Weekend Mathematics問題/問題16

16.「ふしぎの国のアリス」の問題

ルイス・キャロルは、人生の最初の4/13が過ぎた年の前年に、 オックスフォ−ド大学に入学しました。 そして、入学してから4年後に数学教師となり、 結局、生涯の2/5を、数学教師として過ごしました。
アリスたちリデル家の三姉妹とボ−トに乗り、その中で 「ふしぎの国のアリス」を作って話してやったのは、 数学教師になってから7年たった、夏のある午後のことでした。
その後、アリスは、あまりキャロルおじさんに会う機会もなく、 大人になってゆき、28歳で結婚しました。 その翌年、キャロルは数学の先生の職をやめます。 そして、それから16年たった1898年月14日に永眠しました。 3人の子の母となっていたアリスは、幼いときにかわいがってくれた おじさんのことを思いだし、涙ながらに、 お墓に花束を捧げたそうです。
さて、「ふしぎの国のアリス」が語られたのは、 アリス・リデルが何歳の時だったでしょうか?


問題の出典


ふしぎの国のアリスの算数パズル

山崎直美著

さ・え・ら書房






答えと解説












答えと解説

回答・その1

(ペンネ−ム:ひろむ)

キャロルの寿命をX年とする。
X=(4/13)X−1+4+(2/5)X+16
(1−4/13−2/5)X=19
(19/65)X=19
X=65
となり退職したのは 65−16=49 で49歳のとき
このときアリスは29歳。
キャロルとアリスは20歳の差。
キャロルが話したのは
65*4/13−1+4+7=30 より30歳のとき
30−20=10 で、アリスは10歳のときである。




回答・その2

(ペンネ−ム:Ah! My Goddess)

ルイスの一生を数直線に表し、解っていることを入れると、



となる。
ルイスの一生の中から、最初の4/13、教師時代2/5を引くと、
1−4/13−2/5=(65-20-26)/65=19/65
残りが3+6=19(年)となる。
よって、全体19/65÷19=1/65が1年となる。
人生の4/13年は20歳。
だから、教師になったのは23歳。
従って「アリス」を創ったのは30歳。
また教師だったのは26年間。
すなわち、教師をやめたのは49歳。
このとき、アリスは29歳。
よって、答え10歳




回答・その3

(ペンネ−ム:Hungry Bear)

4/13及び2/5を通分するとそれぞれ 20/65,26/65となるため ルイス・キャロルの人生は65年であった.... と言うことではないでしょうか?
こんなことで答が出てしまって良いのでしょうか
下図によりアリスが10歳の時でした

ルイス・キャロル
         10        20        30        40        50        60
|---------+---------+---------+---------+---------+---------+----|
      4/13(20/65)   20                                          1898
|---------20--------|
                  19   23
                   |-4-|
                             30   教師26(2/5)    49              65
                       |--7---|------------------|
                                                 |-------16------|
                             話                48
                              |--------18-------|
                             10              28(結婚)            墓
アリス・リデル      ----------|--------18-------|-----------------・・花
                                                                  子子子







正解者(ペンネ−ム)

Hungry Bear

ひろむ

Lull(らる)  

BABY MINNIE

コレクトコ−ルは106番!

What・to・do?

匿名希望

Ah! My Goddess

TEDUKA

NOGAMI


まとめ

実際の年と、割合とが混在していますので、 それをしっかり識別して冷静に読んでいかないといけませんね。
4/13と2/5を通分した時の分母である「65」がルイスの人生 だとするのは、ちょっとずるい気もしますが、 まあ妥当といえば妥当だし、常識的だとも言えますね。
「Hungry Bear」さんのように年表を書いてみると全体がよく見えてきて いいですね。


戻る