Colloquium

NO.223
Weekend Mathematicsコロキウム室/NO.223

NO.1688  フーリエ級数(1)  2007.9.24  水の流れ

第197回数学的な応募問題


皆さん、ゼーター関数をご存知ですか。今回の問題はフーリエ級数とζ(2)の関係です。



注:この記事に関する投稿の掲載は、2007年10月15日以降とします。

NO.1687  硬貨の両替(2)  2007.9.24  夜ふかしのつらいおじさん

(1)
50n円を、50円玉と10円玉で支払う方法を考えます。
50円玉の枚数を考え残りを10円玉で調整すると考えます。
50円玉を使わない場合もあるので、(n+1)通りあります。
この場合の数を、f50(n)で表すことにします。
つまり、f50(n)=n+1

(2)
100n円を、100円玉と50円玉と10円玉で支払う方法を考えます。
100円玉を、k枚使ったとします。
残り100(n-k)円を50円玉と10円玉で支払えばよいわけです。
100(n-k)=50・2(n-k)なので、(1)の結果から、
f50(2(n-k))通りの支払い方があります。
kは0からnまでの場合があるので


(3)
500n円を、500円玉、100円玉、50円玉、10円玉で支払う方法を考えます。
500円玉を、k枚使ったとします。
残り500(n-k)円を100円玉と50円玉と10円玉で支払えばよいわけです。
500(n-k)=100・5(n-k)なので、(2)の結果から、
f100(5(n-k))通りの支払い方があります。
kは0からnまでの場合があるので


NO.1686  硬貨の両替(1)  2007.9.3  水の流れ

問題の一部修正 9/3 21:00

第196回数学的な応募問題


皆さん、次のような両替の問題を考えました。よろしくお願いします。

問題1:50n円を50円硬貨、10円硬貨だけで集金する方法は何通りあるか。nで表せ。

問題2:100n円を、100円硬貨、50円硬貨、110円硬貨だけで集金する方法は何通りあるか。nで表せ。

問題3:500n円を、500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨だけで集金する方法は何通りあるか。nで表せ。
以上の問題で、nは自然数を表す。

<ヒント:解法が分からなかったら、n=1、2、3、・・・と実際に数えていき、 漸化式を作ってください。>

注:この記事に関する投稿の掲載は、2007年9月24日以降とします。

NO.1685  分配問題 (2)  2007.9.3  夜ふかしのつらいおじさん

問題1
一つのボールはAかBのどちらかの箱に入るのですべての入れ方は、25通りあります。 そのうち、Aだけ、Bだけの入り方の2通りを引けばよいので

    25−2
   =30通り

問題2
一つのボールはA、B、Cのどれかに入るのですべての入れ方は、35通りあります。
A、B、Cのうち2つの箱の選び方は、32通り、
2つの箱への入れ方は、問題1より、25−2通り A、B、Cのうち1つの箱の選び方は、31通り、
1つの箱への入れ方は、1通りなので

    3532×(25−2)−31×1
   =243−3×30−3
   =150通り

問題3
問題2と同様の考え方をして、少し整理の方法を変えます。

    4543×{3532×(25−2)−31×1}−42×(25−2)−41×15
   =1×45−4×35+6×25−4×15
   =44×4543×3542×2541×15
   =44×4543×3542×2541×15・・・・・・(1)
   =1×1024−4×243+6×32−4×1
   =240通り

問題4
問題3の(1)の式から考えて


問題3を例に具体的に考えます。

44×4543×3542×2541×15・・・・・・(1)
箱を、A、B、C、Dとします。

(1)の第1項で使われる箱は
  ABCD
  ABC、ABD、ACD、BCD
  AB、AC、AD、BC、BD、CD
  A、B、C、D
の15通りです。 最初のABCDの4つ以外の場合を省けば良いわけです。

(1)の第2項で使われる箱は
43で選ぶ箱が
(1)ABCのときは(2)ABDのときは(3)ACDのときは(4)BCDのときは
AB、AC、BCAB、AD、BDAC、AD、CDBD、BD、CD
A、B、CA、B、DA、C、DB、C、D

(1)の第3項で使われる箱は
42で選ぶ箱が
(1)ABのときは(2)ACのときは(3)ADのときは(4)BCのときは
A、BA、CA、DB、C

(1)の第4項で使われる箱は
41で選ぶ箱は
(1)A(2)B(3)C(4)D

第1項ではどれも1回しか現れませんが、第2項や第3項では複数回現れます。
 ABCABDACDBCD
第2項1回1回1回1回
第3項----
第4項----

 ABACADBCBDCD
第2項2回2回2回2回2回2回
第3項1回1回1回1回1回1回
第4項------

 
第2項3回3回3回3回
第3項3回3回3回3回
第4項1回1回1回1回

問題5
(2)のmを6、nを5にして



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