Weekend Mathematicsコロキウム室テーマ別 /6.4444の問題



コロキウム室(4444の問題)


NO.54   '98  1/1   Hungry Bear   4444の問題(1)

昔々(long long ago) 「4」を4個使って1から10までを作る問題があったのを 思い出しました。

    1=4×4÷4÷4
    2=4÷4+4÷4
    3=(4+4+4)÷4
    4=4+4×(4−4)
    5=(4×4+4)÷4
    6=4+(4+4)÷4
    7=4+4−4÷4
    8=4+4+4−4
    9=4+4+4÷4
    10=4+4+4−√4

小数点、44、や!(階乗)を使えば100まで作れるそうです。 残念ながら全部解いた記憶はないのですが...

    11=4!÷√4−4÷4
    12=4!÷√4−4+4
    13=4!÷√4+4÷4
    14=4!÷√4+4÷√4
    15=4×4−4÷4
    16=4×4×4÷4
    17=4×4+4÷4
    18=4×4+4÷√4
    19=4!−4−4÷4
    20=4!−4×4÷4




NO.55   '98  1/2    Junko   4444の問題(2)

続きをやってみました。

    21=4!−4+4÷4
    22=4!−(4+4)÷4
    23=4!−4÷√4÷√4
    24=4!+4×(4−4)
    25=4!+4÷√4÷√4
    26=4!+(4+4)÷4
    27=4!+4−4÷4
    28=4!+4+4−4
    29=4!+4+4÷4
    30=4!+4+4−√4

30番代の奇数で今悩んでいます。



NO.56   '98  1/4    みかん    4444の問題(3)

  
    31=[√(4!×√4)×4+4]    [ ]:gauss関数
    33=[4!+4+4+√√4]
    35=[√(4!)×4×√4−4]
    37=[√(4!)×4×√4−√4]
    39=[√(4!×4)×√(4×4)]     
なんていうのはどうでしょう?



NO.57   '98  1/4   Junko   4444の問題(4)

すごい! ガウス関数とはね。考えもしなかったです。

ガウス関数とは、y=[x]とかき、 xを越えない最大の整数を与えます。
イメ−ジとしては、少数点以下切り捨てなのですが、 負の数についてはこのイメ−ジだと間違えますから要注意です。

    1.[1.85]=1
    2.[5]=5
    3.[10.5]=10
    4.[−2.5]=−3
    5.[−0.1]=−1
 

ちなみに、私が考えた30代の偶数です。

    32=4!+4+√4+√4
    34=4!+4+4+√4
    36=4!+4+4+4
    38=44−4−√4
    40=44−√4−√4

これにヒントを得て、40代もクリア−です。

    41=44−4+[√√4]
    42=4!×√4−4−√4
    43=44−4÷4
    44=44+4−4
    45=44+4÷4
    46=4!×√4−4+√4
    47=4!×√4−4÷4
    48=4!×√4+4−4
    49=4!×√4+4÷4
    50=4!×√4+4−√4




NO.58   '98  1/12   Junko   4444の問題(5)

続きです。何とか100までできました。
奇数を作るために、[√√4]=[1.414・・・]=1を利用できます。
さらにみかんさんのまねをして、 √(4!)=√24=4.898・・・を使うことを考えました。
[√(4!)]=[4.898・・・]=4では意味がありません。
ガウス関数は切り捨てのようなものですが、 ある工夫をすると切り上げと同じ効果を得ることができます。

      √(4!)=4.898・・・
     −√(4!)=−4.898・・・
    [−√(4!)]=[−4.898・・・]=−5
   −[−√(4!)]=−(−5)=5
というわけです。一端、マイナスをつけて負の数にし、 ガウス関数にあてはめてから、 またマイナスをつけてプラスに戻すのです。
4単独で5を作りだすことができると、これはかなり利用価値があります。
4単独で何とか3を作れないかと考えたのですが、いいアイディアが浮かびません。
それでも、何とか100まで作ることができました。
    51=4!×√4+4−[√√4]
    52=44+4+4
    53=4!×√4+4+[√√4]
    54=4!×√4+4+√4
    55=4!×√4+√4−[−√(4!)]
    56=4!×√4+4+4
    57=4!×√4+[√4×√(4!)]
    58=4!×√4+√4×{−[−√(4!)]}
    59=4×4×4+[−√(4!)]
    60=44+4×4

    61=4!÷√4×{−[−√(4!)]}+[√√4]
    62=4×4×4−√4
    63=4×4×4−[√√4]
    64=4×4×√4×√4
    65=4×4×4+[√√4]
    66=4×4×4+√4
    67=44+[4×√(4!)]
    68=4×4×4+4
    69=4×4×4−[−√(4!)]
    70=4!×4−4!−√4

    71=4!×4−4!−[√√4]
    72=4!×√4×√4−4!
    73=4!×4−4!+[√√4]
    74=4!×4−4!+√4
    75={−[−√(4!)]}×{−[−√(4!)]}×(4−[√√4])
    76=4!×4−4!+4
    77=4!×4−4!−[−√(4!)]
    78=4×4×{−[−√(4!)]}−√4
    79=4×4×{−[−√(4!)]}−[√√4]
    80=4!×4−4×4

    81=4×4×{−[−√(4!)]}+[√√4]
    82=4×4×{−[−√(4!)]}+√4
    83=44×√4+[−√(4!)]
    84=44×√4−4
    85=4×4×{−[−√(4!)]}−[−√(4!)]
    86=44×√4−√4
    87=44×√4−[√√4]
    88=44+44
    89=44×√4+[√√4]
    90=44×√4+√4

    91=4!×4−4−[√√4]
    92=44×√4+4
    93=4!×4−4+[√√4]
    94=4!×4−4+√4
    95=4!×√4×√4−[√√4]
    96=4!×4×4÷4
    97=4!×√4×√4+[√√4]
    98=4!×4+4−√4
    99=4!×4+√4+[√√4]
   100=4!×4+√4+√4

ほとんど自己満足ですね。 間違いがあったらご指摘ください。 もっといいアイディアがあれば、教えてください。



NO.60     2/2   Hungry Bear    4444の問題(6)

「4ずくし」の問題ですが、 途中で挫折してしまったのですが、 100まで完成しちゃいましたね。
ガウス関数なんてのがあるのですね、 高校か大学で習ったのかな?記憶にないのですが、 なんか「反則」って感じですが、 Lotus−123の@INT関数な訳ですか。
今更、ですが小数点を使ってみました。 未だに完成できませんが....m(_ _)m

      .4=0.4です
   
       31={(√4÷.4)!+4}÷4
    32=4×√4×√4×√4
    33=?
    34=4×4×√4+√4
    35=4!+(44÷4)
    36=4×4×√4+4
    37=?
    38=(4÷.4)×4−√4
    39=44−(√4÷.4)
    40=44−√4×√4
41から99までのうち29個しかできていませんので省略
    100=(4÷.4)×(4÷.4)




NO.61     2/26   P.N.Shake    4444の問題(7)

4くずしの問題で4単独で3が作れないか (NO.58)ということでしたが 自然対数を使えば3を作り出すことができます。
でもこれは反則かもしれませんね
[Log(4!)]=[3.178054…]=3という具合です。
ちなみに自然対数とは自然数e=2.718282…を何乗したら その数になるのかということです。
つまり、上の例で言うとeの3.178054…乗が 24になるということです。



NO.64     3/12    水の流れ      4444の問題(8)

インターネット上で数学に関する文献を探していたら、 あなたのホームページをクリックしました。 実は「4」を4回使って、 1から100までをつくるページを拝見しました。 私も学生時代に、[  ]ガウス記号や小数点や 循環小数等の記号を使ってチャレンジしました。 それが昨年11月に、1、9、9、8の順番を変えないで 1から100まで同じように作らないかと 「慶応大学の荒川先生」のページから知り、 生徒に授業中に作らせました。 そのとき、脳裏に浮かんだのが 「4」を4回使って、昔考えたのを思い出しました。 この問題はW.W.R.ボール氏が1913年に提案したことが 始まりです。



   

NO.65     3/13    水の流れ      4444の問題(9)

「4の4」の歴史的なことですが、 1859年、フィーエル博士が 数学者のドゥ・モルガン氏に 「1から15までの数を4個の9で表すことが出来ます。 たとえば、2=9÷9+9÷9というようにです。 こういうことは意味があるでしょうか」
これに対し、ドゥ・モルガンは「16以上の数も試みてみる 価値があるでしょう。 特に、教育上大いに意味があるでしょう」 と言う返事を出したそうです。
これをきっかけに、 昨日のメールのようにボール氏が 4を4回使っていろいろな自然数を作ろう と言う提案に至ったそうです。
参考文献 大阪書籍「新数学事典」903p 904p
機会を見つけて「Four Fours]のことは研究したいと思って います。



 

NO.66     3/14    水の流れ      4444の問題(10)

この「4個の4」は1881年に 、ある雑誌に発表されたそうです。
一般に、aを1から9までの任意の数字としたとき、 「4個のa」の問題として考えられます。
この冬休みの課題に「数の不思議」と題して、 本校(注:岐阜県の高校だそうです。)の2年生に
Four ones,Four twos,Four threes,Four fives,
Four sixs,Four sevens,Four eights,Four nines
と同じ数字を4回使って、 1から出来るだけ自然数を作ってみましょう。 皆さん挑戦してみては!

ところが、世の中既に一般の場合について、 対数記号を使って表した人がいるのです。 勿論生徒には言ってありませんが。
答えは 講談社「数学歴史パズル」194pにあります。 ちょっと大変ですので、書けません。
   実は 1,2,3,4,5,6,7,8,10を4を1回 使って表すことは既にあります。 ずい分無理がありますが。
3=[√√[√√√√√4!!]!] だそうです。
実際にやってみませんが、 これまた、浅学が上に確かめずに書くことを許してください。




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