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問題190 足し算のピラミッド
Weekend Mathematics問題/問題190 足し算のピラミッド

問題190 足し算のピラミッド

次の図は、 1 から 6 までの数を並べ、 隣り合った数を足し、その和を2つの数の下へ記入するという操作をしたものです。

 1  2  3  4  5  6
  3  5  7  9  11
   8  12  16  20
    20  28  36
      48  64 
       112

このように、「1,2,3,4,5,6」と並べて始めると、一番下は「112」になります。
では、 1 から 6 の数の順番を入れ替えることによって、下の数が「100」になるものを見つけてください。


問題の出典

ピーター・フランクルの中学生でも分かる大人が解けない問題集 代数編
日本評論社

解答

〜到着順にご紹介します〜

解答・その1

(ペンネ−ム:haya)

答:
 (a, f) = (4, 6)
 (b, e) = (1, 3)
 (c, d) = (2, 5) の組合せで合計が100となる。
つまり、組合せとしては、
 4 1 2 5 3 6
 4 1 5 2 3 6
 4 3 2 5 1 6
 4 3 5 2 1 6
 6 1 2 5 3 4
 6 1 5 2 3 4
 6 3 2 5 1 4
 6 3 5 2 1 4 の8通り。

【解き方】
合計は、
  a + 5b + 10c + 10d + 5e + f = 100
より、
  (a + f) = 5(20 - (b + e) -2(c + d))
ここから、
  (a, f) = (1, 4) or (2, 3) or (4, 6)

(a, f) = (4, 6) の時、
18 = (b + e) + 2(c + d) となり、
(b, e) = (1, 3), (c, d) = (2, 5) で解を持つ。
(a, f) = (1, 4) or (2, 3) の時は、
19 = (b + e) + 2(c + d) となり、
残りの 2, 3, 5, 6 あるいは 1, 4, 5, 6 をどのように組合せても 19 にはならない。



解答・その2

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

一番上から一番下まで進む際,一番上の各々の数が「112」に到達する経路が 何通りあるかを考える.
その通りの数だけ一番上の数字に掛け算したものの総和が112となる.
1, 6 : 1通り
2, 5 : 5通り
3, 4 : 5C2 = 10 通り
  (1+6) x 1 + (2+5) x 5 + (3+4) x 10 = 112
さて,この総和を 100 にする事を考える.
一番上の段の数字の総和は
  1+2+3+4+5+6=21
でここは変わらない.
両端に入る数字の和は5の倍数でなければ,総和は100にならない.
この和が 5 の時は,
  5 x 1 + 13 x 5 + 3 x 10 = 100
で 100 となるが,2つの数の和で 13 になるものが選べないのでダメ.
和が10の時は
  10 x 1 + 4 x 5 + 7 x 10 = 100
で,それぞれ (4, 6), (1, 3), (2, 5) という数字を選べばいい.
和が 15 の時は,どうやっても総和が 100 にならない.
答えは
  「4 1 2 5 3 6」
あるいは (4, 6), (1, 3), (2, 5) を各々交換可能なので,合計8通りある.
「4 1 2 5 3 6」「4 1 5 2 3 6」「4 3 2 5 1 6」「4 3 5 2 1 6」
「6 1 2 5 3 4」「6 1 5 2 3 4」「6 3 2 5 1 4」「6 3 5 2 1 4」

※途中から「1円玉,5円玉,10円玉21枚で100円にする組合せは?」と 同じ問題では無いかと考え,問題を置き換えたら答えに行き着きやすく なりました.



解答・その3

(ペンネ−ム:次郎長)

1から6の数字を、A,B,C,D,E,Fとすると
2段目は、A+B、B+C、C+D、D+E、E+F
3段目は、A+2B+C、B+2C+D、C+2D+E、D+2E+F
4段目は、A+3B+3C+D、B+3C+3D+E、C+3D+3E+F
5段目は、A+4B+6C+4D+E、B+4C+6D+4E+F
6段目は、A+5B+10C+10D+5E+Fとなります

つまり、A+F+5(B+2C+2D+E)=100になるA,B,C,D,E,Fを求めれば良い
つまり、
[1] A+F=5で、B+2C+2D+E=19か
[2] A+F=10、B+2C+2D+E=18かとなる

[1]A+F=5で、
  A,F=1,4の時、B,C,D,E=2,3,5,6となるが、
  B+2C+2D+E=(B+C+D+E)+C+D=19となり、
  C+D=3となり、不満足
  A,F=2,3の時、B,C,D,E=1,4,5,6となるが
  同じく、D+E=3となり、やはり不満足

[2]A+F=10の時、つまり、A,F=4,6の時
  B,C,D,E=1,2,3,5となり
  B+2C+2D+E=(B+C+D+E)+C+D=18
  つまり、C+D=7
  これは、C,D=2,5で満たす

と言う事は、(A,F)=(4,6)  (C,D)=(2,5)  (B,E)=(1,3)
なら、どれでも良いですね。各組2通り、
ええっと
 412536
 415236
 432516
 435216
 612534
 615234
 632514
 635214
の8通りですね?


解答・その6

(ペンネ−ム:浜田 明巳)

 6数をa,b,c,d,e,f(a<f)として,和を次々に求めると,
  a+b,b+c,c+d,d+e,e+f
  a+2b+c,b+2c+d,c+2d+e,d+2e+f
  a+3b+3c+d,b+3c+3d+e,c+3d+3e+f
  a+4b+6c+4d+e,b+4c+6d+4e+f
  a+5b+10c+10d+5e+f
となるので,
  a+5b+10c+10d+5e+f=100
  ∴5(b+2c+2d+e)=100−(a+f)………(1)
 故にa+fは5の倍数である.
 a<fから,
  (a,f)=(1,4),(2,3),(4,6)

i). (a,f)=(1,4)のとき,(1)から,
  b+2c+2d+e=19
  ∴2(c+d)=19−(b+e)………(2)
 故にb+eは奇数である.
  ∴{b,e}={2,3},{2,5},{3,6},{5,6}
 残りの数を考えると,
  ({b,e},{c,d})=({2,3},{5,6}),({2,5},{3,6}),({3,6},{2,5}),({5,6},{2,3})
 これらの中で(2)を満たすものは存在しない.
ii). (a,f)=(2,3)のとき,i)と同様に,b+eは奇数と分かる.
  ∴{b,e}={1,4},{1,6},{4,5},{5,6}
 (2)から,
  ({b,e},c+d)=({1,4},7),({1,6},6),({4,5},5),({5,6},4)
 残りの数を考えると,すべて矛盾する.
iii). (a,f)=(4,6)のとき,(1)から,
  b+2c+2d+e=18
  ∴2(c+d)=18−(b+e)………(3)
 故にb+eは偶数である.
  ∴{b,e}={1,3},{1,5},{3,5}
 残りの数を考えると,
  ({b,e},{c,d})=({1,3},{2,5}),({1,5},{2,3}),({3,5},{1,2})
 これらの中で(3)を満たすものは,
  ({b,e},{c,d})=({1,3},{2,5})
 a>fの場合も考えると,求めるa〜fの組は,
  ({a,f},{b,e},{c,d})=({4,6},{1,3},{2,5})
 具体的に書き出すと,
  (a,b,c,d,e,f)= (4,1,2,5,3,6),(4,1,5,2,3,6),(4,3,2,5,1,6),(4,3,5,2,1,6),
               (6,1,2,5,3,4),(6,1,5,2,3,4),(6,3,2,5,1,4),(6,3,5,2,1,4) の8通り.
エクセルのマクロで求めると,以下の通りである.

Option Explicit
'a b c d e f
' a+b  b+c  c+d  d+e  e+f
'  a+2b+c   b+2c+d   c+2d+e   d+2e+f
'   a+3b+3c+d    b+3c+3d+e    c+3d+3e+f
'    a+4b+6c+4d+e     b+4c+6d+4e+f
'     a+5b+10c+10d+5e+f
Sub Macro1()
    Sheets("Sheet1").Select
    Dim a As Integer
    Dim b As Integer
    Dim c As Integer
    Dim d As Integer
    Dim e As Integer
    Dim f As Integer
    Cells(1, 1).Value = 0
    For a = 1 To 6
      For b = 1 To 6
        If a <> b Then
          For c = 1 To 6
            If a <> c And b <> c Then
              For d = 1 To 6
                If a <> d And b <> d And c <> d Then
                  For e = 1 To 6
                    If a <> e And b <> e And c <> e And d <> e Then
                      f = 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 - a - b - c - d - e
                      If a + 5 * b + 10 * c + 10 * d + 5 * e + f = 100 Then
                        Cells(1, 1).Value = Cells(1, 1).Value + 1
                        Cells(Cells(1, 1).Value, 2).Value = a
                        Cells(Cells(1, 1).Value, 3).Value = b
                        Cells(Cells(1, 1).Value, 4).Value = c
                        Cells(Cells(1, 1).Value, 5).Value = d
                        Cells(Cells(1, 1).Value, 6).Value = e
                        Cells(Cells(1, 1).Value, 7).Value = f
                        Range("B" & Cells(1, 1).Value).Select
                      End If
                    End If
                  Next e
                End If
              Next d
            End If
          Next c
        End If
      Next b
    Next a
End Sub


解答・その7

(ペンネ−ム:まーりんandさとりん)

左から順にA,B,C,D,E,F とおくと、最終段の数は、
  10(C+D)+5(B+E)+(A+F)
と表せる。これが100になるためには、(A+F)が5の倍数になるので
(A,F)は(1,4)(2,3)(4,6)のいずれかになる。
 (1,4)か(2,3)のときは、(B+E)が奇数
 (4,6)のときは、      (B+E)が偶数 
の条件で探すと、
(A,F)=(4,6)(B,E)=(1,3)(C,D)=(2,5)で100となる。
よって、
A,B,C,D,E,F=
 4,1,2,5,3,6
 4,1,5,2,3,6
 4,3,2,5,1,6
 4,3,5,2,1,6
 6,1,2,5,3,4
 6,1,5,2,3,4
 6,3,2,5,1,4
 6,3,5,2,1,4



解答・その8

(ペンネ−ム:転位反応)

1から6までの数を任意に左から順にa,b,c,d,e,fと置くと
二項係数から、題意の数の和は次式で与えられる。
  a+5b+10c+10d+5e+f=100
整理して、
  (a+f)+5(b+e)+10(c+d)=100
両辺を10で割って、以下のように変形する。
  (a+f)/10+(b+e)/2+(c+d)=10
右辺は整数なので、
[1](a+f)は10の倍数であることから、a+f=10
  ∴a,fの可能な組み合わせは、(4,6)のみ
[2](b+e)は偶数であることから、b+e=4,6,8または10
  ∴上記@を考慮すると、b,eの可能な組み合わせは、(1,3),(1,5)、または、(3,5)
  ∴b+e=4,6,または、8
[3]c+d=10-(a+f)/10-(b+e)/2なので、
  b+e=4のとき: c+d=10-1-2=7 ∴c,dの可能な組み合わせは、2,5のみ
  b+e=6のとき: c+d=10-1-3=6 ∴c,dの可能な組み合わせは無し
  b+e=8のとき: c+d=10-1-4=5 ∴c,dの可能な組み合わせは無し
よって、各組み合わせは、(a,f)=(4,6), (b,e)=(1,3), (c,d)=(2,5),なので、
求める数の並べ方は以下の8通り。

abcdef
412536
415236
432516
435216
612534
615234
632514
635214



解答・その9

(ペンネ−ム:オヤジ)

1番上段を、左から右に A,B,〜,Fとすると
最下段は、
  A+F+5×(B+E)+10×(C+D)=100 ・・・(1)
(1)式を mod5で考えると
  A+F≡0 ・・・(2)
(2)式を 1〜6 で考えると
 A+F=1+4,2+3,4+6 の3種類
従って
(T)A+F=1+4 のとき (1)式の最小値は、
1+4+5×(5+6)+10×(2+3)=110 よってA+F=1+4は、不適
(U) A+F=2+3 のとき (1)式の最小値は、
 2+3+5×(5+6)+10×(1+4)=110 よってA+F=2+3は、不適

(3)A+F=4+6 のとき (1)式の最小値は、
 4+6+5×(5+3)+10×(1+2)=80<100
従って A+F=4+6のとき のみ 可能性があり
実際 4+6+5×(1+3)+10×(2+5)=100 
{A,F}={4,6},{B,E}={1,3},{C,D}={2,5}となる

よって ABCDEFは、次の8種類
 (ア) 412536
 (イ) 415236
 (ウ) 432516
 (エ) 435216
 (オ) 612534
 (カ) 615234
 (キ) 632514
 (ク) 635214


解答・その10

(ペンネ−ム:マシャ)

【解答】
左からa, b, c, d, e, fとおく.
aからfまでは1から6なので,
  a+b+c+d+e+f=21------------(1)
この計算の合計を上記の文字を使って書き表すと
  a+5b+10c+10d+5e+f=100
となる.
  a+f+5(b+2c+2d+e)=5*20-----------(2)
と考えると
a+fは5の倍数である
. この組み合わせは, (2,3), (1,4), (4,6)(順番の逆も含める)である.

(i) (a,f)=(2,3), (1,4)のとき
(2)より b+2c+2d+e=19
(1)より b+c+d+e=16
これらの辺々を引くと c+d=3
つまり(c,d)の組み合わせは(1,2)のみである.
しかし, (a,f)で使用している数字と重複があるため不適

(ii)(a,f)=(4,6)のとき
上記と同様にして
c+d=7
つまり(c,d)の組み合わせは(2,5)のみである.

以上から
(a,f)=(4,6), (c,d)=(2,5), (b,e)=(1,3)の並べ方であれば, 合計が100になる.

【過程】
例題の書き方を足さずに1+2,2+3の形で書いていたときに解法が思いつきました.


解答・その11

(ペンネ−ム:のっこん)

左から順にa,b,c,d,e,fと並べると
2行目は(a+b),(b+c),(c+d),(d+e),(e+f)
   ・・・・・・・・・・・・・
一番下は(a+5b+10c+10d+5e+f)
よって10(c+d)+5(b+e)+a+f=100・・・[1]となればよい
便宜的にa<f,b<e,c<dとする

(解1)
a+b+c+d+e+f=21…[2]だから
[1]−[2]より9(c+d)+4(b+e)=79・・・[3]となる
2数の和は3以上11以下だから
[3]はc+d=7,b+e=4の時満たされる
b=1,e=3,c=2,d=5
そしてa=4,f=6
左から順に4,1,2,5,3,6と並べればよい

(解2)
[1]より(a+f)は5の倍数でなければならない
T)a=1,f=4の時(残りは2,3,5,6)
  10(c+d)+5(b+e)=95
(b+e)は奇数でなければならない
  1)b=2,e=3の時10(c+d)=70 残りは5,6だから不可
  2)b=2,e=5の時10(c+d)=60 残りは3,6だから不可
  3)b=3,e=6の時10(c+d)=50 残りは2,5だから不可
  4)b=5,e=6の時10(c+d)=40 残りは2,3だから不可
U)a=2,f=3の時(残りは1,4,5,6)
  10(c+d)+5(b+e)=95
(b+e)は奇数でなければならない
  1)b=1,e=4の時10(c+d)=70 残りは5,6だから不可
  2)b=1,e=6の時10(c+d)=60 残りは4,5だから不可
  3)b=4,e=5の時10(c+d)=50 残りは1,6だから不可
  4)b=5,e=6の時10(c+d)=40 残りは1,4だから不可
V)a=4,f=6の時(残りは1,2,3,5)
  10(c+d)+5(b+e)=90
  (b+e)は偶数でなければならない
  1)b=1,e=3の時10(c+d)=70 残りは2,5だから題意を満たす
  2)b=1,e=5の時10(c+d)=60 残りは2,3だから不可
  3)b=3,e=5の時10(c+d)=50 残りは1,2だから不可
左から順に4,1,2,5,3,6と並べればよい
aとf,bとe,cとdは交換可能なので
2・2・2=8通りの並べ方があると思います



解答・その12

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

・右図のように、パスカルの三角形を考えます。
外側の左右の斜めのところは1です。
横に並ぶ左右の2数の和がすぐ下の段の数です。
10=1,11=1なので、
n-1r-1n-1r=nrの関係があてはまります。
nは行数、rは左(右)からの順番を示します。
(ただし、最初は0です)
・下図のaからfに1から6の数を割り振ります。

問題のような計算をくり返すとどうなるかを考えます。
例えば、cがどうなるかを知るには、cのところにパスカルの三角形の頂点を重ねます。

すると、cは全部で10回足されることが分かります。
このように考えて最終的には、
   1a+5b+10c+10d+5e+1f=1(a+f)+5(b+e)+10(c+d)
・ここで、a+f=X,b+e=Y,c+d=Z とおきます。
aからfまでは1から6までのどれかなので、X,Y,Zは、最小で3、最大で11です。
また、a+b+c+d+e+f=X+Y+Z=21です。
合計が100になるとして、次の式になります。
   X+5Y+10Z=100
これを次のように変形します。
   5(Y+2Z)=100-X
この式からXは、5か10です。
Y,Zを調べると次のようになります。

このうち和が21になるのは、No6のときです。
つまり、X=a+f=10、Y=b+e=4、Z=c+d=7です。
よって、aとfは4と6の組合せ、bとeは1と3の組合せになるので、cとdは残りの2と5の組合せです。
・以上から、23=8通りの場合があり、次のようになります。


解答・その13

(ペンネ−ム:ちょろんは太太)

力づくで計算します。
1段目の数を a, b, c, d, e, f とすると、
2段目の数は、 a+b, b+c, c+d, d+e, e+f
3段目の数は、 a+2b+c, b+2c+d, c+2d+e, d+2e+f
4段目の数は、 a+3b+3c+d, b+3c+3d+e, c+3d+3e+f
5段目の数は、 a+4b+6c+4d+e, b+4c+6d+4e+f
6段目の数は、 a+5b+10c+10d+5e+f

条件より、
     a+5b+10c+10d+5e+f = 100
   (a+f) + 5{b+e+2(c+d)}=100
右辺は、5の倍数だから、a+f も5の倍数でなければならない。
1〜6の数の組み合わせで、そうなるのは、1と4、2と3、4と6 である。

a と f が、1と 4、2と 3の場合、 a + f = 5 
  5 {b+e+c+d +(c+d)} = 95
  b+e+c+d = (1+2+3+4+5+6)−(a+f)=16
  c+d = 19 ? 15 = 3
加えて、3 になる組み合わせは、c と dが、1 と 2であるが、
a、f が「1と 4」でも「2と 3」でも、使われているので、不適。

a と f が、4と 6の場合、 a + f = 10
    5 {b+e+c+d +(c+d)} = 90
  b+e+c+d = (1+2+3+4+5+6)-(a+f)=11
  c+d = 18 −11 = 7
  b+e = 11 ? 7 = 4
これを満足する c と d は、2 と 5、b と eは、1 と 3
まとめると
  a=4、 b=1、 c=2、 d=5、 e=3、 f=6
 (a と f、b と e、c と d は、交換可能)



解答・その14

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

1+2+3+4+5+6=21
一段目  A+B+C+D+E+F=21
二段目 A+B B+C C+D D+E E+F
三段目 A+2B+C B+2C+D C+2D+E D+2E+F
四段目 A+3B+3C+D B+3C+3D+E C+3D+3E+F
五段目 A+4B+6C+4D+E B+4C+6D+4E+F
六段目は A+5B+10C+10D+5E+F=100

六段目から一段目を引きます
4B+9C+9D+4E=79
4(B+E)+9(C+D)=79
B+E=79−9(C+D)/4
B+Eが整数になるC+Dを見つけます。
C+Dは3から11までの数字になります。
C+D=3とするとB+E=(79−9×3)/4=53/4=13.25で整数でない
C+D=4とするとB+E=(79−9×4)/4=43/4=10.75で整数でない
C+D=5とするとB+E=(79−9×5)/4=34/4=8.5で整数でない
C+D=6とするとB+E=(79−9×6)/4=25/4=6.25で整数でない
C+D=7とするとB+E=(79−9×7)/4=16/4=4で整数である。
従って、C+Dが7となる組合せを探しB+Eが4となる
組合せを探します。
BとEの組合せ4は1と3しかありません
CとDの組合せ7は1と3を除いた数字の組み合わせとなります。2と5となります。
残り即ちAとFは4と6となります。
従って、
4,1,2,5,3,6となります。
Å.B.C.D.E, F
一段目  4,1,2,5,3,6 二段目   5.3.7.8.9 三段目    8.10.15.17 四段目    18.25.32 五段目     43.57 六段目      100
AとE、BとD、CとDの数字の順番はどちらに並べても同じ結果になります。
例えば
一段目 6+3+5+2+1+4 二段目  9+8+7+3+5 三段目  17+15+10+8 四段目   32+25+18 五段目    57+43 六段目     100
その他、並べ方は2×2×2=8通りあります。


解答・その15

(ペンネ−ム:Teki)

8通り答えがありますが、一例を示すと、左から412536(4と6、1と3、2と5は交換可能)

<解法>
 以前にあったピラミッドの問題同様、パスカルの三角形を利用しました。
 数字を左からa,b,c,d,e,fとすると、 6段目(最下段)は、10×(c+d)+5×(b+e)+a+f となります。
 これが100となればいいのですが、100は5の倍数なので、a+f も5の倍数 である必要があります。
 1〜6の数で2つ足して5の倍数となるのは、1と4、2と3、4と6の3種類のみです。
 1と4、2と3の場合は、10×(c+d)+5×(b+e)は最小でも105となり不適。
 よって、(a,f)=(4,6)(6,4)、また、b+eは偶数であることがわかります。
 ここまでわかれば、あとは試行錯誤でできますね。



解答・その16

(ペンネ−ム:浦岡)


解答・その17

(ペンネ−ム:t.a.)

最上段をa,b,c,d,e,fの順に並べると、
一番下は(a+f)+5(b+e)+10(c+d)=100を得る。
a+fが5の倍数なので例えば(a,f)=(4,6)と取れる。
このときb+eは偶数なのでb,eは2ではない。
一番下が100になる組み合わせとして例えば
(a,f)=(4,6)、(b,e)=(1,3)、(c,d)=(2,5)がある。


解答・その18

(ペンネ−ム:名無し)

1〜6をabcdefと対応させることにして一番下を計算する。
a+5b+10c+10d+5e+f =100となるためにはa+fが5の倍数でないといけないので
(a,f)の組み合わせは(1,4)(2,3)(4,6)となる。
(a,f)が(4,6)の場合にはb+2c+2d+e=18なので(b,e)の組み合わせは(1,3)(1,5)(3,5)となる。
この時c,dが存在するのは(b,e)が(1,3)の時のみで(c,d)は(2,5)といえる。
同じ手順で(a,f)が(1,4)(2,3)の場合を調べると(b,e)の組は存在するが それに対応する(c,d)は存在しないとわかる。
以上から題意を満たすのは
  412536,415236,432516,435216
  612534,615234,632514,635214
の計8つである


解答・その19

(ペンネ−ム:SOU)

 大元の数を  A1 , A2,・・・,AN  とした時、ピラミッド状に足して得られる最終的な値は、  N-1C0A1 , N-1C1A2 ,・・・, N-1CN-1AN  のように表される。今回は元の数を  A1 , A2,・・・,A6(Aはそれぞれ1〜6のいづれか)  としているので、最終的な値は、  A1 + 5A2 + 10A3 + 10A4 + 5A5 + A6・・・★  となる。これが100になればよいので、  A1 + 5A2 + 10A3 + 10A4 + 5A5 + A6 = 100  を解くことになる。  A1 + A6 = 5(20 - A2 - 2A3 - 2A4 - A5)  とすれば、A1 + A6 は5の倍数にならねばならない。従って(A1,A6) の組み合わせは  (A1,A6) = (1,4),(2,3),(3,2),(4,1),(4,6),(6,4)  に限られる。  ただし始めの4つの組み合わせはどんなに小さく見積もっても  (係数の大きなところに可能な限り小さな値を割り当てても)  結果の値が100を超えてしまう。  その為(4,6),(6,4)の組み合わせについてのみ考える。この時★は  10 + 5A2 + 10A3 + 10A4 + 5A5 = 100  となる。これを  A2 + A5 = 2(9 - A3 + A4)  のようにすれば、A2 + A5 は偶数に限られる。  従って A2 + A5 の組み合わせは  (A2,A5) = (1,3),(3,1),(1,5),(5,1),(3,5),(5,3)  のいづれかとなるがはじめの2つは  4 = 2( 9 - 7 )  となり正解で他は方程式を満たさない。即ち  (A1,A6) = (4,6)or(6,4)  (A2,A5) = (1,3)or(3,1)  (A3,A4) = (2,5)or(5,2)  の計8パターンが問題の条件を満たす組み合わせとなる。


解答・その20

(ペンネ−ム:迷子の雄猫)

 O P Q R S T
  J K L M N
   F G H I
    C D E
     A B
     100
上記のとおり、数字が入る場所に記号を付ける。
合計が100と判っているのだから下から順に計算すると、
100=A+B=C+2D+E=F+3G+3H+I=J+4K+6L+4M+N=O+5P+10Q+10R+5S+T

整理して(O+T)+5(P+S)+10(Q+R)
よってO+Tが5か10である必要がある。
(なぜなら100は5で割り切れるから、
O+Tが5か10でなければ合計が5の倍数にならない)

1) O+Tが5のとき
合計が最も小さくなるのが、P+S=6+5=11,Q+R=5の時だが、
この場合、合計が(O+T)+5(P+S)+10(Q+R)=5+55+50=110 になる。
よって合計が100にはならない。

2) O+Tが10のとき
(O+T)+(P+S)+(Q+R)=1+2+3+4+5+6=21 なので、(P+S)+(Q+R)=11
(O+T)+10(P+S)+10(Q+R)=10+110=120 なので
(O+T)+5(P+S)+10(Q+R)=100 になるためには
(2式の差から)5(P+S)が20でなければならない。
つまり(P+S)が4でなければならない。
この場合、合計が(O+T)+5(P+S)+10(Q+R)=10+20+70=100 になる。

よって最上段は外側(O,T)が(4,6) 中間(P,S)が(1,3) 内側(Q,R)が (2,5) 
(それぞれ順不同)
一例として左から4,1,2,5,3,6



解答・その21

(ペンネ−ム:You)

数が2つの場合
   a b
    c = a+b
数が3つの場合
   a b c
   d e
    f
数が2つの場合を用いてdとeの解を求め
f= d+ eに代入すると
  f= a+2b+c
となる
これを6の数(a〜f)までおこなうとピラミッドの末端の解をAとおくと
A=a+5b+10c+10d+5e+fとなる
A=100を代入
(a,f)の合計は5の倍数となるので
(a,f)=(1,4)(2,3)(6,4) aとfは交換法則が成り立つ
(a,f)=(1,4)(2,3)の場合 (a,f)=(6,4)の場合
(b,e)の合計は奇数         (b,e)の合計は偶数
(c,d)は残りの数
よって、次の表1の通りとなる

表1 6つの和のピラミッド
(a,f)   (1,4)  (2,3)  (6,4)
(b,e)   (2,3)(2,5)(3,6)(5,6)  (1,4)(1,6)(4,5)(5,6)  (1,3)(1,5)
(c,d)   (5,6)(3,6)(2,5)(2,3)  (5,6)(4,5)(1,6)(1,4)  (2,5)(2,3)
A  140 130 120 110  140 130 120 110  100 90

表1からゆえに
  (a,f)=(6,4)
  (b,e)=(1,3)
  (c,d)=(2,5)の組み合わせである



解答・その22

(ペンネ−ム:スモークマン)

abcdef と置いて最後の数を表すと...
 a+5b+10c+10d+5e+f=100
 a+f=100-5(b+e+2(c+d))
 a+f=5, 10
 a+f=1+4=2+3
 a+f=4+6
100-(1+4)=95...95/5=19≡1...残り...2,3,5,6=-1,0,-1,0 で...b+e+2(c+d)≡1
無理...x

100-(2+3)≡1...残り...1,4,5,6=1,1,-1,0 で...b+e+2(c+d)≡1
1+0+2(1-1)...1+6+2(4+5)=25...x, 4+6+2(1+5)=22...x

100-(4+6)=90...90/5=18≡0...残り...1,2,3,5=1,-1,0,-1 で...b+e+2(c+d)≡0
-1-1+2*(0+1)...2+5+2(1+3)=15...x, 1+0+2(-1-1)...1+3+2(2+5)=18 ビンゴ♪

けっきょく...(a,f)=(4,6),(6,4), (b,e)=(1,3),(3,1), (c,d)=(2,5),(5,2)
 412536
 415236
 432516
 435216
とその逆順の
 635214
 632514
 615234
 612534
の8種類


解答・その23

(ペンネ−ム:三角定規)

6 個の数 A,B,C,D,E,F から題意のような和 S を作ると,S=A+5B+10C+10D+5E+F。
A〜F が 1〜6,S=100 のとき,S,5B+10C+10D+5E は 5 の倍数だから,A+F も 5 の倍数。
よって,(A,F) は,(1,4),(2,3),(4,6)。
(A,F) が,(1,4),(2,3) のとき,題意を満たす B〜E は存在しない。
(A,F) が (4,6) のとき,(B,E)=(1,3),(C,D)=(2,5) が題意を満たす。

コメント

多くの方の解答にあるように、最初の数を、a、b、c、d、e、fとすると、
  a+5b+10c+10d+5e+f=100
という式がたち、さらにaからfは、1〜6の整数であり、
  a+b+c+d+e+f=21
から、
  4b+9c+9d+4e=79
となります。重ねて、aからfは、1〜6の整数であることから絞り込むことができます。
対称性があることから、解は、何通りかでてくる可能性がありますね。

追加の問題です。
今回は、一番下の数が「100」になるものを見つけてもらいました。
では、一番下にくる可能性がある数を、すべてあげてみてください。


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