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問題140 各位の積
Weekend Mathematics問題/問題140 各位の積

140.各位の積

0以上の整数nに対して、f(n)=(10進法でnを表したときの各位の積)と約束する。 ただし、n=0の場合は特別に、f(0)=0と約束する。
例えば
f(2223)=2×2×2×3=24、f(f(2223))=2×4=8 である。

(1) 3桁の正の整数nで、f(n)=105 を満たす最小の数を求めよ。
(2) 4桁の正の整数nで、f(n)=210 を満たす最大の数を求めよ。
(3) 5桁の正の整数nで、f(n)=1024 を満たすものはいくつあるか。
(4) 正の整数nで、f(f(2005n))≠0 を満たす最小のものを求めよ。


問題の出典

広中杯ハイレベル中学数学に挑戦
算数オリンピック委員会監修
講談社ブルーバックス
2005年ファイナル問題

答えと解説

解答・その1

(ペンネ−ム:長崎島原 かがみ)

(1) 105=3×5×7 だから 最小の数は 357



解答・その2

(ペンネ−ム:三角定規)

(1) f(n)=105=3・5・7 及び n は 3 桁だから,n の各位の数は 3,5,7。
よって,そのような n の最小数は,357 …[答]

(2) f(n)=210=2・3・5・7=1・5・6・7 及び n は 4 桁だから,
そのような n の最大数は,7651 …[答]




解答・その3

(ペンネ−ム:テレスとアリス)

(1) 3数の積が105になるのは1通りです
   105=3×5×7
最小の数は 357 です。

(2) 4数の積が210になるのは2通りです
   210=2×3×5×7
   210=1×5×6×7
最大の数は 7651 です。

(3) 1024=210 となります
5数の積が1024になるのは、
   20、 21、 22、 23
から5数を組み合わせ、その指数の合計が10となるときです

グループ1=(20、21、23 、23 、23
   12888、18288、18828、18882、
   21888、28188、28818、28881、
   81288、81828、81882、82188、
   82818、82881、88128、88182、
   88218、88281、88812、88821
グループ2=(20、22、22 、23 、23
   14488、14848、14884、18448、
   18484、18844、41488、41848、
   41884、44188、44818、44881、
   48148、48184、48418、48481、
   48814、48841、81448、81484、
   81844、84148、84184、84418、
   84481、84814、84841、88144、
   88414、88441
グループ3=(21、21、22 、23 、23
   22488、22848、22884、24288、
   24828、24882、28248、28284、
   28428、28482、28824、28842、
   42288、42828、42882、48228、
   48282、48822、82248、82284、
   82428、82482、82824、82842、
   84228、84282、84822、88224、
   88242、88422
グループ4=(21、22、22 、22 、23
   24448、24484、24844、28444、
   42448、42484、42844、44248、
   44284、44428、44482、44824、
   44842、48244、48424、48442、
   82444、84244、84424、84442
グループ5=(22、22、22 、22 、22
   44444

答えは、101個です。


解答・その4

(ペンネ−ム:赤影)

(1)105を素因数分解すると105=3*5*7 よって、求める数は357。

(2)210=2*3*5*7、求める数は7651

(3)1024=210である。
よって求める数をABCDEとすると、A,B,C,D,Eはいずれも2のべき乗で あり、それぞれ1以上9以下であるから、1,2,4,8のいずれかとなる。
ここで、ABCDEの積が1024になるパターンとしては
1024=8*8*8*2*1 -->ア(8が3個、2が1個、1が1個)
  =8*8*4*4*1 -->イ(8が2個、4が2個、1が1個)
  =8*8*4*2*2 -->ウ(8が2個、4が1個、2が2個)
  =8*4*4*4*2 -->エ(8が1個、4が3個、2が1個)
  =4*4*4*4*4 -->オ(4が4個)
の5パターンであり、
アと同じ系列(並びが別のもの)は=20通り(※1参照)
イと同じ系列は30通り(※2参照)
ウと同じ系列は30通り(※3参照)
エと同じ系列は20通り(※4参照)
オと同じ系列は1通り(これは明らか)
よって、求める値は上記全ての場合の数を足して、20+30+30+20+1=101個・・・答え

※1 8*8*8*2*1の系列の場合の数
これは箱が5つあり、その中の2つに1と2を順序を区別して並べたときの場合の数 に等しい。よって、求める場合の数は5P2=5*4=20通り
※2 8*8*4*4*1の系列の場合の数
まず、最上位を1のときの場合の数を考え。次の桁は4か8である。 4にすると、残りは4,8,8である。4の位置を考えると3通り。 8にすると、残りは8,4,4である。8の位置を考えると同様に3通り。
次に、最上位が4であるとする。 残るは1,4,4,8となる。 2桁目が1ならばのこりは4,4,8⇒8の位置を考えると3通り。 2桁目が4ならばのこりは1,4,8⇒3P2=6通り 2桁目が8ならばのこりは1,4,4⇒1の位置を考えると3通り
最後に最上位が8であるとする。 これは1つ上の場合において、4と8が入れ替わっただけであるので この場合の数は3+6+3=12通り
これで全部であるので、※2の場合の数は3+3+12+12=30通り
※3 8*8*4*2*2の系列の場合の数
  これは、※2における2を4、1を2に書き替えたものであるので、場合の数としては ※2と同じ30通りとなる。
※4 8*4*4*4*2の系列の場合の数
これは、※1における8を4、1を8に書き替えたものであるので、場合の数としては ※1と同じ20通りとなる。



解答・その5

(ペンネ−ム:スモークマン)

(1)105=3*5*7だから、357
(2)210=2*3*5*7だから、7651
(3)1024=210だから、23=8 以上は1桁でないので、
10=3+3+3+1・・・5C3*2C1=20
 =3+3+2+2・・・5C2*3C2=10*3=30
 =3+3+2+1+1・・・5C2*3C1=10*3=30
 =(3+3+1+1+1+1)
 =3+2+2+2+1・・・5C1*4C3=20
 =(3+2+2+1+1+1)
 =(3+2+1+1+1+1+1)
 =(3+1+1+1+1+1+1+1)
 =2+2+2+2+2・・・5C5=1
 =(2+2+2+2+1+1)
 =(2+2+2+1+1+1+1)
 =(2+2+1+1+1+1+1+1)
 =(2+1+1+1+1+1+1+1+1)
 =(1+1+1+1+1+1+1+1+1+1)

合計=20*2+30*2+1=101



解答・その6

(ペンネ−ム:Ukiki_masamasa)

(1)
f(n) = 105
= 3*5*7 最小だから Ans. 357

(2)
f(n) = 210
= 2*3*5*7 最大だから Ans. 7651

(3)
f(n) = 1024= 210
 5桁だから次の4つの数字の組合せが考えられる
= 4*4*4*4*4 → 44444 の1通り
= 8*4*4*4*2 → 24448〜84442 の20通り
= 8*8*4*2*2 → 22488〜88422 の30通り
= 8*8*4*4*1 → 14488〜88441 の30通り
= 8*8*8*2*1 → 12888〜88821 の20通り
  よって合計101通り     Ans. 101通り

(4)
命題成立の為には「2005×n」がゼロを含まなくなる様にnを決めればよい。
ゼロを含まないためには、末尾が5であるのでnは奇数でなくてはいけない。
また、「2005×n」(nは奇数)の場合、末尾が常に5になるので、「2005×n」の桁のどこかに偶数があるとf(2005*n)にゼロが含まれてしまい、命題が成り立たなくなる。つまり、「2005×n」は全ての桁が奇数でなくてはいけない。
エクセルでn=3から順に計算させると n=267 の時に
f(f(2005*267)) = f(535335) = 3375 となり、命題が初めて成立する。
  よって、  Ans. n=267


解答・その7

(ペンネ−ム:teki)

1 357
2 7651
3 101通り
4 267

1は、105=3×5×7なので、最小は357、最大は753です。
 (3×5、5×7、3×7はいずれも2桁)
2も、210=2×3×5×7なので、4桁の最小は1567、
 最大は7651(これは、2×3=6が1桁なので要注意。つい7532とやってしまいそうですね。)
3は、1024=210>/sup>なので、10を3以下の自然 数の和に分解する方法に帰着します。
 並べ方を考慮すると、
(0,1,3,3,3)が20通り、
(1,1,2,3,3)が30通り、
(1,2,2,2,3)が20通り、
(0,2,2、3,3)が30通り、
(2,2,2,2,2)が1通りの計101通りとなります。
4は、n=267でようやくf(f(2005n))=f(3375)=315
で条件を満たすようです。 一応、エクセルで21以上の奇数に2005をかけて確かめましたが、 これって、何かうまい解法があるんでしょうか?


解答・その8

(ペンネ−ム:迷子の雄猫)

(1)357

(2)7651
素因数分解して、考えました。

(3)101通り
正の1桁の整数を、5つ掛け合わせて1024になる組み合わせは以下の通り。
(8,8,8,2,1)...20通り:p(5,5) / p(3,3) = 5*4*3*2*1 / (3*2*1)=20
(8,8,4,4,1)...30通り:p(5,5) / p(2,2) / p(2,2) = 5*4*3*2*1 / (2*1) /(2*1)=30
(8,8,4,2,2)...30通り:p(5,5) / p(2,2) / p(2,2) = 5*4*3*2*1 / (2*1) /(2*1)=30
(8,4,4,4,2)...20通り:p(5,5) / p(3,3) = 5*4*3*2*1 / (3*2*1)=20
(4,4,4,4,4)...1通り:

(4)267
2005に偶数をかけると10で割り切れるからf(f(2005n))=0
2005に奇数をかけると末尾が5だから、2005nの結果に偶数が含まれるとf(f(2005n))=0
あとは力技です。


解答・その9

(ペンネ−ム:オヤジ)

(1)素因数分解すると 105=3×5×7
 ∴ 357
(2)素因数分解すると 210=2×3×5×7
また、2×3=6:1桁の自然数 ,
 ∴ 7651
(3)5桁の自然数 f(n)=1024=210
  20=1,21=2,22=4,23=8 :1桁の自然数
 (T) (8,8,8,2,1)を用いる自然数: 20通り
 (U) (8,8,4,4,1)を用いる自然数: 30通り
 (V) (8,8,4,2,2)を用いる自然数: 30通り
 (W) (8,4,4,4,2)を用いる自然数: 20通り
 (X) (4,4,4,4,4)を用いる自然数: 1通り
(T)〜(X)より
20+30+30+20+1=101
 ∴ 101 通り
(3) 2005×n は、5の倍数なので、各桁が全て奇数となる事が必要、
∴ n=267


解答・その10

(ペンネ−ム:こまったコ)

(1) 105を因数分解すると 105 = 3 x 5 x 7 なので n =357
(2) 210を因数分解すると 210 = 2 x 3 x 5 x 7
この因数のうち、2と3をかけると6。1桁分足りないので1を追加して n = 7651
(3) 1024を因数分解すると 1024 = 210
桁の数として使えるのは 21=2, 22=4, 23=8 の3つのみ。
必要に応じて1も使える。

<1> 5桁のうちどこかに8が1つ入る場合。
8を作るのに2を3つ使うので残りは7個。22 を3つ、21を1つ作ればよい。
よって5桁に使うのは 2, 4, 4, 4, 8。
2が万の位の時は8がどの位に入るかで4通り。
8が万の位の時は2がどの位に入るかで4通り。
4が万の位の時は残りの2つの4がどこに入るかで6通りx それぞれの場合で残りの桁に2と8のどちらが入るかで2通りで12通り。
よって<1>の条件でできる5桁の数は計20個。

<2> 5桁のうちどこかに8が2つ入る場合。
8を2つ作るのに2を6つ使うので残りは4個。
その1:22=4を2個、1を1個使う場合、5桁に使うのは 1, 4, 4, 8, 8。
1が万の位の時は千くらいが4の時で3通り、8の時で3通りの計6通り。
4が万の位の時は千くらいが1の時で3通り、4の時で3通り、8の時で6通りの計12通り。
8が万の位の時も12通り。
よって合計30通り。
その2:22=4を1個、2を2個使う場合、5桁に使うのは 2, 2, 4, 8, 8。
使う数の組み合わせは違うが、「その1」の時と同じ考え方ができるので
「その2」の条件でできる5桁の数は合計30個。
よって<2>の条件でできる5桁の数は計60個。

<3> 5桁のうちどこかに8が3つ入る場合。
8を3つ作るのに2を9つ使うので残りは1個。よって5桁に使うのは 1, 2, 8, 8, 8。
これは<1>の条件と同じ考え方ができるので
<3>の条件でできる5桁の数字は計20個。

<4> 5桁のうちどこにも8が入らない場合は 44444の1つ。

<1>+<2>+<3>+<4>=20+60+20+1=101

よって5桁の正の整数nで、f(n)=1024 を満たすものは全部で101個。

(4) どの整数も0を掛けたら0になるので2005 x n の答えの各桁に0がないようにする必要がある。
自力で計算するのが面倒なのでエクセルを使い、2005 x 1, 2005 x 2...を計算したところ、
積のどの桁にも0が含まれない最小の積は n=23の時の 2005 x 23 = 46115
f(f(46115))を計算すると 4 x 6 x 1 x 1 x 5 = 120
120にゼロが含まれるので f(f(2005n))≠0を満たさない。
f(2005n)の答えの1の位は0か5で、0になるのは n が偶数の時。
よって条件をnは奇数でなければならず、1の位は5である。
また、f(2005n)の各桁に使われる数に偶数が含まれていると
1の位の5と掛けた時一の位が0になる数ができてしまうので
f(2005n)の各桁に使われる数はすべて奇数でなければならない。

以上のすべての条件を満たす最初の n は 267。
(これはエクセルの計算式から探しました。)
f(2005x267)=f(535335)=5 x 3 x 5 x 3 x 3 x 5 = 3375
f(3375) = 3 x 3 x 7 x 5 = 315 ≠0 である。
よって n = 267


解答・その11

(ペンネ−ム:G3)

(1)3×5×7=105(素因数分解って言うんでしたっけ)
だから小さいほうから並べて『357』
答え n=357(だ!)

(2)2×3×5×7=210
大きいほうから並べて『7532』と言いたいが、2×3=6だから 1×5×6×7=210。それで『7651』
単純に素因数分解してはいけないのか?
一桁のなるべく大きい因数に分解すればいいのか?
とにかく
答え n=7651(だといいが・・)

(3)1024=2の10乗だからこんな風に考えました。かなり細かく状況設定していますが・・(ボクはイメージ派)
『ピンポン玉が3個まで入るメスシリンダーが5本あって 区別のつかない10個のピンポン玉を入れる場合何通りあるのか? 玉が入っていないメスシリンダーがあってもいい。
玉の分け方をまず考え、後で並び替える場合の数を考えました。
 (i)玉の入り方が33310のとき器の並び方は、5!/3!=20
 (ii)33220のときは5!/2!・2!=30
 (iii)33211ときは同様に(この書き方ラク!)30
 (iv)32221のときは20
 (v)22222のときは1は明らか。
それぞれの場合の数を足して101。
答え 101ある!(と思う)

(4)一の位が5であることを考えて 2005nが最小で各位奇数になるようなnを見つけるわけですよね?そこで、
2005n=(2000+5)n
 (i)5n注目。に千の位が偶数(2)だから、この桁以下を奇数にするためにはnが少なくとも223以上の奇数。
 (ii)2000nに注目してとりあえずn=223を代入してみる。2000×223=446000
これを見ながら考えました。
ココから説明がうまくないのですが(結構省きます) 5nは上二桁には影響を及ぼさないから
上二桁が奇数になるためには2000の倍数で最小のものを見つける必要がある。
そして上二桁が奇数になる条件はnの十位、一位は繰り上がりのある5以上。
すると(i)の条件も考えて255<=n。
ここもとりあえず一の位だけやってみる。(2005×255=511275でもいいんですが・・)
255×5=1275(だめだ)
これ以上で最小の各位奇数は1375
1375÷5=265
そろそろ元に代入して
(2000+5)×265=53000+1325=531325
十の位が偶数だから次に小さい奇数267で
2005×267=535335(!!)
全部奇数だ。かなり運動部的な解法でした。
答えは n=267(であることを祈る)


解答・その12

(ペンネ−ム:mariki)

(1)105=3×5×7 ∴答 357

(2)210=2×3×5×7 または
=1×5×6×7 
 ∴答 7651

(3) 1024=2×2×2×2×2×2×2×2×2×2
5桁の整数なので
  44444・・・・・1通り
  84442・・・・・20通り  (5×4×3×2×1)÷(3×2×1)
  88821・・・・・20通り  (上記と同じ)
  88422・・・・・30通り  (5×4×3×2×1)÷((2×1)×(2×1))
  88441・・・・・30通り  (上記と同じ)
 ∴答 101個
             

(4) 2005×nの結果で各位の数に、0及び偶数が無いものを探しました。
エクセルに式を入れて出して見ました。
結果、n=267で
f(f(2005×267))=f(f(535335))=f(3375)=315
 ∴答 n=267


解答・その13

(ペンネ−ム:バルタン星人)

答え
(1) 357
(2) 7651
(3) 101通り
(4) 267

プロセス
(1)素因数分解すると3×5×7、1えお含めることは困難なので357が最小
(2)210を素因数分解すると2×3×5×7、この中で2×3=6なので 1を含めることが可能になる。故に765が最大
(3)1024は2の10乗、まず1,2,4,8の組合せが考えられる。 簡単にするためべき乗数0,1,2,3で考え和が10になる組合せを考える。
 (01333)20通り
 (02233)30通り
 (11233)30通り
 (12223)20通り
 (22222)1通り   計101通り
(4)f(n)≠0になるのは、各位に0を持たないとき。 まず2005nが0を持たないのが条件、また末尾は5になるので 各位が奇数になるのが条件
ここからちょっとずるをし、エクセルでn×2005をn=1からシラミつぶし に調べると
最小のnは267でf(535335)=3375となる。


解答・その14

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

答え 1→357 2→7651 3→101通り 4→267

問題1
f (n)=105=1×105=1×3×35=1×3×5×7=3×5×7
3桁で最小の数字という条件なので答えは357です。

問題2
f (n)=210=1×210=1×2×105=1×2×3×35=1×2×3×5×7=1×6×5×7
4桁で最大の数字という条件なので答えは7651です。

問題3
1024=210=2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=f(2222222222)
この10桁を5桁にします。それには次の5パターンがあります。
 8×8×8×2×1・・・・・1
 8×8×4×4×1・・・・・2
 8×8×4×2×2・・・・・3
 8×4×4×4×2・・・・・4
 4×4×4×4×4・・・・・5
それぞれの組み合わせを考える。
1と4は(5×4×3×2×1)÷(3×2×1)=20通り
2と3は(5×4×3×2×1)÷(2×1)÷(2×1)=30通り
5は1通り
 合計20+30+30+20+1=101通り
 答え101通り

問題4
f(f(2005n))‡0を満たすnを見つける。
f(N)のNの桁の中に0があるか又は偶数と5が両方ある場合はf(N)=0になります。
従って全桁奇数になるnを見つけます。
2005×nのnを1,2,3・・・と変えて確認しました。
エクセルを使って確認しました。その結果n=267で535335となりました。
従って答えは267です。


解答・その15

(ペンネ−ム:転位反応)

(1) 3桁の整数を作るために、105を素因数分解して105=3×5×7
これらの素数の組合せから1桁の合成数は生成できないので、求める3桁の整数はn=357

(2)4桁の整数を作るために、 210を素因数分解して210=2×3×5×7
合成数を使用して2×3=1×6とすると、210=1×5×6×7
よって、求める4桁の整数はn=7651

(3) 1024=210なので、以下の5桁の整数に分解できる
   1024=4×4×4×4×4
   1024=2×8×4×4×4
   1024=1×8×8×4×4
   1024=1×2×8×8×8
   1024=2×8×2×8×4

(i)1024=4×4×4×4×4の場合:1通り
   4 4 4 4 4
(ii)1024=2×8×4×4×4の場合:20通り
   2 8 4 4 4、2 4 8 4 4、2 4 4 8 4、 2 4 4 4 8、4 2 8 4 4、4 2 4 8 4
   4 2 4 4 8、4 4 2 4 8、4 4 2 8 4、 4 4 4 2 8、4 4 4 8 2、4 4 8 2 4
   4 4 8 4 2、4 8 2 4 4、4 8 4 2 4、 4 8 4 4 2、8 2 4 4 4、8 4 2 4 4
   8 4 4 2 4、8 4 4 4 2
(iii)1024=1×8×8×4×4の場合:30通り
   1 8 8 4 4、1 4 4 8 8、1 4 8 4 8、 1 4 8 8 4、1 8 4 4 8、1 8 4 8 4
   4 4 1 8 8、4 4 8 1 8、4 4 8 8 1、 4 1 4 8 8、4 1 8 4 8、4 1 8 8 4
   4 8 1 4 8、4 8 1 8 4、4 8 4 1 8、 4 8 4 8 1、4 8 8 1 4、4 8 8 4 1
   8 1 4 4 8、8 1 4 8 4、8 1 8 4 4、 8 4 1 4 8、8 4 1 8 4、8 4 4 1 8
   8 4 4 8 1、8 4 8 1 4、8 4 8 4 1、 8 8 4 4 1、8 8 4 1 4、8 8 1 4 4

(iv)1024=1×2×8×8×8の場合:20通り
   (ii)と同じパターンなので

(v)1024=2×8×2×8×4の場合:30通り
   (iii)と同じパターンなので

以上より、101通り

(4) f(f(2005n))≠0 を満たすためには、2005nの各位は全て奇数であることが必要
よって、整数nは奇数である
(i)nが1桁の奇数aの場合
2000a+5aにおいて、百位は常にゼロなので、f(f(2005n))=0

(ii)nが2桁の奇数abの場合
20000a+2000b+50a+5bにおいて、一位は5、千位は常に偶数となるので、f(f(2005n))=0

(iii)nが3桁の奇数abcの場合、200000a+20000b+2000c+500a+50b+5cとおく
千位を奇数にするためには、500aからの繰り上がりを必要とするため a≧2
十万位を奇数にするためには、20000bからの繰り上がりを必要とするため b≧5
一万位を奇数にするためには、2000cからの繰り上がりを必要とするため c≧5
よって、255以上の奇数、255,257,259,265,267,...について検証するとn=267は題意を満たす
f(f(2005n))=f(f(2005×267)=f(535335)=3375



解答・その16

(ペンネ−ム:のっこん)

(1)105=3・5・7  最小は357

(2)210=2・3・5・7=1・6・5・7  最大は7651

(3)1024=210
10を、0以上3以下の5つの整数に分割する方法は
(1) 0,1,3,3,3 (2) 0,2,2,3,3 (3) 1,1,2,3,3 (4) 1,2,2,2,3 (5) 2,2,2,2,2
(1)の並べ替えは5!/3!=20通り
(2)の   〃   5!/(2!2!)=30通り
(3)の   〃   30通り
(4)の   〃   20通り
(5)の   〃   1通り   合わせて101通り、つまり101個

(4)f(2005n)≠0 となればよい
それにはnが奇数であることがまず必要である
nが奇数の時、2005nの一の位は5
他の位に1つでも偶数があるとf(2005n)=0 となるから
一の位の5を含めすべての位が奇数でなければならない
2005nにn=1,3,5,7,9、・・・・を代入していくと
n=267の時初めてすべての位が奇数となる    (答え)267

(2)はつい7532と答えてしまいそうです
(4)は電卓でシコシコ計算しました   こんなやり方は数学じゃないなと思いながらも楽しい時間でした
  (うまいやり方があるんだろうなあ〜)
  2005・267=535335となった時はうれしかったです


解答・その17

(ペンネ−ム:巷の夢)

(1)105=3×5×7であるので、求める最小数は357である。
(2)210=2×3×5×7であるので求める最大数は7532・・・・、 ところが2×3=6であるので5より大きい。因って、7651が求めるものである。
(3)1024=210であり、これより約数は1,2,4及び8となる。 因って、これらの数字を使用し5桁の数を考えれば良く、試行錯誤から下表の組み合わせとなり、 同じものを取って良い組み合わせの公式を使い計算すると以下の様になる。即ち、101通りである。

使用する数組み合わせ
444441
2444820
2248830
1448830
1288820

(4)2005nの各位に0がある場合や、5と偶数がある場合にはf(f(2005n))=0となるので nは奇数であると推定される。
その大きさであるが、(2000+5)×(100+90+9)を計算すると、 必ず10万の桁が偶数となる(2000×100=200000)。 因って、求める奇数は201以上である。
このことから10万の桁数が5以上になれば良く、2005n≧500000からn≧251となる。
そこで これ以上の奇数で計算するとn=267で535335と題意を満足する数となる。 即ち求めるものは267である。


解答・その18

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

(1)
35=3x5x7
答え:357

(2)
210=2x3x5x7=1x5x6x7
答え:7651

(3)
1024=210
1x2x8x8x8で 5!/(3! 1! 1!) = 20通り
1x4x4x8x8で 5!/(2! 2! 1!) = 30通り
2x2x4x8x8で 30通り
2x4x4x4x8で 20通り
4x4x4x4x4で 1通り
答え:101通り

(4)
2005n の下一桁は 0 か 5 である.
f(f(2005n)) を考える場合,2005n の下一桁は 5 であり, かつ他の桁の数字は奇数でなければならない. そうでないと,f(2005n) で 0 を含むか,5と偶数を同時に 含む事になるからである. つまり,n は奇数である.
2 は何倍しても偶数なので,千の位を奇数にするには 5 の倍数で 千の位が奇数になるものを考える必要がある.
最小の n は n=200 (2005n=401000).
ただし n が 200以上249以下だと,十万の位が4になるので不適.
n=250 だと 2005n=501250.
百の位の偶数を奇数に変えるには,n が 260以上.
また,同時に一万の位を奇数に変えるには,nが265以上.
n=265 だと 2005n=531325.
n=267 だと 2005n=535335.
f(535335)=5x3x5x3x3x5=3375
なので,
f(3375)=3x3x7x5=315
なので,条件を満たす.
よって最小の n は n=267.


解答・その19

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

(1)
105=3×5×7
より n=357
つまり f(357)=105

(2)
210=2×3×5×7=1×5×6×7
より n=7651
つまり f(7651)=210
210の素因数は積が9を超えないものがあるので注意が必要です。

(3)
1024=2×2×2×2×2×2×2×2×2×2
2×2×2=8 なので3つまで組合すことができます。 (i)8、8、8、2、1を使う場合
同じものを含む場合の順列で考えると
   5!/3!×1!×1!=20
(ii)8、8、4、4、1を使う場合
   5!/2!×2!×1!=30
(iii)8、8、4、2、2を使う場合
   5!/2!×2!×1!=30
(iv)8、4、4、4、2を使う場合
   5!/3!×1!×1!=20
(v)4、4、4、4、4を使う場合
   1
以上より101通り。

(4)
f(f(2005n))について
積2005nのどこかの位に「0」があると、f(2005n)=0です。
積2005nのどこの位にも「0」がなければ、f(2005n)≠0です。
積2005nのどこかの位に「偶数の数字」があると、f(2005n)の下1桁は0です。
だから、そのときf(f(2005n))=0です。
積2005nのすべての位が「奇数の数字」であれば、f(f(2005n))≠0です。
(i)f(2005n)は、nが偶数のとき下1桁は0なので0になります。
 だから、nは奇数でなければなりません。
(ii)19までの奇数は、積の百の位が0なのでだめです。
(iii)199までの奇数は、積の千の位が必ず偶数になりだめです。
(iv)201から249までの奇数は、積の十万の位が4となりだめです。
(v)251から259までの奇数は、百の位が2となりだめです。



ここから先は1個ずつ調べます。
 2005×261= 523305
 2005×263= 527315
 2005×265= 531325
 2005×267= 535335  すべての位の数字が奇数になりました。
だから、n=267です。

「なお、f(f(2005n))の最小値は、
   f(f(2005×55417013023))=f(f(111111111111115))=f(5)=5
のようです。また、次に小さい値は、
   f(f(2005×5583))=f(f(11193915))=f(1215)=10
のようです。


解答・その20

(ペンネ−ム:浜田 明巳)

(1) 357
(2) 7651
(3) 101個
(4) 267

Option Explicit
Sub Macro1()
    Sheets("Sheet1").Select
    Range("A1").Select
    Dim n As Long
    Dim deta As Integer
    Cells(1, 1).Value = 1
    deta = 0
    n = 100
    While deta = 0 And n < 1000
      If f(n) = 105 Then
        deta = 1
        Cells(1, 2).Value = n
      Else
        n = n + 1
      End If
    Wend
    '
    Cells(2, 1).Value = 2
    deta = 0
    n = 9999
    While deta = 0 And n >= 1000
      If f(n) = 210 Then
        deta = 1
        Cells(2, 2).Value = n
      Else
        n = n - 1
      End If
    Wend
    '
    Cells(3, 1).Value = 3
    Cells(3, 2).Value = 0
    For n = 10000 To 99999
      If f(n) = 1024 Then
        Cells(3, 2).Value = Cells(3, 2).Value + 1
        Cells(3, Cells(3, 2).Value + 2).Value = n
      End If
    Next n
    '
    Cells(4, 1).Value = 4
    deta = 0
    n = 1
    While deta = 0
      If f(f(2005 * n)) > 0 Then
        deta = 1
        Cells(4, 2).Value = n
      Else
        n = n + 1
      End If
    Wend
End Sub
Private Function f(ByVal n As Long) As Long
    Dim nn As String
    Dim j As Integer
    nn = Right(Str(n), Len(Str(n)) - 1)
    f = 1
    For j = 1 To Len(nn)
      f = f * Val(Mid(nn, j, 1))
    Next j
End Function


正解者

バルタン星人 スモークマン のっこん
teki オヤジ 巷の夢
こまったコ 夜ふかしのつらいおじさん 長崎島原 かがみ
転位反応 杖のおじさん T_Tatekawa
浜田 明巳 Ukiki_masamasa 三角定規
mariki テレスとアリス 赤影
G3 迷子の雄猫

コメント

(1)は素直に答えられますが、(2)はつい、「7532」と答えてしまいそうですね。
(4)では、2005n(これは2005×nです。)に対して、関数fを2回作用させているところに 注意が必要です。2005は、5の倍数であることから、「0」を避けるために、 偶数を排除しなければなりません。 つまり、2005nの各桁がすべて奇数でなければなりません。 この条件を満たすnを探していきます。nももちろん奇数です。 Excelを使って探す他に、工夫して探してくださった解答もありますね。


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