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問題170 正三角形の問題
Weekend Mathematics問題/問題170 正三角形の問題

問題170 正三角形の問題

1辺の長さが30である正三角形ABCがある。 これを、1辺の長さが1の小正三角形に分割する。

(1) 全部でいくつの小正三角形に分かれますか。

(2) 辺BC上に、BP=10となる点Pをとる。 直線APによって2つの部分に分けられる小正三角形はいくつあるか。

(3) 辺AB上に点Qを、辺BC上に点Rを、辺CA上に点Sを、 それぞれAQ=BR=CS=3.333となるようにとる。 三角形QRSの周が通る小正三角形はいくつあるか。

(4) 三角形ABCを、1辺の長さが1の正三角形(あ)と、 (あ)を図のように2枚くっつけたタイル(い)を用いて、 タイルを重ねることなく覆いたい。



このとき、(あ)のタイルは少なくとも何枚必要になるでしょうか。


問題の出典

広中杯 ハイレベル中学数学に挑戦
講談社
2004年第5回ファイナル問題

解答

解答・その1

(ペンネ−ム:ちょろんは太太)

(1) 三角形内部の水平な線の上下に線の長さと同じ個数の小正三角形があり、
長さ30の底辺には、上側だけに小正三角形がある。これをすべて加えると、

    (1+2+3+・・・+29)×2+30=(29×(1+29))/2×2+30=900 

(2) 直線APは、Aから30段下がって、10個分右によるのだから、3段下がって、1個分右により、4段目の小三角形の頂点を通る。その間によぎる小正三角形は、4個。それを10回繰り返すので、直線が通過する小正三角形は、全部で、
   4×10=40


(4)このように、色分けすると、白い小正三角形は、

   1+2+・・・+29=((29+1)×29)/2=435

黒い小正三角形は、

   1+2+・・・+30=((30+1)×30)/2=465

(い)のタイルで、覆うと必ず、白と黒の部分を1つずつ覆う。
従って、(い)をできるだけ多く使うとしても、435枚まで。
435ヶ所の黒の部分は、(い)で覆うことができるが、

   465-435=30

は、(あ)のタイルが必要になる。



解答・その2

(ペンネ−ム:スモークマン)

(1) 1+3+5+...+(2*29+1)=1+3+5+...+59=60*30/2=900 個
 面積から...302/12=900 個

(2) 10/59...整数でないので...格段の正三角形2個通る...
 最初と最後は1個になるので...2*28+2=58 個

(4) 格段奇数なので...大きい三角形の外側の2頂点はペアでは無理...
 30/2=15...2*15=30 枚は(あ)が必要...

で合ってるかな...?



解答・その3

(ペンネ−ム:オヤジ)

(1)
1+3+5+・・・+(2n−1)=n より 求める個数は、

   1+3+5+・・・+(2×30−1)=30=900

∴ 900個

(2)
図の正三角形ABCに、B(0,0),A(0,30),C(30,0)となるような 点T(x,y)とするxy軸の斜交座標をいれる。P(10,0)となるから、 従って直線APは、

   

また、小三角形の頂点は、x,yともに0以上の整数の格子点となる
線分APは、11個の格子点(0,30),(1,27)・・・(9,3),(10,0)を通り 各格子点間で線分APは、4個の小三角形を通るので、従って

   4×10=40

∴ 40個

(4)
一般に 一辺nの正三角形では、(い)は、最高 n(n−1)/2 個、(あ)は、最低 n 個 必要

   ∵ 

∴ 30個


解答・その4

(ペンネ−ム:バルタン星人)

答え:
(1) 900,(2) 40,(4) 30

考え方:
1)(1+2+・・・・+29)×2+30=30×30=900
  別解:相似比30の2乗で900

2) 交点を通る上下は1個、それ以外は2個の△を分ける。
  線は水平線を1:2に分ける点を通るので長さが3の倍数の時、交点を通る。
   (1+2+1)×10=40

4)頂点部分を含む△を黒にぬり市松模様に塗り分けると黒が白より30個多くなるので(あ)は30個必要


解答・その5

(ペンネ−ム:Ryu1128)

問1
題意は「小三角形」=「一辺が1の小三角形」と読み回答します。(それ以外の小 三角形の記述が無いので)

回答1
 問題は「1辺30の正三角形を1辺1の正三角形に分割」とありますがこれは、 「1辺1正三角形と1辺がその30倍の正三角形」と同値です。
したがって、「相似形の平面図形は、辺の長さがn倍になれば面積はnの2乗に なる」が適用できます。
よって、30の2乗で900この小三角形が出来ます。

回答2
 一列目  1
 二列目  3
 三列目  5
 四列目  7
 ・・・
 n列目  2n-1

この等差数列の和を求めると(1+(2n-1))×n/2=n2 回答1と同じ結果となります
因みに(子どもに説明した方法ですが)尖がった正三角形と逆さまの正三角形 に分けると

尖がった逆さま
一列目10
二列目21
・・・  
n列目n-1

この総和なので尖がったほうはn(n+1)/2逆さまのほうにnを足してnを ひけばn(n+1)/2-n
この合計を計算してもn2となります。
(差が1の等差数列の和は一番最初に学びますので)

回答3
回答1の派生ですがすこしトポロジカルに考えて正三角形を正方形に変えます 図の数字問題の列(行と言うべきか)に当たります。この図から全体の個 数が辺の倍数の2乗に比例するのが判ります。


考察
この問題は立体に拡張できますね。正4面体で同じ問題を作ると27000個の四 面体になります。立方体で考えると簡単な問題でも見慣れない形になると戸惑うもの ですね。

問2
先ず、(この文章の中でのみ)三角形及び小三角形の水平部を底辺と呼びます。 他の2辺を斜辺と呼びます。またもとの三角形を大三角形と呼びそれに相似な三角形を中 三角形と呼びます。
線分APが小三角形の頂点を通る場合はその頂点の上下段は小三角形を一つしか分け (切り)ません。頂点を通らない場合斜辺を切るので斜辺を切った段では2個の小三 角形を切ります。(大三角形の内部(0<BP<BC)では同じ段の隣り合った小三 角形は斜辺を共有しているので)
線分APが、何回頂点を通るかを計算すると上記から分けられる(切られる)小三角 形が分ります。
基本的には全ての段で斜辺が切られるとすればn段(今回は30ですが)あれば2n個 の小三角形が切られることになります。ところが上記の通り小三角形の頂点を通る場 合斜辺が切られないので頂点を通るたびに切られる個数が2個ずつ減ることになりま す。
特に最上段と最下段が頂点を通る場合は合わせて2個減ると考えると一般化しやすい と思います。

ΔABPと大三角形の斜辺とi段目の底辺の交点をB´としi段目の底辺の交点と線 分APとの交点をP´とします。ΔABPとΔAB´P´は相似です。
さらにB´P´が自然数になる場合線分APは小三角形の頂点を通ります。
その自然数を探すために少し計算します
AB:BP=AB´:B´P´=30:10・・(1)
B´P´=AB´×BP/AB=AB´×BP/n=AB´×10/30=AB´×1/3・・・(2)

B´P´が自然数となるのはAB´が3の倍数でありその数は(最上下段を合わせて1 とすると)30/3=10です。
(ここでB´P´が自然数となるのは(2)の右辺を既約分数にし、その分母に注目し ます。したがってAP=20の場合と結果は同じになります)
切られる数は斜辺が全て切られる場合より10×2=20減るので30×2-20=40でこの 場合の回答は40となりました。

この問題の題意は、何個の小三角形を切れるかという より頂点を何回通るのかという事だった気がします。
APが自然数でn段の三角形の場合で考えると頂点を通る回数は最上下段合わせて 1とすると

   T n(この問題ではAB)が素数の場合1・・上下段しか頂点は通らない
   U n合成数の場合 因数により
       因数にAPを含む場合は頂点を通る。通る回数はn/APの既約分数の分母でnを割った数。

因数にAPを含まない場合(APとnが互いに素)は上下段しか頂点は通らない。Tと同じ
さて、どんな大きなnを選んでも1<AP<n-1を適当に選べば決して小三角形の頂 点を通らないようなPを選ぶことは可能でしょうか。(なにかεδのようになってし まいましたが)・・・。

この答えは不可能です。
nを素数列の積に選べば、AP(1<AP<n-1)の素因数は必ずnの中に含まれる のでnとAPが互いに素とはならないからです。
逆に、nがどんなに大きくとも素数に選べばPをどこにおいても、上下段以外の小三 角形の頂点は通りませんね。
蛇足ですが、nが偶数の場合、切る三角形を最小にするのはAP=n/2(つまり中 央)でその数はnになることは自明です。


解答・その6

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

(1) 水平方向に輪切りにした台形を考えると, 上辺の長さと下辺の長さの和が小正三角形の数に比例する.
  1+(1+2)+(2+3)+...+(29+30)
  = 29 x (29+1) + 30
  = 900 (=302)

(3) まず三角形 AQS, BRQ, CSR について, AQ=BR=CS,SA=QB=RC,角A=角B=角C なので, これらの三角形は合同である.
よって,三角形QRSの一辺が通る小正三角形の数を数え,3倍すればよい. 辺QR に着目する.
点Qは「30段」の上から4段目に位置する.直線QRの傾きは辺ABより急である.
また線分QRは正三角形の頂点と交差しない.

点Qを含む段を除いて,1段通るごとに小正三角形を2つ通る.
点Qを含む段は小正三角形を1つ通る.
よって,線分QRが通る小正三角形の数は
  (30-4)x2 + 1 = 53個
線分RSを考えると,一番下の段の2つの小正三角形は線分QR,線分RSが両方とも 通る.重複度を考慮して3倍すると,求める答えは
  (53-2) x 3 = 153個

(4) 元の正三角形で,点Aを含む小正三角形を黒く塗る.次にこの小正三角形に 隣接する小正三角形を白く塗る.以後,白く塗った小正三角形に隣接する 小正三角形を黒に,黒く塗った小正三角形に隣接する小正三角形を白にする. 塗り終わったところで辺ABの側から水平方向右側に各段を見ていくと, 黒,白,黒,白...と小正三角形が並ぶ.そして辺CAと辺を共有する 小正三角形が全て黒くなる.
言い換えると,(あ)の向きの小正三角形は黒,上下逆さの小正三角形は白で ある.
(い)を上半分を黒,下半分を白にして,塗ったところに重ねていくと, 最終的に黒の小正三角形が30個のこる.
よって(あ)は少なくとも30枚必要.


解答・その7

(ペンネ−ム:のっこん)

(1)小三角形とABCの相似比は1:30だから面積比は1:900
よって小三角形は全部で900個

(2)1辺の長さが3である正三角形A´B´C´を考える
辺B´C´上にB´P´=1となる点P´をとると直線A´P´によって 4個の小正三角形が2つの部分に分けられる
 ※この時、A´P´は4本の直線と交わることに注意する
  この際、格子点(小三角形の頂点)においては1本の直線と交わるものとみなす
よって1辺の長さが30である正三角形ABCにおいては 4×10=40個の小三角形が2つの部分に分けられる

(3)A(0、15√3)、B(0、0)、C(30、0)とし、
(3、0)をV、(4、0)をW、(7/2、√3/2)をX、(9/2、√3/2)をYとする

RSの場合について考える
 T 傾きが-√3の直線とRS
   RSは(4、0)、(5、0)、(6、0)、・・・・、(29、0)、(30、0)を通る直線と交わる・・・・27本と交わる
 U 傾きが√3の直線とRS
   CA上に点TをCT=4となるようにとると Tを通る傾き√3の直線は(26、0)を通るから、
   RSは(4、0)、(5、0)、(6、0)、・・・・、(25、0)、(26、0)を通る直線と交わる・・・・23本と交わる
 V 傾きが0の直線とRS
   RSはy=√3/2、√3、3√/2と交わる・・・・3本と交わる

あわせて53本の直線と交わる
(RSが交わる直線の数)=(RSが通る小三角形の数)だから、RSは53個の小三角形を通る

 W 重複についての検討
   R近辺について考える
     1)QR、RSともに△XVWを通る
     2)QRが辺XWと交わるならばQR、RSともに△XWYを通る
   RXの延長とABとの交点のx座標は1111/222=5.0045・・・、
   Qのx座標は 15-1.6665=13.3335 だから
   QRは辺XWと交わる
   よってRの近辺においてはQRとRSがともに通る小三角形が2個あることになる

 QR、SQともに53個の小三角形を通り
 Q近辺、S近辺でも直線が2本通る小三角形が2個あるから
 QR、RS、SQが通る小三角形は全部で (53-2)×3=153個
※QR、RS、SQとも格子点を通らないが、それについての説明は省略する

(4)Aを含む小三角形を白、それと隣りあう下向きの小三角形を黒、 その左右を白というように市松模様に塗り分けると
  白は全部で1+2+3+・・・・+30=465
  黒は全部で1+2+3+・・・・+29=435
よって(あ)が少なくとも465-435=30枚必要


解答・その8

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

(1) 上段から1,2,3、・・・29,30と1,2,3、・・・28,29個 の正三角形がありますので合計します。
(1+30)×30÷2+(1+29)×29÷2=15×60=900個です。

(2) BC=30BP=10である。この比率で通る直線は3段目の左側から1番目を通ります。
6段目の左側から2番目を通ります。そうなると2つに分けられる正三角形は3段当たり4個と分かります。
これを計算します。
30÷3×4=40個です。

(3)(直線QRが横切る辺ACと平行な直線+辺ABと平行な直線+辺ACに平行な直線―(重複した線三角形の数)×3で計算します。
下の図は5段目までの図で黄色い部分が重複して数えますので差し引きます。


26+26+3−2=53になります。
3辺ありますので3倍します。すると3か所の2つがダブル計算になりますので その分を引きます。
53×3−(3×2)=153

(4) いのタイルは最終段の数だけ使用しますので30段で終わりますので30枚使用となります。


解答・その9

(ペンネ−ム:転位反応)

(1)
小正三角形と正三角形ABCの相似比は1:30なので
それらの面積比は、1:900
∴小正三角形の数は900

(2)
正三角形ABCの頂点Aから3段目までの正三角形ADEを考える。
正三角形ADEと正三角形ABCの相似比は1:10なので
直線APは、辺DE上の点でDQ=1を満たす点Qを通る。



さて、正三角形ADEについて、直線APによって二つの部分に分けられる小正三角形は4個ある。
∴正三角形ABCについては、4×10=40

(3)
求める小正三角形の数は、三角形QRSの周が小正三角形の頂点を通過するかどうかによって決まる。
下記のような非直交座標系をとると、その交点は小正三角形の頂点と一致し、
直線QRの式は、y=−(26.667/3.333)x+26.667
   X=1  y≒18.7
   X=2  y≒10.7
   X=3  y≒2.7
よって、直線QRは正三角形ABCの上部4段目から30段までを通過するとき、 4段目については、ひとつの小正三角形を通過し、 5段目から30段については、一段について二つの小正三角形を横切るため、 直線QRについて題意を満たす小正三角形の数は、
  (30−4)×2+1=53。
直線RS、SQについても、その相対的な位置関係は直線QRと同じであることから、 題意を満たす小正三角形の数は何れも53。
但し、頂点Q、R、S近傍で各2つずつ重複して数えているため、
  53×3−6=153
∴三角形QRSについて153


x=1,2,3に対して、yは整数値を取らないので、直線QRは小正三角形の何れの頂点も通らない。
よって、直線QRは正三角形ABCの上部4段目から30段までを通過するとき、
4段目については、ひとつの小正三角形を通過し、
5段目から30段については、一段について二つの小正三角形を横切るため、
直線QRについて題意を満たす小正三角形の数は、(30−4)×2+1=53。
直線RS、SQについても、その相対的な位置は直線QRと同じであることから、
題意を満たす小正三角形の数は何れも53。
但し、頂点Q、R、Sで重複して数えていることを考慮して、53×3−3=156
∴三角形QRSについては156


(4)
正三角形ABCを以下のように色分けすると、
  黒の小正三角形は、(1+30)×15=465枚
  白の小正三角形は、  900−465=435枚



さて、(い)のタイルで正三角形ABCを覆うことができるとすると、 黒と白のタイルは同数となるはずである。
ところが、黒が465−435=30枚多いので、(あ)のタイルは30枚必要となる。
∴少なくとも30枚






解答・その10

(ペンネ−ム:haya)

(1) 全部で900個の小三角形に分かれる
(2) 直線APによって2つの部分に分けられる小三角形の数は40個
(3) 三角形QRSの周が通る小三角形の数は153個
(4) 必要な(あ)のタイル数は30個

【解き方】
(1)  

(2) 下の(4)の(い)のタイルを右斜め上にもう一個繋いだ平行四辺形を単位として、一番上の点と 下の点を結ぶ図形が3段目毎に繰り返され、それぞれ4個の三角形を横切っているから、
  4x30/3=4x10=40
(3) 作図すると、三辺はどの小三角形の頂点とも交わらず一辺につき53個の小三角形に関係している。
単純に3倍すると、頂点のある小三角形と直近の小三角形で2重に数えられることになるのでそれを補正して、
  53x3-2x3=153
(4) 上から順に「い」で隙間なく敷き詰めることができるが、 最下段の正立の小三角形30個のみ「あ」を使う必要があるから、30個


解答・その11

(ペンネ−ム:falcon@中学教師)

<答え>
(1)900個
(2)40個
(3)153個
(4)30枚

<考え方>
(1)上の段から1個、3個、5個・・・と増えていきます。
30段目には三角形の個数が59になるのでそれを全て足し合わせると900個となります。

(2)直線APは3段ごとに小三角形の頂点を通過します。
その3段の間に2つの部分に分けられる小三角形は4個あります。
全体では30段なのでこのくり返しが10回あると考えて、 2つの部分に分けられる小三角形は10×4=40個となります。

(3)三角形QRSの各辺は小三角形を1+2×26=53個通ります。
単純に三角形QRSの辺の数から3倍して159個。
これでは端々で重複して数えてしまう小三角形が2個ずつあるので、そのぶんを引いて153個。

(4)いろいろなやり方で考えてはみましたが、30枚より少なくくが思いつかなかったです。


解答・その12

(ペンネ−ム:teki)

<解答>
1  900個
2   40個
3  153個
4   30枚

<解法>
1 30段あるので302=900個。(別解として、面積が900倍になるので900個。)
2 3段の正三角形を考えれば、4個が分割され、格子点を通るので、4/3×30=40個。
3 与えられた数値が中途半端(3/10でも1/3でもない)なので、おそらく 線分QR、RS、QS上に格子点はないだろうと思いましたが、検証が できず、悩んでました(^^;;
 で、仕方なく背理法による方程式で証明することにしました。
 線分QR上に格子点があると仮定し、これをTとすると、AB上にBCと UTが平行になるような点Uを取ると、点Uも格子点になります。
 AU=x、UT=yとおくと、三角形の相似から、以下の式が成立します。
 26.667÷3.333=(x−3.333)÷y
 変形して、3.333x−26.667y=3.333
 x、yは整数なので、これは矛盾です。
 よって、QR上に格子点はありません。
 RS、QS上も同様に格子点はありません。
 さて、線分QRとAB、BC、CAに平行な線分との交点の数は、それぞれ 3、26、23で合計52個ですので、
QRに分割される三角形の数は52+1=53個です。
 RS、QSも同様に53個の三角形を分割しますが、それぞれの頂点付近 では、2つの線分によって分割される三角形が2個ずつあります。
 よって題意の個数は、51×3=153個。

4 最下段を(あ)の図形で埋めてしまえば、後は(い)の図形で埋めることができる
  ので30個。(市松模様に埋めてしまえば、これが最小であることもわかります。)


解答・その13

(ペンネ−ム:SOU)

x軸を底辺y軸を左側の斜辺として見ます。
(1)


三角形の面積は450 なので、面積1/2 の三角形は 900//

(2)


直線AP の方程式は
   y=-3x+30
で、格子点を通る。格子点からyが3動くと4つの三角形を分断するので 40//

  (3)


直線QR の方程式は
   y = -(26.667/3.333)x + 26.667
となるがこれはこの三角形の中で整数解を持たないので、
yが1動く度に必ず2つの三角形を分断する。従ってQRは
   26*2 + 1 = 53
の三角形を通る。また、頂点付近で2つの直線が2つの三角形を
共有しており他の2本の直線の分と重なるので、
   53*3 - 2*3 = 153 //

(4)


△を▲として、▽と色を分ける。(い)の図形はこの2つの三角形が組になっている。
▲は▽よりも30個多いので、どんな取り方をしても、少なくとも30個の▲はペアが作れず余る。//


解答・その14

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

(1)
相似の関係にある図形の面積は対応する長さの2乗に比例します。
一辺の長さが1の小三角形の面積を基準とすると一辺が30の大三角形の面積は、302=900 倍です。 よって、小三角形は900個あります。

(2)
AB:BP=3:1なのでAPは右の図のようになっています。
上から3段目までで2つの部分に分けられる小正三角形は4個あります。
よって4×10=40個です。



(3)


小三角形の底辺の左端から下に8個小三角形分左下に下がり底辺の右端を結ぶ線を引きます。
1つ横線を下がるにつれ底辺は1/8(=0.125)ずつ増えていきます。(赤で表示)
点Qがある小三角形においてQRが底辺のどの位置を横切るかを調べます。
すると、底辺の左から のところを横切ることがわかります。
をいくつ足しても整数にはなりません。
線分QRが横線を1本横切ると小三角形2個を通ることになります。



Qを含む小三角形は上から4個目めの横線が底辺になるところにあります。
そこから29個目の横線が底辺になる小三角形まで横線は29−4+1=26本あります。
よってQRが横切る小三角形は2×26+1=53個あります。
次にQRを考えますが、図の青の小三角形と赤○をつけた小三角形が重なっています。
よって、三角形QRSが横切る小三角形は3×(53−2)=153個になります。



(4)
上から菱型で隙間なく覆っていくと一番下のところで30個の小三角形が残ります。
最下段の左端の小三角形を菱型で覆うと下から2段目のところで半端の小三角形ができます。
半端な小三角形を他の小三角形とつなげて菱型をつくるといままで菱型だった部分を崩してしまいます。
この半端な小三角形をつなげることができないので30個の小三角形を減らすことができません。
(あ)の小三角形は30個必用です。




解答・その15

(ペンネ−ム:迷子の雄猫)

(1)上向きの三角形が1,2,3,4, ..... ,29,30枚
 下向きの三角形が0,1,2,3,4, ..... ,29枚
下向きの三角形を逆から数えて 29,28,27,26, .... , 1, 0枚、
上向きの三角形が 1, 2, 3, 4, .... ,29,30枚。
上下を加えて30,30,30,30,30 ...... が合計30組。
よって30*30=900枚。

(2)頂点Aをとおり、辺BC上の、BP=10となる点Pをとおるのだから、 3段分降りるごとに辺ABから1だけ(距離を水平に計ると)離れていくことに なる。
よって、3段分降りるごとに順に1,2,1個の小正三角形を通るので、合計 40個。

(3)4段目の途中から30段目まで線がとおり、5段目から29段目までは2個 の小三角形を通るので、50個*3+3で153個。

三角形QRSが、頂点を通らないという証明
辺ABをY軸、辺BCをX軸、点Bを原点となるように座標変換する。
点Qの座標は (x,y)=(0,30-3.333)=(0,26.667)
点Rの座標は (x,y)=(3.333,0)
点Sの座標は辺ACをAS:SC=26.667:3.333に内分する点であるから (x,y)=(26.667,3.333)

直線QRの方程式は y= -8.000900090009 x + 26.667
直線RSの方程式は y= 0.14283877603497 x +-0.47608164052456
直線SQの方程式は y= -0.87501406232422 x + 26.667

どの方程式も、すくなくとも0≦x≦30の範囲内ではx,yがともに整数となる解を持 たない。元の図でいう正三角形の頂点は、座標変換後のx,yがともに整数となる 点になるので、直線QR、直線RS、直線SQはともに、元の図でいう正三角形 の頂点を通ることは無い。

(4) タイル(い)を用いると問題(1)で数えた上向きの三角形と下向きの三角形 とを両方覆うことになる。
よってその差と同じ30個のタイル(あ)が必要となる。

正解者

teki スモークマン haya
T_Tatekawa 迷子の雄猫 falcon@中学教師
のっこん 転位反応 夜ふかしのつらいおじさん
Ryu1128 杖のおじさん SOU
オヤジ ちょろんは太太 バルタン星人

コメント

特に今回は、(3)が難しかったですね。頂点の近くで、三角形QRSが小三角形を2回通る場合がありますので、 重複を考慮しなければなりません。 また、三角形QRSが頂点を通らないということを確認する必要もありますね。


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