152.1桁の足し算
図1の1段目の□の中に1桁の整数を入れ、となり合った数の桁を計算し、
その一の位の数を2段目の□の中に入れます。同じように、2段目のとなり合った数の和を計算し、
その一の位の数を3段目の□の中に入れます。さらに、3段目のとなり合った数の和を計算し、
その一の位の数を4段目の□の中に入れます。
図2は、1段目に(3,0,5,9)を入れたときの例です。
いま、1段目から4段目までの10個の□の中に、0から9の10個の数字が
1つずつ入るようにしたいと思います。ただし、6と9の
位置は図3のように決まっています。
このとき、次の各問いに答えてください。
(1)4段目の□に入る数は何ですか。
(2)ア、イに入る数を求めなさい。
問題の出典
センスのよい脳をつくる 大人の算数パズル
河瀬 厚 著
自由国民社
専修大学松戸中学校 2006年
答えと解説
解答・その1
(ペンネ−ム:やなせ)
問い1の答えは 0 です
問い2の答え アには 4 で イには 1 です。
でもなぜそうなるのか、他の数字ではなぜダメなのかの数学的証明は
相変わらず解らない・・・・・
しらみつぶしのエクセル頼り(マクロは使えない・・知らない)
最後が0ってのは、同じ数字を2度と使用しないって所から
推測がつきましたけどね(あくまでも推測です・・・感?)
そこから、6と9が既に使われているので
3段目は3と7か 8と2意外に無いと考えて
まっそんな所から、色々探っての答えです。
解答・その2
(ペンネ−ム:オヤジ)
解答 (1) 0 (2)ア:4 イ:1
∵ (1)途中の段で、0が現れると上下の段で同じ数字が現れるため。
(2)3図の3段目は、「2と8」または、「3と7」の2種類しか存在しない。
9 4 1 6 3 5 7 8 2 0
解答・その3
(ペンネ−ム:teki)
1 0
2 ア 4 イ 1
4段目は0しかあり得ません。
なぜかって? 3段目より上段に0があると、同一数字が必ず現れるからです。
で、3段目は(2.8)又は(3.7)の組み合わせとなります。
後は試行錯誤で・・・・・・。
9 4 1 6 3 5 7 8 2 0
解答・その4
(ペンネ−ム:三角定規)
(1) 4段目に入る数字は,0 …[答]
なぜなら,他の場所に 0 が入るとすると,隣の数との和が隣の数となり,
「数が 1 つずつ入る」 という条件に反するから。
(2) 図3のとき,空欄に入るすべての数は下の図のようになります。大変冗長になるので説明は省略します。
よって,ア は 4,イ は 1 …[答]
解答・その5
(ペンネ−ム:haya)
(1) 0
(2) 4, 1
【解き方】
(1) 一番下の箱以外で 0 を使うと隣の数字と同じ数値が下に出て重複してしまうので、
一番下の箱は必然的に 0 となる。
(2) そうすると、一つ上の箱は、3 と 7 か 2 と 8 となる。
残った数字の組合せを試すと、3 と 7 では不成立、8 と 2 で下図のような組合せのみが題意を満足する。
従って解は、4, 1 です。
9 4 1 6 V V V 3 5 7 V V 8 2 V 0
解答・その6
(ペンネ−ム:バルタン星人)
1)0
2)ア4 イ1
考え方:
1)0が他の位置に来ると、同じ数が出来るので不適。
2)3段目の和は10。6,9が使われているので(2,8)または(3,7)。
(2,8)ならば2段目に4は入れない(4+8=12,4+4=8)
から、アが4。その左下は3。9が使われているのでその下は8。
以下、芋づるで
9 4 1 6 3 5 7 8 2 03段目が(3,7)なら1段目に4は入れないので2段目になるが 2段目でも4+9=13,4+3=7と3段目の3または7を 作ることが出来ないため矛盾。 故に、上記が唯一解。
解答・その7
(ペンネ−ム:スモークマン)
0〜9 までの和=45 なので...最後の下一桁は5のような気がしたけど...
0が途中にあったら同じ数がでるから...最後は0
その上は、2-8,3-7 しかない。
7=2+5
しかし、2=6+6=3+9 なので無理。
8=1+7=3+5
しかし、1=2+9=6+5
なので、無理。
つまり、8=3+5
9 4 1 6 3 5 7 8 2 0でビンゴ♪
逆だと無理なのは以下だから...
9 8 7 6 7 5 3 2 8 0結局、
(1)4段目の□に入る数は何ですか。・・・0
(2)ア、イに入る数を求めなさい。・・・ア:4,イ:1
の一通りに決定された♪
解答・その8
(ペンネ−ム:のっこん)
2段目を左からウ、エ、オ
3段目を左からカ、キ
4段目を ク とする
(1)0は1段目にも2段目にも3段目にも入ることができないので ク=0
(1段目に入ると1段目と2段目で数字が重複する、
2段目に入ると2段目と3段目で数字が重複する、
3段目に入ると3段目と4段目で数字が重複する)
(2)(カ、キ)=(2、8)または(8、2)または(3、7)または(7、3)なのでこの4つの場合に分ける
A.(カ、キ)=(2、8)の時
(ウ、エ)=(5、7)または(7、5)なので
(ウ、エ、オ)=(5、7、1)または(7、5、3)・・・・いずれも不適
B.(カ、キ)=(8、2)の時
(エ、オ)=(5、7)または(7、5)なので
(ウ、エ、オ)=(3、5、7)または(1、7、5)
(ウ、エ、オ)=(3、5、7)は (ア、イ)=(4、1)の時、題意を満たす
(ウ、エ、オ)=(1、7、5)・・・・不適
C.(カ、キ)=(3、7)の時
(エ、オ)=(2、5)または(5、2)なので
(ウ、エ、オ)=(1、2、5)または(8、5、2)・・・・いずれも不適
D.(カ、キ)=(7、3)の時
(ウ、エ)=(2、5)または(5、2)なので
(ウ、エ、オ)=(2、5、8)または(5、2、1)・・・・いずれも不適
答え・・・(ア、イ)=(4、1)
解答・その9
(ペンネ−ム:falcon@中学教師)
<答え>
(1) 0
(2) ア=4、イ=1
<考え方>
まず、1〜3段目で0との加法が行われると段の上下で同じ数が出てきてしまうので
0が入るのは4段目に限られる。
したがって問題(1)の答えは 0
次に3段目を考える。
4段目で0が出るためには、足して10になる2数の並びでないといけない。
ただし、1段目で9と6が使われているので
3段目の可能性は(2,8)、(8,2)、(3,7)、(3,7)の4通りになる。
いったん、ここで各□の中に入る数字が、どのような数の一の位であるかを図示すると・・・
1段目・・・9 ア イ 6 2段目・・・ 9+ア ア+イ イ+6 3段目・・・ 9+2×ア+イ ア+2×イ+6 4段目・・・ 9+3×(ア+イ)+6 (2〜4段目は左図の式で表される数の一の位)4段目が0だとわかっているので
9+3×(ア+イ)+6=(10の倍数)となり、
この関係式からわかるアとイの可能性は(1,4)、(4,1)、(2,3)、(3,2)、(7,8)、(8,7)
しかし、3段目の可能性が(2,8)、(8,2)、(3,7)、(3,7)だったことを考慮に入れると
アとイの可能性は(1,4)、(4,1)の2通りに絞られる。
あとは、代入して試してみる。
(ア,イ)=(1,4)だとすると・・・
1段目・・・9 1 4 6 2段目・・・ 0 5 0 3段目・・・ 5 5 4段目・・・ 0となり、不適
(ア,イ)=(4,1)だとすると・・・
1段目・・・9 4 1 6 2段目・・・ 3 5 7 3段目・・・ 8 2 4段目・・・ 0となり、うまくいく。
したがって問題(2)の答えは ア=4、イ=1
解答・その10
(ペンネ−ム:転位反応)
(1) 1、2または3段目に、「0」を入れるとその下段に同じ数字が現れ、
題意を満たさない。よって、4段目の数字が0である。
(2) 3(5+ア+イ)の一位が0であること
かつ、3≦(ア+イ)≦15 であることから、ア、イは以下の条件を満たす。
3(5+ア+イ)=30 ・・・(1)
または、
3(5+ア+イ)=60 ・・・(2)
・ケース(1): ア+イ=5
考えられる(ア,イ)として、(1,4)、(2,3)、(4,1)、(3,2)
検証すると、(4,1)以外は題意を満たさない
・ケース(2): ア+イ=15
考えられる(ア,イ)として、(6,9)、(7,8)、(8,7)、(9,6)
検証すると、何れも題意を満たさない
よって、ア=4、イ=1
解答・その11
(ペンネ−ム:杖のおじさん)
答え ア=4 イ=1 です。
@〜Iまでの□の中に0を入れると下の段の□に同じ数字が出ますので
0は四段目のIに入ります。
三段目のGHの合計数字が0になる組合せは次の4パターンになります。
A.3と7 B.7と3 C.2と8 D.8と2
AとBのパターンは0→3→1→3で3という同じ数字がでますので駄目です。
0→7→4を入れて検証すると左の3→4となり同じ数字が出るので駄目です。
従って8と2があるCとDのパターンを検証します。
三段目のGに8を入れると全ての□に0〜9までの異なる数字を入れる事が出来ます。
三段目のGに2を入れると同じ数字が出来ますので駄目です。
従って図1の通りの数字の配置となり答えはア=4 イ=1が答えになります。
解答・その12
(ペンネ−ム:tt)
(1)1〜3段目に0が入るとすると、同じ数字が二回入ってしまう(=0の隣の数字
と、0の下の数字が同じになる)ので題意に反する。
従って、0が入るのは4段目しかあり得ない。答え 0
(別解:下段の数字は上段の二つの数字の和の一の位の数であるが、
和が二桁になる場合に十の位の数字を残していって、最後に一の位の数字を残して
も
結果は同じになる。この性質を利用し、一段目から下段に向かって、
加えた数字の一の位だけを残すのでなく
十の位も含めた数字を記入していくとする。その上で更にすべての数字を足す
と、和は
9+ア+イ+6+
(9+ア)+(ア+イ)+(イ+6)+
(9+ア+ア+イ)+(ア+イ+イ+6)+
(9+ア+ア+イ+ア+イ+イ+6)
=9×(ア+イ)+60
となる。この一の位の数は
実際には10個の□内に0から9までの数字が一つずつ入っているのでその総和
0+1+2+3+4+5+6+7+8+9=45
の一の位の数字、即ち5である。従って
9×(ア+イ)の一の位が5であるので、(ア+イ)は5又は15である。
(1≦(ア+イ)≦15なので) (*)
4段目の数字は3×ア+3×イ+15=3×(ア+イ+5)の一の位の数字であるところ、
(ア+イ)が5又は15であることから(ア+イ+5)は10の倍数になる。以上から、
4段目の数字は0である。)
(2)上記 (*)から、まず二段目真ん中の□に入る数字((ア+イ)の一の位の数字)は5
と分かる。
そこで(ア+イ)が5であるか15であるかを考えるが、15であるとする
と、(ア、イ)=(8,7)又は(7,8)
のどちらかの場合しかあり得ない。ア=8であるとすると二段目左の□には7が入る
が、イ=7であることから
重複してしまうので不可。ア=7であるとすると二段目左の□には6が入るが、6は
既に一段目の一番右に
入っているのでこれも重複が生じ、不可である。従って、ア+イ=5である。これま
でに0,5,6,9がどの□にはいるか
分かっているので、残る6つの□に1,2,3,4,7,8が一つずつ入ることになる。これら6
つの□に入る数字はそれぞれ
一段目(ア、イ)、二段目((ア+9)の一の位の数字、(イ+6)の一の位の数
字)、三段目((ア+9+5,即ちア+14)の一の位の数字、(イ+6+5、即
ちイ+11)の一の位の数字)
となっているところ、二段目左は(ア−1)、三段目右は(イ+1)である。以上
から、ア+イ=5、1≦ア≦4、1≦イ≦4であり、
かつ イ、(イ+1)、(ア−1)、アの4つの数字が相異なっている必要があ
る。この条件を満たすのは
イ=1、ア=4 以外にはなく、実際に計算してみて十個の□に0〜9が一つずつ入る
ことを確認した。
答え: アは4,イは1。
解答・その13
(ペンネ−ム:巷の夢)
右図のように番号をふり題意を考える。
条件を整理すると、0〜9の数は各々1回しか使用できない。
即ち、同じ数を2回使用してはいけないので0は最後の段でしか使用できないことになる。
因って、ク=0となる。
これより、(カ、キ)は(2, 8)ないし(3、7)しかないことが分かる。
今、カ=8、キ=2としてみると、
ウ+エ=1+7、7+1、3+5、5+3のどれかであり、エ+オも
各々に対し、
エ+オ=7+5、5+7のどちらかである。即ち、
(ウ、エ、オ)=(1,7,5)ないし(3,5,7)のどちらかである。
今、ウ=1とすると、ア=2となりキと同じ値となるので駄目である。そこで、ウ=3とすると、
ア=4となる。因って、ア+イ=4+イ=5よりイ=1となる。イ+6=1+6=7=オとなり題意を満たす。
即ち、これが求めるものである。
因って、ア=4、イ=1である。
次に(カ、キ)=(2, 8)、(3,7)および(7,3)の3ケースについても同様な検討を行うと、全て矛盾が生じてしまう。
因って、前記解答が求めるものである。
解答・その14
(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)
(1)4段目の数は、0です。
0は何と足してもその数を変化させないので3段目までにあってはなりません。
10個の場所に、10種の数を入れることができなくなります。
(2)場合の数がそんなに多くないので条件を増やして狭めていきます。
1段目のアとイに、0,6,9がこないとすると
7P2=7×6=42通り
さらに2段目の両端に0,6,9がこないことを条件として加えると
アに0,3,4を、イに0,1,7を用いないので、次の22通りです。
a | b | c | d | e | f | g | h | i | j | k | l | m | n | o | p | q | r | s | t | u | v | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ア | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 5 | 5 | 5 | 5 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 8 | 8 | 8 | 8 |
イ | 2 | 3 | 4 | 5 | 8 | 3 | 4 | 5 | 8 | 2 | 3 | 4 | 8 | 2 | 3 | 4 | 5 | 8 | 2 | 3 | 4 | 5 |
場合の数が多くないので具体的に書き出してみると、
アは1、イは4です。
解答・その15
(ペンネ−ム:T_Tatekawa)
(1) 4段目以外に0が入ると,そのすぐ下の□は隣の数字と同じになってしまう.よって4段目の□は0.
(2) (1) から3段目の□の和は10である.1段目で6と9が使われているので, (2, 8) か (3, 7) の組み合わせ.
奇数を o,偶数を e として1段目から並べてみる.
1段目に奇数か偶数のいずれかが揃うと
9 o o 6 9 e e 6 e e o o o e e o e oとなり,4段目が0(偶数)にならないのでダメ.
9 o e 6 9 e o 6 e o e o o o o o e e 0 0前者の場合,左側が7でないと2段目の o に適した数が入らない.
9 o e 6 9 o e 6 e o e e o e 7 3 3 7 0 0右側は,2段目のoを1にするとその右が6なので矛盾.
2段目のoを5にするとその右が2.1段目の6の左も6になり矛盾.
左側で2段目の o を 5 にすると,2段目は収まる.
9 o e 6 2 5 8 7 3 0ところがこれでも1段目がだめ.9 3 2 6 では 2 と 3 が重複.
よって3段目に戻り,(2, 8) の組を考える.
1段目のeが残りの 4 になる.
9 4 o 6 9 4 o 6 o o o o o o 2 8 8 2 0 0 9 4 o 6 9 4 o 6 3 o o 3 o o 2 8 8 2 0 0左側は 3 の隣が 9 になるので矛盾.
残る答えは
9 4 1 6 3 5 7 8 2 0である.アは 4,イは 1.
解答・その16
(ペンネ−ム:くっきー♪)
(1)0
(2)ア=4、イ=1
考え方:
1段目は問題より、9、ア、イ、6
2段目を左から順に、ウ、エ、オ
3段目を左から順に、 カ、キ
4段目を クとします。
記号「≡」を「10で割ったあまりが等しい」ことを意味するとします
(10を法とする剰余という言い方でいいんでしたっけ。。)。
(1)
たとえば、ウ=0としてみると、カ≡ウ+エ=エ。
しかしながら、1桁の数字を一回づつ使うという条件から、
カ=エはありえない。
したがって、ウ≠0。
同様に、ア〜キは0ではありえません。
結局、0が入ることができるのは一番下のクのみです。
(2)
カ+キを考えます。
ク≡カ+キで、
ク=0、カとキは一桁の数字なので、カ+キ=10。
また、カ+キ≡ウ+オなので、ウ+オ≡0。
これと、ウ+オ≡9+ア+イ+6から、ア+イ≡5。
ア+イ≡5を満たすアとイの組み合わせは、
(ア、イ)=(1、4)、(4、1)、(7、8)、(8、7)の4通り。
(ア、イ)=(1、4)は、ウ≡ア+9≡0となり不適。
(ア、イ)=(7、8)は、ウ≡ア+9≡6となり不適。
(ア、イ)=(8、7)は、ウ≡ア+9≡7=イとなり不適。
消去法で残るのは、(ア、イ)=(4、1)の組み合わせ。
そして、このとき
(ア、イ、ウ、エ、オ、カ、キ、ク)=(4、1、3、5、7、8、2、0)と
なり、確かに題意を満たす解が得られる。
[補足]「カ+キ≡ウ+オ」について
カ+キ≡0であり、カ≠キだから
カ≡5+α、キ≡5−αとおけます(カ≡5−α、キ≡5+αでも同じ)。
カ≡ウ+エから、ウ+エ≡5+α
キ≡オ+エから、オ+エ≡5−α≡5+(10−α)
エは、ウ+エとオ+エに共通している因子だから、エ=5と結論しました。
したがいまして、カ+キ≡ウ+エ+オ+エ≡ウ+オ+10≡ウ+オになりました。
解答・その17
(ペンネ−ム:迷子の雄猫)
図の升目に以下のとおり記号をつける。
1段目左から、9、ア、イ、6
2段目左から、 ウ、エ、オ
3段目左から、 カ、キ
4段目左から、 ク
ア、イのマスのいずれかがが0だとすると、ウまたはオのマスが、9または6になってしまう。
同様に、ウ、エ、オ、カ、キのマスのいずれかがが0だとすると、
下の段の升目の数字が、上の段の升目の数字と同じになってしまうので、
1段目から4段目までの10個の□の中に、0から9の10個の数字が1つずつ入らなくなってしまう。
よって、0はクのマスに入る。
カ、キの組み合わせとしてありえるのは
(カ,キ)=(1,9),(2,8),(3,7),(4,6),(5,5),
(9,1),(8,2),(7,3),(6,4)
であるが、9,6は既に使用されているので、
(カ,キ)=(2,8),(3,7),(8,2),(7,3)
升目の配置より、
(9+ア)+(ア+イ)+(イ+6)=ウ+エ+オ (mod 10)
(ウ+エ)+(エ+オ)=カ+キ=ク=0 (mod 10)
(9+ア)+(ア+イ)+(イ+6)+(ア+イ)=0 (mod 10)
3ア+3イ+15=0 (mod 10)
3(ア+イ+5)=0 (mod 10)
(ア,イ)の組み合わせとしてありえるのは
(ア,イ)=(0,5),(1,4),(2,3),(3,2),(4,1),
(5,0),(6,9),(7,8),(8,7),(9,6)
であるが、0,9,6は既に使用されているので、
(ア,イ)=(1,4),(2,3),(3,2),(4,1),(7,8),
(8,7)
であるが、(カ,キ)の升目には2か3の一方、7か8の一方は入ることから、
(ア,イ)=(1,4),(4,1)
(ア,イ)=(1,4)とすると
9146 050 55 0となって数字が重複する。
(ア,イ)=(4,1)とすると
9416 357 82 0となって10個の数字が1つずつ入る。
解答・その18
(ペンネ−ム:浜田明巳)
(1) 0
(2) ア:4,イ:1
Option Explicit '9 a b 6 ' c d e ' f g ' h Sub Macro1() Sheets("Sheet1").Select Cells(1, 1).Value = 0 Dim a As Integer Dim b As Integer Dim c As Integer Dim d As Integer Dim e As Integer Dim f As Integer Dim g As Integer Dim h As Integer For a = 0 To 8 If a <> 6 Then c = (9 + a) Mod 10 If c <> 6 And c < 9 And a <> c Then For b = 0 To 8 If b <> 6 And a <> b And b <> c Then d = (a + b) Mod 10 If d <> 6 And d < 9 And a <> d And b <> d And c <> d Then e = (b + 6) Mod 10 If e <> 6 And e < 9 And a <> e And b <> e And c <> e And d <> e Then f = (c + d) Mod 10 If f <> 6 And f < 9 And a <> f And b <> f And c <> f And d <> f And e <> f Then g = (d + e) Mod 10 If g <> 6 And g < 9 And a <> g And b <> g And c <> g And d <> g And e <> g And f <> g Then h = (f + g) Mod 10 If a + b + c + d + e + f + g + h = 0 + 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 7 + 8 Then Cells(1, 1).Value = Cells(1, 1).Value + 1 Cells(Cells(1, 1).Value, 2).Value = a Cells(Cells(1, 1).Value, 3).Value = b Cells(Cells(1, 1).Value, 4).Value = c Cells(Cells(1, 1).Value, 5).Value = d Cells(Cells(1, 1).Value, 6).Value = e Cells(Cells(1, 1).Value, 7).Value = f Cells(Cells(1, 1).Value, 8).Value = g Cells(Cells(1, 1).Value, 9).Value = h End If End If End If End If End If End If Next b End If End If Next a End Sub
正解者
オヤジ | teki | のっこん |
転位反応 | スモークマン | falcon@中学教師 |
迷子の雄猫 | 巷の夢 | haya |
くっきー♪ | 杖のおじさん | 浜田明巳 |
tt | やなせ | T_Tatekawa |
夜ふかしのつらいおじさん | 三角定規 | バルタン星人 |
コメント
hayaさんから次のようなメールをいただきました。
ところで、9 と 6 の制約を外して、PCで解を検索すると、中途半端に 8 パターン出てきます。 左上の箱に 1 〜 9 の数字がそれぞれ入って始まりますが、5 で始まるものがないのです。 5 はどのパターンでも2段目の中央にあって、 一番下の箱が 0 でなければならないのと同様な扱いをすべき数値となっていました。
そこが 5 だとわかっていれば話はもっと簡単になるのですが、証明できません。 使える数字は奇数5個と偶数5個ですから、5 が入る箱が奇数に限ることは証明できるのですが・・・。
さらに、問題の箱を題意に沿って満たすには、数字を均等にばら撒くことがポイントなようで、 成立したパターンを見ると、何れも一段目の合計は 20、二段目の合計は 15、三段目の合計は 10 でし た。丁度、1 〜 9 の平均 5 の個数倍になっています。
考えてみました。右の図のように、各□をA〜Jとします。
XとYのそれぞれ1の位が等しいとき、X≡Y (mod 10) と書くことにします。10で割った剰余が等しいということです。
E≡A+B (mod 10)
F≡B+C (mod 10)
G≡C+D (mod 10)
H≡E+F≡A+2B+C (mod 10)
I≡F+G≡B+2C+D (mod 10)
J≡H+I≡A+3B+3C+D (mod 10)
J=0より、J≡(A+D)+3(B+C)≡0 (mod 10)・・・(1) である。
ここで、全ての数の和 A+B+・・・+Jを考える。
A+B+・・・+J
≡(A+B+C+D)+(E+F+G)+(H+I)+J (mod 10)
≡A+B+C+D+(A+2B+2C+D)+(A+3B+3C+D)+(A+3B+3C+D) (mod 10)
≡4(A+D)+9(B+C) (mod 10)
一方、A+B+・・・+J=45だから、
4(A+D)+9(B+C)≡5 (mod 10)・・・(2)
(1)より、3(B+C)≡−(A+D) (mod 10) であるから、これを(2)に代入すると、
A+D≡5 (mod 10)・・・(3)
このとき、式(1)より、3(B+C)≡−5≡5 (mod 10) となり、
これより、B+C≡5 (mod 10)となる。
F≡B+C≡5 (mod 10) であり、Fは1桁の数だから、F=5となる。
次に、段ごとの数の和を考えてみる。
4段目は、J=0
3段目は、H+I≡J (mod 10)、J=0であり、1桁の数2つの和
であることを考慮すると、H+I=10
2段目は、E+F+G≡(A+D)+2(B+C)≡(A+D)+2F≡(A+D)+10≡5 (mod 10)
1桁の数3つの和であることを考慮すると、E+F+G=15
1段目は、A+B+C+D≡(A+D)+(B+C)≡0 (mod 10)
1桁の数4つの和であることを考慮すると、A+B+C+D=20