Challenge!

問題125 平均点の問題
Weekend Mathematics問題/問題125

125.平均点の問題

表は、あるクラス全員の国語と算数の成績と人数の関係を表したもので、 成績は3点満点です。たとえば、国語が3点で算数が1点の人は7人います。 国語、算数のクラスの平均点はそれぞれ2点、1.8点です。

   国語
算数  
1点2点3点
1点
2点
3点

(1)このクラスの人数は何人ですか。

(2)算数が3点の人はクラス全員の人数の2割います。 ア、イ、ウのあてはまる人数を求めなさい。


問題の出典

センスのよい脳をつくる 大人の算数パズル
河瀬 厚 著
自由国民社
桐朋中学校 2005年

答えと解説

解答・その1

(ペンネ−ム:teki)

(1) 45人
(2) ア:8 イ:9 ウ:2


解答・その2

(ペンネ−ム:まーや)

(1)国語の平均点が2点になるには、 平均より1点少ない「国語が1点の人の数」と 平均より1点多い「国語が3点の人の数」が同じでなければならない。

   ア+4+2=7+5+ウ
   ∴ウ=ア−6・・・(i)

算数の平均点が1.8点なので

   (ア+3+7)+2(4+イ+5)+3(2+5+ウ)÷(26+ア+イ+ウ)=1.8

(i)より、仮に ア=6(人)、ウ=0(人)とすると、

   (6+3+7)+2(4+イ+5)+3(2+5+0)÷(26+6+イ+0)=1.8
   ∴イ=13(人)

同様にしてアとウが他の人数のときも調べると、

13
11
10
11
12

この表のようになり、 すべての場合においてクラスの人数は

   26+ア+イ+ウ=45(人)となる。・・・(答え)

(2) 算数が3点の人はクラス全員の人数の2割いるので、

   2+5+ウ=0.2×45 より ウ=2

上の表より

ア=8(人)、イ=9(人)、ウ=2(人)・・・(答え)


解答・その3

(ペンネ−ム:バルタン星人)

(1)このクラスの人数
国語の平均点は2、アイウを除きその合計点は

   1×6+2×8+3×12=58点

アイウの合計点は平均2点とした時より 58−2×26=6点低い必要がある。
即ち、アはウより6人多い。

算数も同様にして

   1×10+2×9+3×7=49点

49−1.8×26=2.2点
アイウの合計は平均1.8点とした時より
2.2点低い必要がある。
ところでアイウの合計は平均2点より6点低いので

   (6−2.2)÷(2−1.8)=19人

がアイウの合計人数。
クラスの人数は26+19=45
(2)ア、イ、ウのあてはまる人数
45×0.2=9人 9−7=2人(ウ) 2+6=8人(ア) 19−10=9人(イ)
ア:8 イ:9 ウ:2


解答・その4

(ペンネ−ム:巷の夢)

 題意に沿って立式すると、

 国語: 1×(ア+6)+2×(8+イ)+3×(12+ウ)= 2×(26+ア+イ+ウ)・・・・・(1)
 算数: 1×(ア+10)+2×(9+イ)+3×(7+ウ)= 9/5×(26+ア+イ+ウ)・・・・(2)

(1)及び(2)より各々の(26+ア+イ+ウ)を導出し、それらが等しいことから

   ア+イ+ウ=19・・・・(3)

となる。 因って既に分かっている26人を加え、クラスの人数は45であることが判明する。

 (1) 45人

 (2) 7+ウ=45×2/10=9 因って、ウ=2

ところで@の方程式にウ=2を代入し、整理するとア=ウ+6となり、ア=8と判明。 これらとB式よりイ=9となる。
ア=8、イ=9及びウ=2が求めるものである。


解答・その5

(ペンネ−ム:そうきたか)

(1)クラスの人数をn、ア、イ、ウにあてはまる人数をそれぞれa、b、cとすると、

   n=26+a+b+c

全員の点数の合計は、平均点と人数の積に等しいので、 国語について

   a+2b+3c+58=2n=2(26+a+b+c)・・・・・(1)

数学について

   a+2b+3c+49=1.8n=1.8(26+a+b+c)・・・・(2)

(1)より、

   a=c+6・・・・(3)

(2)と(3)より、

   b=13−2c・・・・(4)

(3)と(4)より、

   n=26+a+b+c=26+(c+6)+(13−2c)+c=45

(答え)45人

(2)数学が3点の人は全体の2割なので、

   2+5+c=45×0.2=9

よって、c=2
(3)より、a=c+6=8
(4)より、b=13−2c=9
(答え)ア、8人 イ、9人 ウ、2人


解答・その6

(ペンネ−ム:nao)

(1)アをa、イをb、ウをcとすると、クラスの人数は 26+a+b+c。
国語の総得点は、58+a+2b+3c。
算数の総得点は49+a+2b+3c。
そこで、つぎの2つの等式ができる。

   (26+a+b+c)×2=58+a+2b+3c ・・・ (1)
   (26+a+b+c)×1.8=49+a+2b+3c ・・・ (2)

(1)-(2):(26+a+b+c)×0.2=9
   26+a+b+c=45
   a+b+c=19

クラスの人数は26+19=45  答え45人

(2)算数が3点の人はクラスの2割なので、45×0.2=9人
そこで、表のウは9ー(5+2)=2人
また、上の(1)の式から、aーc=6
a=6+2=8人(ア)
b=19ー8ー2=9人(イ)
答え ア8人 イ9人 ウ2人


解答・その7

(ペンネ−ム:寺脇犬)

まずは、便宜上 ア→A、 イ→B、 ウ→C に置き換える。
国語の得点平均が 2点なんだから  国語の総得点における 国語の得点 1  と 3 との比率は

1 対 3 になるはず    すなわち

   (4+2+A) :  (12 × 3 + 3C)  = 1 : 3

これを変形して

   A = C+6 ・・・・・・・(1)

を得る。  ところで 与えられた表より

   クラス全員の人数 =4+2+3+5+7+5+A+B+C
               =26+A+B+C
               =32+B+2C・・・・・・・(2)

次に 算数の得点平均が 1.8点  と言うのは

   (算数の総得点) ÷ (クラス全員の人数) = 1.8 = 9/5

すなわち

   (10+18+21+A+2B+3C) ÷ (32+B+2C) = 9/5

Aを (C+6)に置き換えて 右左辺を 変形すると

   B+2C =13  ・・・・・・・・・・(3)   を得る。

これより  クラス全員の人数は、(2)より

   32+B+2C = 32+13=45

となって、45人と分かる。

それから次に、算数の得点が 3点という人がクラス全員の2割いるんだから

   45 × 0.2 =9

ここから算数は3点で 国語が 1点の人と 2点の人 を減じると

   9−2−5 =2

となって   C=2 を得る。そうして  (1)より  A=8、(3)より  B=9が分かる。

したがって 求める答えは、
クラス全員の人数は 45人
ア は 8人    イ は 9人    ウ は 2人 ということです。



解答・その8

(ペンネ−ム:オヤジ)

(1) クラスの人数をn人として
(T)国語の得点の総和

   1×(ア+4+2)+2×(3+イ+5)+3×(7+5+ウ)=2n

従って ア+2イ+3ウ=2n−58 ・・・(T)’
(U)算数の得点の総和

   1×(ア+3+7)+2×(4+イ+5)+3×(2+5+ウ)=1.8×n

従って ア+2イ+3ウ=1.8n−49 ・・・(U)’

(T)’,(U)’より 

   ア+2イ+3ウ=2n−58=1.8n−49 ・・・(V)

(V)より   n=45(名) ・・・(W)

(2)算数で3点取った人数:クラスの人数の20%=9(名)より

   9=2+5+ウ   ∴ ウ=2 ・・・(X)

(W),(X)→(T)’

   ア+2イ=26 ・・・(Y)

また、クラスの人数45名より

   人数: (ア+3+7)+(4+イ+5)+(2+5+ウ)=45

従って  ア+イ=17 ・・・(Z)
(Y)−(Z)より イ=9 →(Z) ア=8 

∴ クラスの人数=45(名) ア=8(名)  イ=9(名) ウ=2 (名)


解答・その9

(ペンネ−ム:FausT)

(1) クラス全体の人数をxとすると、国語と算数の平均点がそれぞれ2点、1.8点だから

1×(ア+4+2)+2×(3+イ+5)+3×(7+5+ウ)=2×x
1×(ア+3+7)+2×(4+イ+5)+3×(2+5+ウ)=1.8×x

この2式からア・イ・ウを消去して整理すると、x=45
よって、クラスの人数は  45 人 ・・・・・・【 解 】

(2) クラスの人数45人の2割は9人。すると表より、ウ=2
また、国語の平均点が2点ということは、国語が1点の人数と3点の人数が同じだから、 ア=8が導けて、これによりイ=9も得る。
よって、(ア、イ、ウ)=(8、9、2)・・・・・・【 解 】


解答・その10

(ペンネ−ム:のっこん)

アをa,イをb,ウをcとし、クラスの人数をxとする
(1) a+6+2(b+8)+3(c+12)=2x
a+10+2(b+9)+3(c+7)=1.8x
よってx=45

(2) 45*0.2=9 だからc=2
国語のクラス平均は2点だから国語が1点の人と3点の人の数は等しい
14=a+6 よりa=8
14*2+b+8=45 よりb=9


解答・その11

(ペンネ−ム:テレスとアリス)

(1)クラスの人数をAとします

   A = ア + 3 + 7 + 4 + イ + 5 + 2 + 5 + ウ
   A = ア + イ + ウ + 26

国語の平均点が2点なので、

   ((ア + 4 + 2) + 2(3 + イ + 5) + 3(7 + 5 + ウ)) / A = 2.0
   (ア + 2イ + 3ウ + 58) / A = 2.0 ・・・ (あ)

算数の平均点が1.8点なので、

   ((ア + 3 + 7) + 2(4 + イ + 5) + 3(2 + 5 + ウ)) / A = 1.8
   (ア + 2イ + 3ウ + 49) / A = 1.8 ・・・ (い)

(あ) - (い) から

   9 / A = 0.2
   A = 45

このクラスの人数は、45人です。

(2)算数が3点の人は、(2 + 5 + ウ)人で、クラス全員の2割なので

   2 + 5 + ウ = 45 × 0.2
   ウ = 2

(あ)に代入して

   (ア + 2イ + 6 + 58) / A = 2.0
   (ア + 2イ + 64) / 45 = 2.0
   ア + 2イ = 26 ・・・ (う)

クラスの人数Aは45人なので

   ア + イ + ウ + 26 = 45
   ア + イ + 28 = 45
   ア + イ = 17 ・・・ (え)

(う) - (え) から

   イ = 26 - 17
   イ = 9

(え)に代入して

   ア + 9 = 17
   ア = 8

よって、

   ア = 8人
   イ = 9人
   ウ = 2人

です。
少子化の昨今、一クラス45人というのは多いほうでしょう。 それにしても、0点が一人もいませんね。


解答・その12

(ペンネ−ム:にしやん)

ア、イ、ウにあてはまる数字を それぞれ X、Y、Z とおく。
このクラスの人数をAとすると、

   A=X+Y+Z+26 ・・・(1)

国語の平均点が2点なので、

   (X+6)+2(Y+8)+3(Z+12)=2A
 ∴ X+2Y+3Z=2A-58 ・・・(2)

算数の平均点が1.8点なので、

   (X+10)+2(Y+9)+3(Z+7)=1.8A
 ∴ X+2Y+3Z=1.8A-49 ・・・(3)

(2)、(3)より

   2A-58=1.8A-49
 ∴ A=45

算数が3点の人は全体の2割だから

   Z+7=45*0.2
 ∴ Z=2

A=45、Z=2を (1)、(2)に代入すると
   X+Y=17、X+2Y=26

これを解いて、X=8、Y=9

(答え)
(1) 45人
(2) ア=8、イ=9、ウ=2


解答・その13

(ペンネ−ム:To the stars)

題意より、0点取得者は一人もいない。
ア、イ、ウの人数をそれぞれ、x、y、zとおく。
(1)題意より、

   (x+3+7)+2(4+y+5)+3(2+5+z)=1.8(x+y+z+26)・・・(1)
   (x+4+2)+2(3+y+5)+3(7+5+z)=2(x+y+z+26) ・・・(2)

が成り立つ。(1)-(2)を整理すると、

   x+y+z+26=45(人)・・・(答)

(2)45*0.2=9(人)が、算数で3点をとっていることがわかる。
よって、z=2
(1)、(2)より、x=8、y=9
(ア、イ、ウ)=(8、9、2)・・・(答)


解答・その14

(ペンネ−ム:kohji)

(1)題意から0点を取ってしまった生徒はいないことが分かります。以下Cをクラスの人数とします。 国語の平均点に関して

   [{(ア)+4+2}*1+{3+(イ)+5}*2+{7+5+(ウ)}*3]/C=2
  ⇔58+(ア)+2*(イ)+3*(ウ)=2*C…(i)

数学の平均点に関して

   [{(ア)+3+7}*1+{4+(イ)+5}*2+{2+5+(ウ)}*3]/C=1.8
  ⇔49+(ア)+2*(イ)+3*(ウ)=9*C/5…(ii)

(i)-(ii)より、

   9=C/5
  ⇔C=45

(2)
   2+5+(ウ)=0.2*45
  ⇔(ウ)=2…(iii)

よって(i)は、

   58+(ア)+2*(イ)+3*2=2*45
  ⇔(ア)=26-2*(イ)…(iv)

またクラスの人数に関して、(iii),(iy)より、

   (ア)+3+7+4+(イ)+5+2+5+(ウ)=C
  ⇔26-2*(イ)+3+7+4+(イ)+5+2+5+2=45
  ⇔(イ)=9

また(iv)より、

   (ア)=26-2*9=8

以上より、(ア)=8,(イ)=9,(ウ)=2


解答・その15

(ペンネ−ム:三角定規)

(1) クラスの人数を N 人とすると,
国語の平均点が2点であることから, ア+6+2(イ+8)+3(ウ+12)=2N
 ∴ ア+2イ+3ウ+58=2N … (1)
算数の平均点が1.8点であることから, ア+10+2(イ+9)+3(ウ+7)=1.8N
 ∴ ア+2イ+3ウ+49=1.8N … (2)
(1)−(2) : 0.2N=9  ∴ N=45 … (3)
[答] 45 人

(2) 題意より, ウ+7=0.2N=9, ∴ ウ=2 … (4)
N=ア+イ+ウ+26=45, (4)とより, ア+イ=17 … (5)
また,(1)(3)(4)より, ア+2イ=26 … (6)
(5)(6)を解いて, ア=8,イ=9
[答] ア:8人,イ:9人,ウ:2人


解答・その16

(ペンネ−ム:新俳人澄朝)



解答・その17

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

答え
このクラスの人数は45人です。
ア=8人  イ=9人  ウ=2人  です。

(1)
   Y=ア+イ+ウ ・・(1)
総数をSとする。
算数の合計点は次の通りです。
   1.8S=(10+9×2+7×3)+Y=49+Y
平均点と総数の積は整数になる事に注意する。
   Y=1.8Sー58・・・(1)
(1)に代入してが整数になる数を調べます。
現在判明している人数は=3+7+5+4+2+5=26
国語の合計点は次の通りです。
   2S=(6+8×2+12×3)+Y=58+Y
   Y=2S-58・・・(2)
(1)を(2)に代入すると
   1.8S−49=2S-58
   0.2S=9  S=9/0.2=45
従ってクラスの総人数は45人です。

(2)
ア+イ+ウの点数はY=2×45−58=32、ウの点数は2×3=6
従ってア+イの点数はア+2イ=32−6=26点・・・E
ア+イの人数はア+イ=45−26−2=17人・・・F
Eからア=26−2イ・・・G
EをFに代入して
26−2イ+イ=17 イ=26−17=9・・H
HをGに代入して
ア=26−2×9=8
ウの人数は45×0.2=7+ウ
ウ=9−7=2人・・・B
ウの点数は 2×3=6点


解答・その18

(ペンネ−ム:こまったコ)

(1)ア = a、イ = b、ウ = cとする。
このクラスの人数をx人として、国語の平均点から

   2x= a+6+2b+16+3c+36= a+2b+3c+58......(あ)

算数の平均点から

   1.8x = a+10+2b+18+3c+21 = a+2b+3c+49.......(い)

   2x-1.8x=0.2x=(a+2b+3c+58)-(a+2b+3c+49) = 9

   x=45

このクラスの人数は45人。

(2)算数が3点の人は

   7+c=45x0.2=9
   c=2

(あ)の式にこの値を代入して

   a+2b+3x2+58=2x=90
   +2b=26....(う)

算数が3点の人がクラス全体の2割ということは 算数が1,2点の人はクラス全体の8割ということになる。    a+b+19=45x0.8=36
   a+b=17....(え)

(う)、(え)の式を連立方程式としてとくと

   a=8、b=9

以上から


解答・その19

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

 国語
123
算数137ア+10
245イ+9
325ウ+7
ア+6イ+8ウ+12ア+イ+ウ+26

(1) 国語の平均点が2点、数学の平均点が1.8点なので合計点をそれぞれ二通りの方法で求めると、

   国語:2×(ア+イ+ウ+26)=1×(ア+6)+2×(イ+8)+3×(ウ+12) ・・・ (1)
   算数:1.8×(ア+イ+ウ+26)=1×(ア+10)+2×(イ+9)+3×(ウ+7) ・・・ (2)

(1)−(2)として、この式から、ア+イ+ウ+26について解くと、(ア+イ+ウ+26)=45
∴ クラスの人数は45人です。

(2) 算数が3点の人がクラス全員の人数の2割いるので

   ウ+7=45×0.2=9

だから、ウ=2人
国語の平均点が2なので、ア+6=ウ+12です。
だから、ア=8人
イ=45-26-2-8=9人
∴アは8人、イは9人、ウは2にんです。


解答・その20

(ペンネ−ム:浦島五郎)

 n : クラス全員の人数 とおき、各平均点の式にすると
国語 (6 +ア) / n * 1 + ( 8 +イ) / n * 2 + (12 +ウ) / n * 3 = 2
    (ア+2イ+3ウ) + 58 = 2n

算数 (10 +ア) / n * 1 + ( 9 +イ) / n * 2 + ( 7 +ウ) / n * 3 = 1.8
    (ア+2イ+3ウ) + 49 = 1.8n

(1) x : (ア+2イ+3ウ) とおき、連立方程式を解くと

   x + 58 = 2n
   x + 49 = 1.8n
   x = 32, n = 45

答え クラスの人数は45名

(2)算数が3点のひと : 45 * 0.2 = 9(人)→ウ = 2
x : ア+ 2イ=26
未知数がふたつ、もうひとつ式が必要→わかっているマスの数をクラス全員の人数から引いたら
   ア+イ=9
   ア+ 2イ=26
   ア+イ=17
   ア=8,イ=9
答え (ア,イ,ウ) = ( 8, 9, 2 )


解答・その21

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

(1) まず分かっている範囲で国語と算数の合計点を求めます.
国語
1 x 6 + 2 x 8 + 3 x 12 = 58
算数
1 x 10 + 2 x 9 + 3 x 7 = 49

ア,イ,ウに入るのは国語と算数の点数が同じ人.
そこで,残っている人の合計点を X とします.
国語と算数の平均点はそれぞれ 2点,1.8点なのでクラスの人数を N 人とすると,

   N=(58+X)/2 = (49+X)/1.8

です.これを解くと,

   X = 32、N = 45

が得られます.よってクラスの人数は 45 人です.

(2) 算数が 3 点の人はクラスの2割なので,9人です. すると,ウは

   9 -(2+5) = 2 人

です.アとイの合計は

   45 - 26 - 2 = 17 人

です.また,17人の合計点は

   32 - 3 x 2 = 26 点

です.17人がアの時は 17点.アからイに一人移すと点数が 1点増えるので,イに入るのは

   (26 - 17) /1 = 9 人

です.アは

   17 - 9 = 8 人

です. 以上より,ア:8人,イ:9人,ウ:2人です.


解答・その22

(ペンネ−ム:スモークマン)

平均点で考えました。
-1*(6+a)+1*(12+c)=0
から、6+c=a
-0.8*(10+a)+0.2*(9+b)+1.2*(7+c)=0
から、-8-0.8a+0.2b+10.2+1.2c=0
から、2.2-0.8(6+c)+0.2b+1.2c=0
から、-2.6+0.2b+0.4c=0
から、b=13-2c
全体の人数は、10+9+7+a+b+c=26+6+c+13-2c+c=45 人
7+c=45/5=9 から、c=2,b=9,a=8
つまり、(ア、イ、ウ)=(8 人,9 人,2 人)


解答・その23

(ペンネ−ム:転位反応)

(1)
国語と算数のクラスの平均点の差にクラス全員の人数を掛けると 国語と算数の得点合計の差に等しいことを用いて求める。 ア、イ、ウは国語と算数の得点が等しい人の人数なので 国語と算数の得点合計の差は、ア、イ、ウ以外の人数から求められる =(6×1+8×2+12×3)-(10×1+9×2+7×3)=9 一方、平均点の差は0.2点なので、クラスの人数は、9÷0.2=45 答 45人

(2)
算数が3点の人がクラス全員の2割、即ち9人いることから、ウ=2 よって、ア+イ=17。 ここで、ツルカメ算を適用して、ア、イを求める。 即ち、仮にア=17として、国語の得点合計を求めると81、 題意から、2×45=90であることから、9不足。よって、イ=9
答 ア=8、イ=9、ウ=2


解答・その24

(ペンネ−ム:ヒャクレン・ラランジャ)

(1)45人
考え方:
ア、イ、ウはともに、算数と国語が同点であった人である。 だから、クラス全体の算数と国語の合計点数の差は、ア、イ、ウを除いた算数と国語の合計点数の差と等しくなる。 ア、イ、ウを除いた算数と国語の合計点数は、次のようになる。

   算数:10×1+9×2+7×3=49(点)
   国語:6×1+8×2+12×3=58(点)

その差は9点。 平均点の差は0.2点なので、1人あたり0.2点の差ということ。 9点の差になるためには、45人の生徒がいることになる。

(2)ア=8、イ=9、ウ=2
考え方:
算数の平均点は1.8点なので、45人の合計点は45×1.8=81点となる。 算数が3点の人はクラスの2割なので9人。 この9人の合計点は27点。
ということは、残りの36人は1点か2点で、合計点は54点ということになる。 つるかめ算で2点の人数を求めると、

   (54−36)÷(2−1)=18(人)

ということで、1点の人数も2点の人数も18人となる。 以上の人数と、表のすでに埋まっている人数から、ア=8、イ=9、ウ=2が求められる。


解答・その25

(ペンネ−ム:ますますタコさん)

解答:
(1) 45人
(2) ア:8 イ:9 ウ:2

過程:
(1) 得点の合計÷生徒数=平均点ですから、

   国語の得点の合計と算数の得点の合計の差÷平均点の差=生徒数

になります(よねぇ?)。
 国語で1点だった人・・・6+ア(人)
    2点だった人・・・8+イ(人)
    3点だった人・・・12+ウ(人)
 算数で1点だった人・・・10+ア(人)
    2点だった人・・・9+イ(人)
    3点だった人・・・7+ウ(人)
ア、イ、ウのところは国語・算数とも同じ点数を取った生徒で、差を考えるのですから、 それぞれア、イ、ウは無視できます。

合計得点の差=1×6+2×8+3×12−1×10+2×9+3×7=9

となります。平均点の差は 2−1.8=0.2 です。 上の式にあてはめると、

   9÷0.2=45

となり、生徒数は 45 人です。

(2) (1)から、算数が3点の人は 45×0.2=9 人です。

   ウ=9−7=2

国語の平均点は2点ですから、1点と3点の人数は同じです。

   ア=12+2−6=8

全員で45人ですから、

   イ=45−(14+8+14)=9


解答・その26

(ペンネ−ム:Toru)

(1) 国語の総得点と算数の総得点の差を考える。
クラスの人数をX人とすると、

   2X-1.8X=0.2X
これが、表より対角線について対称な位置をペアーにして

   1x(3-4)+2x(7-2)+1x(5-5)=9

に等しいとおいて

   0.2X=9 よりX=45

答え 45人

(2) 算数が3点の人は45x0.2=9 (人)
よって ウ 2 人 
国語の平均点が2点より 1点と3点の人数が等しいことから、ア 8人
続いて イ 9人 
答え ア8人 イ9人 ウ2人

正解者

teki のっこん 転位反応
スモークマン ヒャクレン・ラランジャ nao
新俳人澄朝 そうきたか T_Tatekawa
Toru オヤジ kohji
寺脇犬 バルタン星人 巷の夢
にしやん ますますタコさん こまったコ
夜ふかしのつらいおじさん テレスとアリス 杖のおじさん
三角定規 まーや FausT
To the stars 浦島五郎

まとめ

何人かの方にご指摘いただいたように、0点の人はいないという理解でお願いします。

一見すると未知数が、ア、イ、ウと3つあるので解けないのではないかと 思った方もいるかもしれませんが、この問題のポイントはこの3つの未知数が対角線に並んでいる ということですね。
クラス全員の人数をNとし、国語、算数の平均点いついて式を立てると、

   国語:(ア+2イ+3ウ) + 58 = 2×N
   算数:(ア+2イ+3ウ) + 49 = 1.8×N

となります。左辺に共通の式(ア+2イ+3ウ) が表れるわけです。 これを最初から文字で置き換えてくださった方もいますね。
この2式から

   9=0.2×N

という式を導くことができますが、 これはつまり対角線(ア、イ、ウ)以外の得点差が、 平均点の差になっているはずだという意味の式ですね。 ここに着目して、いきなりこの式を立てられた方は、さすがです。


top