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問題183 素数を作る問題
Weekend Mathematics問題/問題183 素数を作る問題 

問題183 素数を作る問題

相異なる7以下の正の整数 a,b,c,d,e,f,g を用いて、
  a×b×c×d+e×f×g
と表せる素数をすべて求めてください。


問題の出典

数学オリンピック
日本評論社
第21回日本数学オリンピック予選(2011年)

解答

〜到着順にご紹介します〜

解答・その1

(ペンネ−ム:スモークマン)

偶数+奇数以外は満たさない…
両方に同じ素因数を持ったもの入れない…
つまり…2-(4,6), (3-6) は片側にある…
けっきょく…
2*3*4*6+1*5*7=144+35=179
と一意的に決まる。


解答・その2

(ペンネ−ム:haya)

答: 179

【解き方】
a 〜 g の中で 2, 4, 6 が偶数であることより、これが、
  a*b*c*d+e*f*g
の2項に分散すれば偶数となるから素数とはならない。
チェックすべきはこれが偏ったときで、例えば e*f*g が 2, 4, 6 となった時であるが、
  1*3*5*7+2*4*6 = 153 = 32*17
は9の倍数で素数ではない。 同様に、
2*4*6*1+3*5*7 = 153 = 32*17
2*4*6*3+1*5*7 = 179 a prime number
2*4*6*5+1*3*7 = 261 = 32*29
2*4*6*7+1*3*5 = 351 = 33*13
より、179 が素数となる


解答・その3

(ペンネ−ム:マシャ)

まず, 偶奇を調べる
2項の和の組み合わせは
  ぐ+ぐ=ぐ
  き+き=ぐ
  き+ぐ=き
  ぐ+き=き
偶数の素数は2だけである. 条件にある2項の和は2以上になるので偶数の素数はない.
つまりこの2項は偶数と奇数の和になっている.
使用する数字が1,2,3,4,5,6,7なので偶数の項の因数は2,4,6である.
よって, 2*4*6を一まとめにして考える.
さらに6と3は3を公約数として持っているので, 異なる項に因数として入っていると和が
3で割り切れてしまうため, 3*6をまとめなければならない.
以上のことから
  2*3*4*6 + 1*5*7 = 179
さて179が素数であることを確認する.
179 < 196=14*14なので, 13以下の素数で割って確認すればよい.
2から13までの素数で割り切れないので179は素数である.
よって, 答えは 2*3*4*6 + 1*5*7 = 179


解答・その4

(ペンネ−ム:のっこん)

素数は2を除いて奇数である
この形で2を表すことはできない
よって候補となる奇数を作ることにする
和が奇数になるのは(奇数)+(偶数)または(偶数)+(奇数)の時である
1)a×b×c×dが奇数で e×f×gが偶数の時
 a,b,c,dはいずれも奇数だから
 a×b×c×d=1×3×5×7=105 e×f×g=2×4×6=48 となる
 その和は153・・・・・3の倍数だから不可
2)a×b×c×dが偶数で e×f×gが奇数の時
 e,f,gはいずれも奇数だから e×f×gは次の4通り
   [1]e×f×g=1×3×5=15の時
  a×b×c×d=2×4×6×7=336 となる
  その和は351・・・・・3の倍数だから不可
 [2]e×f×g=1×3×7=21の時
  a×b×c×d=2×4×5×6=240 となる
  その和は261・・・・・3の倍数だから不可
 [3]e×f×g=1×5×7=35の時
  a×b×c×d=2×3×4×6=144 となる
  その和は179・・・・・素数だから題意を満たす
 [4]e×f×g=3×5×7=105の時
  a×b×c×d=1×2×4×6=48 となる
  その和は153・・・・・3の倍数だから不可
よってこの形で表せる素数は179だけである
※ [1]、[2]、[4]については3と6が2つの項に分かれるから不可としてもよいかと思いました


解答・その5

(ペンネ−ム:次郎長)

a*b*c*dをAグループ、e*f*gをBグループと呼ぶと
素数である以上、
1)2と4と6が A、Bグループに分かれては、共に2の倍数になるので不可。
2)同様に、3と6が A、Bグループに分かれては、共に3の倍数になるので、不可
上記1)の条件を満たすには、
Aグループに2,4,6をまとめた場合、残りの一数が
1の場合、A(1,2,4,6)  B(3,5,7)
3の場合、A(3,2,4,6)  B(1,5,7)
5の場合、A(5,2,4,6)  B(1,3,7)
7の場合、A(7,2,4,6)  B(3,5,7)
Bグループに2,4,6をまとめた場合、Aグループは1,3,5,7
   A(1,3,5,7)  B(2,4,6)
上記5つの組合せに、条件2)を加えると、
   A(3,2,4,6)  B(1,5,7)の場合のみがOK
計算すると、3*2*4*6+1*5*7=179
答え 179(ひとつしかなかったのですが)


解答・その6

(ペンネ−ム:迷子の雄猫)

1×5×7+2×3×4×6=179
表計算ソフトで全検索しましたが・・・考えてみればこれ一通りしかありませんね(苦笑)
偶数または3で割り切れる数が+記号の両方にあれば素数になりえないので、
2,3,4,6は片方にないといけないのは自明でした(汗)


解答・その7

(ペンネ−ム:オヤジ)

相異なる7以下の自然数
{a,b,c,d,e,f,g}={1,2,3,4,5,6,7}なので
明らかに求める素数は、2より大きな素数なので求める素数は、奇数である
従って a×b×c×d+e×f×g の2項は、偶数と奇数の和となら無ければならない,
また積が奇数となるのは、掛ける数が全て奇数でなければならないから。
よって, a×b×c×d+e×f×g が素数となるのは,
掛ける順番は異なるかもしれないが,
 2×3×4×6+1×5×7=144+35=179 しかない
その他の奇数は、
 1×2×4×6+3×5×7=153:合成数
 1×3×5×7+2×4×6=153:合成数
 2×4×5×6+1×3×7=261:合成数
 2×4×6×7+1×3×5=351:合成数
∴ 179


解答・その8

(ペンネ−ム:Ryu1128)

a×b×c×d+e×f×g
の各変数に1から7までの数を当てはめると73=35で35通りを全て総当りで検討すれ ばよいのですが少し工夫してみます。
a×b×c×d+e×f×gが素数となるためにはそれ以前に奇数とならなければなりません
そのケースは
  1項目が奇数で2項目が偶数・・・[1]
  1項目が偶数で2項目が奇数・・・[2]
1から7までの数に偶数は2,4,6の3つありますので
[1]のケースは 1×3×5×7+2×4×6=153しかなくこれは3と17を因数とする合成数です
[2]のケースは 1項目に偶数(2×4×6=48)を全て入れると4通りになり次のとおり
  48×1+3×5×7=153  [1]と同じで合成数  因数 3 17
  48×3+1×5×7=179  素数
  48×5+1×3×7=261  合成数  因数 3 29
  48×7+1×3×5=351  合成数  因数 3 13
よって素数は   48×3+1×5×7=179・・・回答

おまけ
7を任意の偶数にして1項目と2項目を同数にするとケース[1]しか検討する必要がなくなります。
また任意の偶数から初めて任意の偶数で終わる自然数列で1項目と2項目の数を1つ違いにしても同様ですね。


解答・その9

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

用いる整数は{1,2,3,4,5,6,7}の七つです。
このうち{2,4,6}は「+」の記号の左右に分かれず同じ側にあります。
同様に{3,6}も同じ側にあります。
すると、素数の可能性があるのは、
  2×4×6×3+1×5×7=179
のときだけです。
なので、√179が13以下の素数{2,3,5,7,11,13}で割り切れなければ素数です。
式の成り立ちから{2,3,5,7}で割り切れないのは明らかです。
179÷11=16.2・・・、179÷13=13.7・・・なので179は素数です。


解答・その10

(ペンネ−ム:転位反応)

P=a×b×c×d+e×f×g =A+B
但し、A=a×b×c×d、B=e×f×g と置く。
さて、ここで、
[1]2、4、6は2を約数に持ち、Pが素数であることから、これらの数はAまたはBの何れか一方の約数である。
[2]3、6は3を約数に持ち、Pが素数であることから、これらの数はAまたはBの何れか一方の約数である。
∴上記[1][2]を同時に満たす唯一の組み合わせは、2、3、4、6がAの約数であること。
∴Bの約数は、残りの数である1、5、7である。
∴P=2×3×4×6+1×5×7 =179


解答・その11

(ペンネ−ム:ちょろんは太太)

a, b, c, d と、e, f, g のグループのそれぞれに共通の因数を持つ数字が入ると、
a×b×c×d + e×f×gは、その共通の因数を因数にもつので、素数ではなくなる。
したがって、2, 4, 6 は、同じグループ。
また、3, 6 も同じグループになるので、2, 3, 4, 6 は、同じ場合グループ。
これより、a, b, c, d は、2, 3, 4, 6、になり、従って、e, f, g は、1, 5, 7
求める答えは、a×b×c×d+e×f×g=2×3×4×6+1×5×7=179のひとつだけ。


解答・その12

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

(a, b, c, d) をグループ1,(e, f, g)をグループ2と呼ぶ事にする.
7以下の正の整数で合成数は4, 6.
a x b x c x d + e x f x g において,
aからdの部分とeからgの部分に合成数とその約数である素数を
異なるグループに分けて配置してはならない.
なぜならば,例えばa=2,e=4とすると,
  a x b x c x d + e x f x g= 2 x (b x c x d + 2 x f x g)
という合成数になるからである.
1) 6 = 2 x 3 なので,2, 3, 6 は同じグループに含める必要がある.
2) 4 = 2 x 2 なので,2, 4 は同じグループに含める必要がある.

1), 2) を同時に満たすのは,(a, b, c, d)=(2, 3, 4, 6) の場合のみ.
よって求める素数は
  2x3x4x6 + 1x5x7 = 144+35 = 179
だけである.


解答・その13

(ペンネ−ム:浜田 明巳)

 a×b×c×d+e×f×g>1×2×3=6であるから,この素数は奇数である.
 故に
  a×2×4×6+e×f×g,a×b×c×d+2×4×6
の2種類の場合が考えられる.
 また3の倍数でないので,
  2×3×4×6+1×5×7=179
の場合しか考えられない.
  √179=13.………
であり,
  179÷5=35・・・4
  179÷7=25・・・4
  179÷11=16・・・3
  179÷13=13・・・10
であるので,179は素数である.これのみが求める答である.

 エクセルのマクロでは,次の通り.

Option Explicit
Sub Macro1()
Dim a As Integer
Dim b As Integer
Dim c As Integer
Dim d As Integer
Dim e As Integer
Dim f As Integer
Dim g As Integer
Dim p As Integer
Cells(1, 1).Value = 0
For a = 1 To 7 - 3
For b = a + 1 To 7 - 2
For c = b + 1 To 7 - 1
For d = c + 1 To 7
For e = 1 To 7 - 2
If a <> e And b <> e And c <> e And d <> e Then
For f = e + 1 To 7 - 1
If a <> f And b <> f And c <> f And d <> f Then
g = 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 - a - b - c - d - e - f
If a <> g And b <> g And c <> g And d <> g And g > f Then
p = a * b * c * d + e * f * g
If prime(p) Then
Cells(1, 1).Value = Cells(1, 1).Value + 1
Cells(Cells(1, 1).Value, 2).Value = p
Cells(Cells(1, 1).Value, 3).Value = a
Cells(Cells(1, 1).Value, 4).Value = b
Cells(Cells(1, 1).Value, 5).Value = c
Cells(Cells(1, 1).Value, 6).Value = d
Cells(Cells(1, 1).Value, 7).Value = e
Cells(Cells(1, 1).Value, 8).Value = f
Cells(Cells(1, 1).Value, 9).Value = g
Range("B" & Cells(1, 1).Value).Select
End If
End If
End If
Next f
End If
Next e
Next d
Next c
Next b
Next a
End Sub
Private Function prime(ByVal n As Integer) As Integer
Dim j As Integer
prime = 1
j = 2
While prime And n >= j * j
If n Mod j = 0 Then
prime = 0
Else
j = j + 1
End If
Wend
End Function


解答・その14

(ペンネ−ム:teki)

<答え>
 179

<解法>
1〜7までには偶数(2の倍数)が3個、3の倍数が2個(3,6)あります。
 a,b,c,dとe,f,gの両方のグループの中に2の倍数および3の倍数が存在すれば、 その和は必ず2の倍数または3の倍数になります。(従って、素数(正確には2以外の素 数)にはなりません。
 よって、1〜7を(2,3,4,6)と(1,5,7)に分けるしか素数となる可能性 はありません。
 実際、2×3×4×6+1×5×7=179 となり、これは素数です。


解答・その15

(ペンネ−ム:kazz)

7以下の整数の集合を U={1,2,3,4,5,6,7} とする。
Uを2つの集合 A={a,b,c,d},B={e,f,g} に分け、
 α=(Aの元をすべて掛けた数)
 β=(Bの元をすべて掛けた数)
とする。

目標:α+βが素数となるようにA,Bを決めること。
そのために、次の事実を使う。
「素数pに対し、pの倍数がA,Bの片方に全て含まれるとき、α+βは素数。」
証明は容易。背理法で示す。
pの倍数がA,Bの両方に含まれると仮定すると、
α=p×α´ β=p×β´ (α´,β´は整数)
と表せるので、
α+β=p×(α´+β´)
より、α+βはpの倍数となってしまい、素数にならない。
したがって、上の事実を得る。
これより、
p=2に対して、2,4,6は同じ集合に含まれなければならない。
p=3に対して、3,6は同じ集合に含まれなければならない。
よって、2,3,4,6は同じ集合に含まれなければならないので、 考えられるA,Bの組み合わせは
A={2,3,4,6},B={1,5,7}
の1通り。(このとき、α+β=2×3×4×6+1×5×7=179)
以上より、題意を満たす素数は179のみ。


解答・その16

(ペンネ−ム:浦岡)

全体集合U={1,2,3,4,5,6,7}に対して、 その各元を2つの部分集合A={a,b,c,d}とB={e,f,g}に分けることを考える。
このとき、2,4,6は同じ集合に属する。(∵a×b×c×d+e×f×gは偶数にはならない)
また、3,6は同じ集合に属する。(∵a×b×c×d+e×f×gは3の倍数にはならない)
∴A={2,3,4,6}、B={1,5,7}と1通りに定まる。
∴a×b×c×d+e×f×g=2×3×4×6+1×5×7=179
(179は√179以下の素数2,3,5,7,11,13のいずれでも割り切れないので、たしかに素数である。)
以上より、題意を満たす素数は179のみである。


解答・その17

(ペンネ−ム:まーりんandさとりん)

A=a×b×c×d、B=e×f×gとすると、
A+Bが素数になるなら、
A:奇数でB:偶数 か、A:偶数でB:奇数 のどちらかである。
A,Bが奇数のときの因数はすべて奇数となる。
ここで、3と6が、AとBに分かれて因数となる場合は、A+Bは3の倍数になるので成立しない。
よって、A+Bが素数となり得るのは、
 A=1×5×7
 B=2×3×4×6
の場合のみである。
 1×5×7+2×3×4×6=179
179は素数なので、
答 .179


解答・その18

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

答え 179です。
X=A×B×C×D+E×F×Gとして
A=1×2×3×4  B=5×6×7 とします。
X=A+Bを検証します。
X=6(1×4+5×7)で素数ではありません
従って、同じグループに2、3,4,6を入れなければなりません。
(2×3×4×6)+(1×5×7)=179となります。
その結果答えは179となります。


解答・その19

(ペンネ−ム:クロワッサン)

abcd+efg が素数で、これは2より大きいので奇数
よって abcd か efg のどちらかに 2,4,6 がすべて含まれる
また、 abcd+efg は3より大きい素数であるから
abcd か efg のどちらかに 3,6 がすべて含まれる
以上より、
abcd か efg のどちらかに 2,3,4,6 がすべて含まれる
efg は3数の積だから
abcd に 2,3,4,6 が含まれていることになる
よって、
  abcd+efg=2・3・4・6+1・5・7
      =144+35
      =179
となる
これが求める唯一の素数である


解答・その20

(ペンネ−ム:三角定規)

  N =abcd +efg …(1)
4つの数 a,b,c,d と 3 つの数 e,f,g が共通因数を持てば N が素数にはならないから, a,〜,g に 1,〜,7 を配置するには,a,〜,d に 2,3,4,6 を,e,f,g に 1,5,7 あてるしかなく
  N =2・3・4・6+1・5・7=179
1 つのみ。[答]


解答・その21

(ペンネ−ム:まめ)

素数とは、1と自身以外に約数を持たない数なので、
a×b×c×dとe×f×gが互いに素であることが条件。
a〜gは全て異なるので、1〜7が1つずつ対応する。
1〜7の中では、2、4、6が「2」を、3、6が「3」を共通因数を持つ。
ゆえに2と3と4と6が同じ項に存在する必要があり、
この時点で(a,b,c,d)=(2,3,4,6)と(e,f,g)=(1,5,7)
しか解が存在し得ない。実際に計算すると、
  2×3×4×6+1×5×7=144+35=179
もし179が素数ではなかったら解無し、ということに・・・。
なりますが、実際は179は素数なので、「179」が唯一解。

余談その1
179が素数であることを示すには次のようにすればよい。
179の1つ下の平方数は13×13=169
であるから、2〜13の間に179を割り切る数がなければよい。
179は偶数ではないから実際には3、5、7、9、11、13で割ってみて、 割り切れないことが確認できるから、179は素数である。
(ちなみに、各位の数字の和が17だから3の倍数ではないし、 3の倍数でない時点で9の倍数でもないし、明らかに5の倍数ではないから、作業的には7、11、13のみでよい)

余談その2
互いに素な数値どうしの和が素数とは限らないですから、 問題によっては「解無し」もあり得る訳ですね。
例えば1〜9とa×b×c×d×e×f+g×h×iの例では、
  2×3×4×6×8×9+1×5×7=10368+35=10403=101×103
なので「解無し」


解答・その22

(ペンネ−ム:けんたん)

【答え】   179

【過程】
A=a×b×c×d
B=e×f×g  とする。
このとき、A・Bが共に偶数ならば、A+Bも偶数となり素数ではない。
よって、AとBの組み合わせは、
 (A,B)=(偶数、奇数) もしくは(A,B)=(奇数、偶数)となります。

(A,B)=(奇数、偶数)の場合
 A+B=1×3×5×7+2×4×6
     =3×(1×5×7+2×4×2)で3の倍数となり素数とはならない。

(A,B)=(偶数、奇数)の場合
 A+Bは下記の4通りで表せる。
 [1]A+B=1×2×4×6+3×5×7
 [2]A+B=3×2×4×6+1×5×7
 [3]A+B=5×2×4×6+1×3×7
 [4]A+B=7×2×4×6+1×3×5
このうち、[1][3][4]は3の倍数となり素数とはならない。
よって、[2]のみ素数である可能性があり、検分の結果
3×2×4×6+1×5×7=179の素数である。


解答・その23

(ペンネ−ム:新中学二年生)

答え  179

解き方
a×b×c×d+e×f×gが最大になるのは
a×b×c×d+e×f×g=7×6×5×4+3×2×1の場合
7×6×5×4+3×2×1=846
あとは846以下の素数でa×b×c×d+e×f×gが成り立つものを調べ上げました

846以下の素数
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,53,59,61,67,71,73,79,83,89,97,
101,103,107,109,113,127,131,137,139,149,151,157,163,167,173,179,181,191,193,197,199,
211,223,227,229,233,239,241,251,257,263,269,271,277,281,283,293,
307,311,313,317,331,337,347,349,353,359,367,373,379,383,389,397,
401,409,419,421,431,433,439,443,449,457,461,463,467,479,487,491,499,
503,509,521,523,541,547,557,563,569,571,577,587,593,599,
601,607,613,617,619,631,641,643,647,653,659,661,673,677,683,691,
701,709,719,727,733,739,743,751,757,761,769,773,787,797,
809,811,821,823,827,829,839,
a×b×c×d+e×f×gの解(7C4より35通り−かぶり)
142, 144,146, 153, 162, 166, 176, 179, 183, 198,208, 234, 261, 272, 298,351, 374, 432, 514, 638,846, の21通り
この二つの条件の両方に当てはまるもの
179

コメント

多くの方から解答を寄せていただきました。どうもありがとうございました。
  a×b×c×d  と  e×f×g
という2つの項に分けて考えると、両者に共通の因数があってはいけませんので、必然的に、
  2,3,4,6 と 1,5,7
という組み合わせ以外にはないということがわかりますね。


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