Weekend Mathematics/コロキウム室/NO.203
NO.1585 2006.4.24. 水の流れ 有名な多項式 皆さん、次の連立漸化式からなる多項式(xn、yn)について、
xn+2=2・x・xn+1―xn
yn+2=2・x・yn+1―yn
ただし、x0=1、x1=x 、y0=0、y1=1 、 nは0以上の整数
問1:多項式(x2、y2)、(x3、y3)、 (x4、y4)、(x5、y5)、 (x6、y6)を求めよ。
問2:x=cosθ としたとき、(xn、yn)は何を表しているか、考えてください。
問3:多項式(xn、yn)に名前が付いています。調べてください。
注:この記事に関する投稿の掲載は、5月15日以降とします。
NO.1584 2006.4.22. 三角定規 円周率に関する不等式(6) 880/280 と √2+√3 の大小の評価はどうやるんですか
√2+√3 と 880/280=22/7 の大小 ⇔ 5+2√6 と 484/49 の大小 (両辺を平方した) ⇔ 2√6 と 484/49−5 = 239/49 の大小 ( 5 を移項した) ⇔ 24 と (239/49)2=57121/2401 の大小 (両辺を平方した)
24−57121/2401=(24・2401−57121)/2401=(57624−57121)/2401=503/2401>0
よって,√2+√3 >22/7。
円周率に関する不等式(4) の問題点は,
880/280 と √2+√3 の大小の評価
よりも,π<22/7 を示すことの方が難しい,ようです。
この問題にチャレンジされている皆様,健康にはくれぐれもご留意ください。
http://www2.ocn.ne.jp/~mizuryu/toukou2/nissi68.htmlの NO19::2006年3月12日(日) に書かれているとおりです。
NO.1583 2006.4.1. BossF 円周率に関する不等式(5) 880/280 と √2+√3 の大小の評価はどうやるんですか?
NO.1582 2006.4.8. 水の流れ n個の鍵(1) 皆さん、ここにn個の扉があって、1からnまでのどれかの鍵で扉を開くことができます。ただし、どの鍵もどれか1つの扉にだけを開くことができるものとする。ここで、太郎さんはそのことを知っているものとする。太郎さんは扉の前に来て鍵をどれか見つけて差し込み、開かなければ次々に別の鍵を試し、開ければ次の扉へと進む。
さて、鍵を1つ差し込んで開けるかどうかを試みるのに1分かかるとすると、太郎さんがすべての扉を開けるまでに鍵を差し込む時間の合計の期待値は何分だろうか。次の問に答えてください。
問題1:n=1のときの期待値を求めよ。
問題2:n=2のときの期待値を求めよ。
問題3:n=3のときの期待値を求めよ。
問題4:n=4のときの期待値を求めよ。
問題5:n個の扉をすべて開けるまでに試みる時間の期待値を求めよ。
<出典:大学への数学1996年6月号学力コンテストからの改題>
注:この記事に関する投稿の掲載は、4月24日以降とします。
NO.1581 2006.4.1. 中川 幸一 円周率に関する不等式(4) エレガントな解答が出来たので紹介します。