
弧AC(C)は半径10の円の12分の1の面積の扇なので
100π×12分の1.
残ったA(C)(D)とACDの面積は足すと正方形ABCDの面積と同値になるから50.
図形全体の面積から正方形ABCDの面積を引くと、
100π×12分の1+50−50=100π×12分の1
が斜線の面積。計算して
25π/3 p2。
もし円周率πを「3」と考えるなら面積は25p2。
(ペンネ−ム:けんたん)
(1)の解答
題意より、
CD上のCから5cmの点をR、ARとBDの交点をP、ARとBCの交点をQ
PからBC上に下ろした垂線との交点をHとおきます。
△QRC∽△QABより
CR:BA=QC:QB=QC:(BC+CQ)
CR=5cm BC=20cm AB=15cmより
15×QC=5×(20+QC)
∴QC=10cm
△APD∽△QPBより
AD:BQ=20:(20+10)=2:3
∴PH=AB×3/(2+3)=9cm
よって、
□PBCR=△PBQ−△RCQ
=30×9/2−10×5/2
=110
答え 110cm2
(2)の解答
求める面積をS(cm2)とすると、
S=△A(C)(D)+扇形AC(C)−△ADC
=扇形AC(C)
=AC×A(C)×3.14×30/360
ここで
□ABCD=50
=AB×BC
=AC×BD/2
=AC×A(C)/2 なので
AC×A(C)=100
よって、
S=100×3.14×30/360
=157/6
答え 157/6cm2
(ペンネ−ム:yokodon)
【第1問】
辺CDを 1 : 2 に内分する点をE(よって CE= 5 )、線分AEと線分BDの
交点をFとします。
三角形ABFと三角形EDFは相似であり、相似比はAB:ED= 3 : 2 なので、
高さの比もこれに等しくなります。
これから、三角形EDFの高さは 20×2/5 = 8 。
求める部分の面積は、従って、
(求める面積) | =(三角形BCDの面積)-(三角形EDFの面積) |
= 15×20/2 - 10×8/2 | |
= 110(cm2) ・・・(答) |
【第2問】
図中の点(C)、点(D)をC'、D' と記すことにします。
線分ACをひいてみると、求める部分の面積の計算方法は一目瞭然でしょう。
三角形ACDと三角形AC'D' は合同なので、
(求める面積) | =(三角形ACDの面積)+(扇形ACC' の面積)−(三角形AC'D' の面積) |
=(扇形ACC' の面積) | |
= π×AC2 ×30/360 |
(ペンネ−ム:モルモット大臣)
(1) 四角形ABCDにおいて線分CD上で点Cより5cmの点をEとし、線分AEと線分BDの交点
をFとします。このとき求める斜線部の四角形BFECは三角形BCD-三角形EFDここで三角
形ABFと三角形EFDは相似であり、相似比は15:(15-5=10)=3:2であるこから三角形EFD
の線分DEを底辺とした高さは20×2/(2+3)=8
以上から斜線部の四角形BFECの面積は20×15/2-10×8/2=110
答 110cm2
(2) 線分(B)(C)と線分CDの交点をE、線分ACと線分(B)(C)の交点をF、線分CDと線分A
(C)の交点をGとおきます。ここで5角形ADG(C)(D)と三角形ACGの面積に注目すると、
5角形ADG(C)(D)=三角形A(D)(C)-三角形ADG=50/2-三角形ADG
三角形ACG= 三角形ACD-三角形ADG= 50/2-三角形ADG
よって 5角形ADG(C)(D)と三角形ACGの面積は等しい。以上から求める斜線部の面積は
正方形ABCDの対角線を半径とする中心角30°の扇形AC(C)の面積に等しい。扇形AC(C
)=AC2×π×30/360 (AC×AC/2=50よりAC2=100から)
扇形AC(C)=100π/12=25π/3
答 25π/3 cm2
(ペンネ−ム:BossF)
(1)CからDにむかって5cmの点をE、
AEとCDの交点をO、
さらにOからCDに下ろした垂線の足をHとします。
DE=10cmより、OH=20x2/(2+3)=8cm
したがって、△ODE=10x8÷2=40
だから S=150-40=110cm2…答
(2)切り貼りすると、結局、扇形AC(C)になりますから、
正方形の対角線の長さをAとすると
AxAxπx30/360
ところが、正方形の面積はAxA÷2ですからAxA=100
したがって、S=25π/3 cm2 …答
(ペンネ−ム:kirkland)
1.ありきたりなやり方しか思い浮かびませんが。
△ABF∽△DEFを使って、後は適当にやる。
もしくは、△EDA∽△ECGと△AFD∽△GFBを使って、後は頑張る。
いずれにせよ、110cm2
2.小学生が普通にやるのなら、「全体−白い部分」と考えて、
△ABC+△A(C)(D)+扇形AC(C)−正方形ABCD=扇形AC(C)=25π/3 (cm2)
今風(?)に円周率を3で計算すると25cm2 とやるのでしょうが、
以下のような変形によって、中心角30°の
扇形に変形できます。面倒なので証明は省略しますが。
このような変形は、何度回転させたときでも可能です。
下図は、20°回転させたときの変形です。3回やれば、中心角20°の扇形になります。
回転させる角度をθとして、【a】という記号がaより小さくない最小の整数を表すことにすると
(例:【3.1】=4、【2】=2 変形ガウス?)、
【45/θ】回の変形で扇形になります。
(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)
1 求める面積は 110 平方センチメートルです。
図1のように補助線を引きそれぞれの三角形の面積を あ 〜 お とします。
あ:い=3:2 [△FBA∽△FDEなのでFB:FD=AB:ED=3:2 より]
い:う=3:2 [△FBA∽△FDEなのでAF:EF=AB:ED=3:2 より]
う:え=2:1 [DE:EC=2:1より]
あ=お [それぞれ底辺BF、AB・sin(∠ABF)=CD・sin(∠CDF)より]
すると、 あ:い:う:え:お=9:6:4:2:9 となります。
だから求める面積(え+お) | =四角形ABCD×(え+お)/(あ+い+う+え+お) |
=300×11/30 | |
=110 |
2 求める面積は 25π/3 平方センチメートルです。
図2のように補助線を引きます。
求める面積は、扇形AC(C) と △(C)(D)A とを合わせたものから△CDAを引いたものです。
ところが △(C)(D)A=△CDA ですから、結局 扇形AC(C) を求めればよいことが分かります。
正方形ABCDの面積が50平方センチメートルですから
対角線ACは 2×面積の平方根の10センチメートルです。
だから求める面積(扇形AC(C)) | =半径×半径×π×30度/360度 |
=10×10×π×1/12 | |
=25π/3 |
(ペンネ−ム:高橋 道広)
(1)三角形ABPと三角形EDPは相似で 相似比はAP:EP=AB:ED=15:10=3:2
三角形BEP=2/5×三角形ABE=2/5×1/2×15×20=60
三角形BCE=1/2×20×5=50
よって110cm2
(1)別解
まず三角形ABPと三角形EDPは相似で相似比は
BP:DP=AB:ED=15:10=3:2
BEと平行にACとBDの交点Pを通る直線を引きCDとの交点を
Qとする。
DQ:QE=DP:PB=2:3 QE=10×3/5=6cm
求める面積は
三角形BCE+三角形BFP=三角形BCE+三角形BFQ=三角形BCQ
=1/2×20×(5+6)=110cm2
zu2.gif
(2)もとの図形zu2.gifに直角二等辺三角形を足してzu3.gif
同じ面積の直角二等辺三角形を除くとzu4.gif 扇形になる。
zu3.gif
zu4.gif
zu5.gif
弧C(C)を作る円の半径を一辺とする正方形の面積はzu5.gif
zu6.gifから100cm2で
あることがわかるので、円の半径は10cmとなる。
よって斜線の部分の面積は 102π×30/360=25/3πとなります。
zu6.gif
モルモット大臣 | けんたん | 勝浦捨てる造 | ||||||
teki | ドラ | 高橋 道広 | ||||||
やなせ | yokodon | 岡田
夜ふかしのつらいおじさん
| スモークマン
| AK
| meira
| kirkland
| BossF
| |
今回の問題も中学入試の問題ということで、小学生の知識でどう解くのだろうかと考えてくださった 方が多かったようです。
1番については、三角形の相似、相似比を利用するのがよさそうですね。 夜ふかしのつらいおじさんの解答は、 長方形の中で分割される三角形の面積比を求めるというユニークな解答です。 また、高橋 道広さんの別解は、 「三角形の面積は底辺と高さで決まる」という性質を上手に利用した鮮やかな解答だと思います。
2番については、皆さん苦労されているようですが、扇形の面積に帰着できればあとはすんなりです。
扇形の面積の出し方は、πr2×(中心角/360)なので、r(=AC)の大きさを知りたいわけです。 しかし、BossFさんや、 モルモット大臣さんの解答にあるように、 rの値を知らなくても、r2がわかればそれでいいわけです。 つまり根号を知らなくてもこの問題を解くことはできるわけです。
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