Weekend Mathematics/コロキウム室/NO.153
NO.1289 | 2002.9.19. | BossF | ある形に表せない整数(2) |
(1)
n ≧ p2 であるとき、n を pで割った商を x 余りを y とすると、
n = x・p+y で、
x≧p、0≦y≦p ですから、題意は示されました■
(2)
まず、xi、yi が * を満たし、xi<pの時
x1<x2 ならば、
px1+y1≦px1+x1 、 px2≦px2+y2 で
px2-(px1+x1)=p(x2-x1)-x1≧p-x1>0 だから
px1+y1<px2+y2 である…@ことに注意します。
さて、 * の形に表せるは、x を固定して考えると
y は0〜xを動くから x+1 通り
よって、x<p での総数は
Σ(x=0 to p-1)(x+1)=p(p+1)/2
これらは、@により全て異なりますから(1)とにより
求める個数は
p2-1-p(p+1)/2=(p-2)(p+1)/2 …答 ■
NO.1290 | 2002.9.19. | BossF | 四面体と平行四辺形(2) |
(1)
一般に2平面α 、β の交線を l とし、l に平行な α 上の直線を m とする時、mを含む平面 γ (≠α)は l に平行ですから、γ と β の交線 n は l と平行になります。
したがって、PQ//OB//RS, PS//AC//QR…@
i.e四辺形PQRSは平行四辺形です。
(2)
まず、@より、
θ=∠QPS=OBとACのなす角=constant に注意します。
さて、OP:PA=t:1-t (0<t<1) とすると、
@より PQ=(1-t)OB、PS=tAC
よって
□PQRS=t(1-t)OB・AC sinθ/2≦OB・AC sinθ/8
等号は t=1/2 のとき
つまり、P、Q、R、Sが各辺の中点である時最大になります ■
NO.1291 | 2002.9.19. | BossF | 等差数列(2) |
まず、有理等差数列の公差は有理数である…@ことに注意します。
次に、1/p,2/(p+q),1/q の大小を考えます
1/p-2/(p+q)=(q-p)/{p(p+q)}>0
同様にして容易に
2/(p+q)-1/q>0
すなわち
1/p>2/(p+q)>1/q…A
すると、和が最小となるものを考えるのですから
初項=1/p 末項=1/q なる数列で、項数が最も少ないを考えれば十分です。…B
さて、Aを通分しますと
{q(p+q)}/{pq(p+q)}>(2pq)/{pq(p+q)}>{p(p+q)}/{pq(p+q)} ですから
1/p,2/(p+q),1/q が(この順に)等差数列の項をなす
⇔q(p+q),2pq,p(p+q) が等差数列の項をなす…C
Cの時、その公差d は@Bより整数とできます。
さらに、
q(p+q)-2pq=q(q-p) 2pq-p(p+q)=p(q-p) から、
ldl は、q(q-p)、p(q-p) の公約数であり
項数を最小にするためにはGCMであることが必要です
すなわち ldl=q-p
すると、項数は {q(p+q)-p(p+q)}/ldl=p+q より p+q+1項
以上より最小なる和は
(1/p+1/q)(p+q+1)/2 …答 ■
NO.1292 | 2002.9.21. | wasmath | ある形に表せない整数(3) |
(1)任意の自然数nに対して、
px≦n<p(x+1)
を満たす整数x(≧0)が存在する。
n≧p2ならば、nの最大性より
x≧p
となるから、
y=n−px
とおくと
0≦y<p(x+1)ーpx=p≦x
よって、n=px+y、0≦y≦xと表せる。
(2)(1)の冒頭で述べたことより、(*)の形に表せない0以上の整数は、
px+y(x≧0、x+1≦y≦p−1)
と表されることになる。このような整数は、
x≧0かつx+1≦y≦p−1、すなわち0≦x≦p−2
の範囲に存在し、各xについてp−1−x個あるから、
求める個数は、
NO.1293 | 2002.9.23. | 水の流れ | 回転体の体積(1) |
NO.1294 | 2002.9.27. | BossF | 回転体の体積(2) |
(1) y=x2-4x+5,y=2x [y軸]
y=x2-4x+5をxの2次方程式と見て解き
で、ゴリゴリ計算してもいいのですが…(^^;;
バームクーヘン分割といわれる奴で
[解]
「x=x の時の領域の y 方向の幅は -x2+6x-5
これをy軸の回りに回転して得られる円筒の側面積は
2πx(-x2+6x-5) これに厚みdx を掛ければ
dV= 2πx(-x2+6x-5)dx 」(これは、特にことわらなくてもよいようです。)
したがって
…答
(2)y=x,y=x2-x [y=x]
これも、水の流れさんのヒントの様にPQをtで表して積分してもいいのですが…(^^;;
ひとつ、傘形分割といわれる奴で
[解]
「x=x の時の領域の y 方向の幅は L=-x2+2x
これをy=xの回りに回転して得られる傘形を考える。
傘形を円錐の側面とみたとき、その円錐の底面の半径rは
r=L/√2
したがって、傘形の側面積はπL2/√2=π(-x2+2x)2/√2
これに厚みdxを掛けて
dV=π(-x2+2x)2/√2・dx=π/√2・(x4-4x3+4x2)dx」
(これも、特にことわらなくていいようです。)
したがって、
…答
NO.1295 | 2002.9.27. | 晴夫 | xのx乗 |
質問なんですがf(x)=xx
を不定積分するとどうなるんですか?